「武林聖火令」 | kiyokiyo world Ⅱ

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昔の功夫映画ばかりです。

1983年の香港映画。魯俊谷監督。武術指導は郭追さんと元德さん。

 

蕭玉さんと妻はそれぞれ赤子を背負った状態で追っ手から逃げています。劉雪華さんが彼らを追い詰めます。武林界の頂点に立つために武林聖火の在りかを教えろと迫ります。

 

劉雪華さんより立場が下の少林寺の詹森さん、武當派の關鋒さん、崆峒派掌門の黃薇薇さん、竹山教の教主、華山派と崑崙派の掌門、常青幫幫主などが追いかけてきて、自分によこせと騒ぎます。蕭玉さんは在りかを教えると宣言。服を破り、自分の指を切って血を出し、場所を書いて、彼らに向かって投げます。

 

いち早く動いてゲットする劉雪華さん。彼女は相方の白彪さんとそれを読むと、彼らに渡して、去ります。詹森さんたちは奪い合います。ちぎれてしまったので、パズルのように組み合わせて修復。みんなで読むと、劉雪華さんたちを追います。

 

蕭玉さんと妻は時間稼ぎのために偽りの言葉を書いたのでした。バレるのは時間の問題。可愛い息子と娘をどうしたら守れるか考えます。

 

キレた劉雪華さんは彼らを見つけ出し、猛烈な勢いで攻撃してきます。白彪さんも到着。2人ともめちゃくちゃ強い。蕭玉さんと妻は亡くなります。情報源を失った劉雪華さんたちは息子を殺そうとします。

 

突然、強風と笑い声が響き渡り、劉雪華さんたちを苦しめます。郭追さんでした。彼の笑い声は破壊力が凄まじく、さすがの彼らも何もできないレベル。ひたすら耐えるしかない。

 

郭追さんは武林聖火問題を18年後に先送りし、息子を助けることにします。劉雪華さんは妻の近くで泣いている娘を発見。やってきた詹森さんたちから逃げるために娘を連れて姿を消します。

 

詹森さんたちはめげずに武林聖火を探し続けます。

 

18年間の間に息子は成長して、莫少聰さんに。自分の過去を知りたいと願い、もっと強くなろうとする彼に郭追さんは自分の力の扱い方をよく考えて、強くなるように言います。郭追さんは利己的な武林界にうんざりしているようです。

 

峨嵋正派の劉雪華さんは3人の優秀な部下を従え、更にパワーアップしていました。部下の1人は楊菁菁さん。劉雪華さんはきまりを破って、男性と仲良くなっていた部下を厳しく罰します。

 

男子禁制の場所なのに劉少君さんがやってきます。3人の部下が彼と戦います。なかなか強い。劉雪華さんが戦おうと動き出したところで白彪さんが登場。劉少君さんは彼の弟子だったのです。

 

マナーを守らない彼らに怒りが治まらない劉雪華さんでしたが、武林聖火の話を持ち出されて、考えを変えます。そうか、白彪さんとまた協力して、今度こそ武林聖火をゲットだぜ炎

 

ということで、再び、戦力を高めるために「飛龍異莊」で修行に励む2人。

 

郭追さんも莫少聰さんに謎の言葉が書かれた紙を渡し、暗記を命じます。そして、下山するように言います。

 

郭追さんは武林聖火の在りかを教え、彼の過去を教えます。両親の悲しい最期を知り、ショックを受ける莫少聰さん。まずは武林聖火を取ってくるように言われ、気合いを入れます。リベンジはそれからだ!!

 

さて、蛇の扱いが上手い王清河さん。娘の翁靜晶さんと川の近くで暮らしています。突然、鬼っぽい人たちに襲われます。殺されそうになったとき、莫少聰さんが登場し、彼らを助けてくれます。翁靜晶さんは彼に一目惚れラブラブいろいろ話をします。「待月洞」へ行くと知ると、彼らは止めようとします。生きて帰って来た人はいないとのこと・・・。

 

しかし、莫少聰さんは彼らが止めるのも聞かずに「待月澗」へ向かいます。遠くで彼の活躍を劉少君さんが見ていました。

 

劉少君さんは先回りし、手下と宝探しをします。彼らは「待月澗」の中に入ろうとしますが、見えないバリアが張ってあり、手下2人は池に落下。骸骨になり、悪霊となって襲いかかってきます。残りの2人が殺され、劉少君さんもけがを負います。

 

そこに莫少聰さん、登場!悪霊を追い払ってくれます。劉少君さんは悪霊に毒を注入されていました。郭追さんから持たされていた解毒剤をすぐに飲ませてあげます。

 

莫少聰さんは「待月澗」へ入っていきます。中は暗く、「闖入者死」という文字が出てきます。

 

莫少聰さんは暗記した言葉を思い出しながら、飛んでくるデカい文字を所定の場所にはめていきます。そうすると奥に会った大きな太鼓が割れ、中から武林聖火と取り扱い説明書を持った骸骨が出てきますドクロミッション成功!!

 

「待月澗」から出てきた莫少聰さんは劉少君さんと帰ります。そして、翁靜晶さんに会いに行きますが、家がめちゃくちゃになっていました・・・。あの鬼たちがまたやってきて、彼女を誘拐したのでした。彼らは女の子の血を求める一族だったのです。重傷を負った王清河さんは彼に娘の救出と面倒を頼み、力尽きます。

 

劉少君さんが一族の居場所を知っていたので、一緒に乗り込みます。一族のボスは江島さんでした。江島さんは絵巻物から2人の部下を引っ張り出し、彼らと対決させます。別な絵巻物からまた部下が出てきて、彼らを苦しめます。

 

彼らは火に弱いことに気づきます。なので、火で彼らを倒します。江島さんは生き返らせようとしていた緑の遺体 朱客さんを操ろうとしますが、彼は江島さんを殺し、好き放題に暴れ出します。

 

何をしても効き目がない。とにかく強い朱客さん。背中に背負っていた武林聖火に触れた朱客さんは弱ります。莫少聰さんは武林聖火で攻撃を続け、彼を倒します。英語を話していたので、中国人の亡骸ではなかったという設定でした。

 

翁靜晶さんは助かったことを喜びますが、父の死を知り、とても落ち込みます。劉少君さんは帰り、莫少聰さんは彼女を連れて、山へ戻ります。

 

劉雪華さんの2人の部下が実戦練習をしていると、文雪兒さんがやってきて、彼らをからかいます。文雪兒さんは男役。男子禁制なので、2人は彼女を攻撃します。途中から楊菁菁さんも加わります。文雪兒さんは蛇攻撃をして、逃げますヘビ1人が噛まれ、けがをします。

 

その様子を見ていた莫少聰さんと翁靜晶さん。翁靜晶さんは蛇の扱いに慣れているので、持っていた薬で彼女を助けてあげます。しかし、落ちていた蛇を触った翁靜晶さんは右手の人差し指が腫れてしまいます。

 

楊菁菁さんは劉雪華さんに罰せられるのを覚悟で彼らを助けることにします。「怡安夜店」に案内します。楊菁菁さんはすぐに帰ります。怒りが治まらない文雪兒さんが戻る途中の楊菁菁さんを攻撃してきます。しばらく続く戦い。

 

莫少聰さんは楊菁菁さんに加勢しようとします。やる気がなくなった文雪兒さんは消えます。

 

ほっとしたのもつかの間、劉雪華さんがやってきます。激オコ!楊菁菁さんに罰を与える宣言をして、庇う莫少聰さんを殺しにかかります。

 

莫少聰さんは郭追さんから学んだ笑い声で対抗。劉雪華さんは耳を閉じることができるようになっており、エネルギーが吸い取られないように防御します。

 

笑い疲れた莫少聰さんは劉雪華さんに襲われ、殺されそうになります。翁靜晶さんの蛇に噛まれた指はなぜか力をもつようになっており、劉雪華さんをぶっ飛ばします。劉雪華さんは戦いを打ち切り、楊菁菁さんを連れて帰ります。

 

莫少聰さんは山に戻ります。郭追さんは武林聖火を見て、大喜び。翁靜晶さんが一緒に暮らすことにも同意します。

 

郭追さんは彼が劉雪華さんとごたごたがあったことを知り、驚きます。莫少聰さんは親の仇に会っていたことに衝撃を受けます。

 

翁靜晶さんは稀な蛇のパワーを得たため、強くなっていたことが判明。

 

郭追さんは1ヶ月後の戦いを見据え、莫少聰さんを鍛えることにします。

 

劉雪華さんは莫少聰さん情報を白彪さんに伝えに行きます。その場にいた劉少君さんはうっかり莫少聰さん情報をべらべら喋ってしまいます。

 

劉雪華さんは白彪さんに言ってないことがあるようで、誤魔化して帰宅。「練功房」に入ります。3日間、楊菁菁さんが罰を受けていました。彼女と面会すると、隠し持っていた青い武林聖火を見せます。楊菁菁さんは蛇トラブルの際に莫少聰さんが同じものを持っていたことを思い出し、劉雪華さんに告げます。

 

彼らが双子であると気付いた劉雪華さんはその事実を隠し、楊菁菁さんに嘘の話を教えます。楊菁菁さんは郭追さんが両親を殺したと信じた状態で武林聖火を使った修行に取り組みます。

 

楊菁菁さんが血を武林聖火に吐くと、文字が浮き出てきます。そこに書かれていたのはこの武林聖火を使った攻撃方法でした。

 

2人ともパワーアップ!ついでに翁靜晶さんも!!

 

さて、劉雪華さんのところに七大門派がやってきます。探し求めた武林聖火があると知ったのでした。誰がタレ込んだのか。

 

楊菁菁さんがいる「練功房」に劉少君さんがやってきます。その前に白彪さんがやってきて、楊菁菁さんから武林聖火を奪います。

 

それを知った劉雪華さんは取り返しに行きます。バトる2人。揉める2人を文雪兒さんが遠くから見ていました。話し合いの結果、彼らは双子同士を戦わせて、武林聖火を手に入れようという結論を出し、戦いを止めます。

 

白彪さんがそれを持っていても使えるのは楊菁菁さんだけですし。

 

七大門派が白彪さんのところにやってきました。白彪さんはあっという間に彼らを倒します。

 

文雪兒さんは全ての流れを遠くから見ていました。

 

楊菁菁さんは莫少聰さんたちのいる山にやって来ました。彼女は翁靜晶さんと2人きりになり、殺そうとします。しかし、翁靜晶さんは優しい。殺すのをためらっていると、劉雪華さんが現れ、急かします。

 

逃げようとする翁靜晶さんを崖から落とします。白彪さんのマントが彼女を救います。

 

莫少聰さんは2人が戻ってこないことを心配していました。劉雪華さんが現れ、襲ってきます。白彪さんが翁靜晶さんを連れて、やってきます。

 

莫少聰さんは彼女を助けるために自分の武林聖火を渡すことを同意します。白彪さんに投げ渡したときに郭追さんがやってきて、それを妨害します。戦う郭追さんと白彪さん。

 

劉雪華さんは楊菁菁さんに郭追さんを攻撃するようにけしかけます。

 

郭追さんは2つの武林聖火を見て、驚きます。そして、楊菁菁さんが誤解していることに気付きます。話の矛盾を突き、楊菁菁さんは混乱してしまいます。莫少聰さんと楊菁菁さんはお互いが双子であることに驚きます。

 

焦った劉雪華さんと白彪さんは2人で戦うことにします。郭追さんは笑い声で対抗しますが、攻撃を受けます。

 

3人で地下室へ逃げます。莫少聰さんは郭追さんが攻撃を受けたことにショックを受けます。郭追さんは2つの武林聖火を合わせて戦えば勝てると励まします。

 

楊菁菁さんは果たして真実にたどり着けたのでしょうか。全ては彼女次第です。

 

楊菁菁さんは劉雪華さんに会いに行きますが、2人の部下に冷たくされ、会うことができません。困っていると、文雪兒さんがやってきます。またけんかを売ってくるのかと構えていると、真実を教えてくれます。やっぱり郭追さんの言っていたことは本当だったんだ!!文雪兒さんは武林聖火を取り戻す手伝いもしてくれます。

 

白彪さんと修行していた劉雪華さんは2人の部下の報告を聞いて、激怒。合わせ技で彼らを殺してしまいます。様子を見ていた龍少君さんはドン引き。

 

再び、山へ行った楊菁菁さんは莫少聰さんと涙の和解。復讐を誓います。

 

決戦の日。9月18日。戦いが始まります。武林聖火にはまっている珠が外れ、攻撃をします。

 

莫少聰さんたちは武林聖火を重ねて1つの剣にします。翁靜晶さんが指から赤いビームを発して、そこからたくさんのミニ武林聖火を出します。体に刺さって苦しむ劉雪華さんたち。翁靜晶さんは攻撃の手を緩めません。劉雪華さんを倒します。そして、うっかり劉少君さんも倒してしまいます。

 

劉少君さんを盾にしようとする劉雪華さんたちを見て、莫少聰さんたちは武林聖火を巨大化し、蠅叩き状態で叩き潰します。ビーム攻撃を追加し、復讐完了!

 

劉少君さんは死にそうでしたが、大丈夫そうです。郭追さんと翁靜晶さんはお先に帰宅。莫少聰さんたちは巨大武林聖火に乗って、山へ戻ります。白骨化した劉雪華さんと白彪さんの姿がチラ見え。終わり。

 

ほんとに忙しい映画でしたアセアセどうしてそんなにせっかちなの!?魯俊谷さんの映画はいつもそんな感じがします。

 

楊菁菁さんがめちゃくちゃかわいかったですOK莫少聰さんも目が大きいから、双子設定は納得。

 

劉雪華さんは性格がキツい老婆役だし、鼻血出すし、顔を青く塗るし、髪が乱れた状態で戦うし。ほんとによくがんばって演じていました。

 

YouTubeに1965年の「武林聖火令」があったので、そちらも参考にしました。ゆったりとした展開で味わい深かったです。

 

郭追さんが出ている未見の映画を観ることができ、嬉しかったです爆  笑飛び出すハート

 

presented by kazzpさん(ありがとうございました!!)