1984年の台湾映画。
少林寺で金榮一さんが弟子と共に修行をしています。とても強い彼の目的は少林寺を手に入れること。
場面が代わり3人の僧が仲良くけんかしておりました。彼らの兄弟子は羅銳さん。大変優秀な人でしたが、家系が有名なため、出家を師匠から許されていませんでした。涙目の羅銳さんを励ます3人の弟弟子たち。4人はとても仲良し。
あるとき、寺に見知らぬ人たちがやってきました。宮廷からの知らせを持ってきたというのですが、どうも怪しい雰囲気。弟弟子の1人が剣を持った部下の男性と戦います。弟弟子がけがをしたので、羅銳さんが棍術で戦います。
短剣2本を持った部下の女性も倒して、追い詰めようとしたとき、師叔の金榮一さんが登場し、戦いを止めます。そして、見知らぬ3人組を丁寧にもてなします。
怪しい彼らにやたらと丁寧に接し、羅銳さんたちの態度の悪さを叱ります。羅銳さんたちはムカつきながらも我慢します。
深夜、師匠のところに彼らを案内する金榮一さん。見張りの僧に去るように命じます。宮廷の遣いは師匠に対して、あなたは反逆者だから、代わりに金榮一さんを少林寺のトップにするという知らせをします。
そして、遣いは師匠が所持していた「金剛經」も渡すように迫ります。師匠は遣いの部下2人と戦います。
4人は離れた場所で少林寺の隣に尼寺ができたらいいなと話をしています。そこに師匠の部屋の見張りをしていた仲間が通りかかります。羅銳さんは嫌な予感がします。見張りを外すなんておかしい。4人は様子を見に行くことにします。
師匠は部下2人を倒しますが、大人しくしていた金榮一さんがここで本性を表します。女性がいきなり胸をはだけます。胸にはトカゲのイラストが。ついついガン見してしまう師匠その隙に金榮一さんが背後から強烈な攻撃を仕掛けます。血を吐いて倒れる師匠。師匠は金榮一さんが裏切者であることを知ります。
部屋から蹴り飛ばされて飛び出してきた師匠を4人は抱えると、その場を離れます。
師匠は「金剛經」を守ること、チベットへ行くことを約束させ、金榮一さんの裏切りを知らせ、力尽きます。4人は復讐したい気持ちを堪えて、少林寺を去ります。
金榮一さんは4人を探し回ります。羅銳さんたちは反逆者扱いされ、指名手配犯として追われる身になっていました。
ある街で彼らを捕まえようとする集団に囲まれてしまいます。逃げることができましたが、これからも追跡は続くでしょう。髪を伸ばして、結婚すれば、バレないと言い出す弟弟子を叱る羅銳さん。
一番下の弟弟子 安大旭さんは意中の女性がいるようで、僧の自覚が足りないようです。でも、愛嬌があって憎めない。
金榮一さんは少林寺を手に入れ、満足そう。遣いは「金剛經」を欲しがります。皇帝に渡すためです。なので、金榮一さんはもう少しがんばることにします。
安大旭さんは従姉妹 李銀淑さんに会いに行きます。李銀淑さんは彼の愛する女性でもありました彼は彼女がしつこい男性に絡まれた際、その男性を殺してしまったことが原因で少林寺に入門したようです。仕方なく入ったので、浮ついた感じなのですね。
李銀淑さんの父がチベットへ行くときに力になってくれそうなので、全員で彼女の家へ向かいます。
が、遣いの部下が先に家を襲っており、李銀淑さんの父も使用人も全員殺されていました。
帰宅した李銀淑さんは父の遺体に駆け寄りますが、実は手下が死んだふりをしていたのでした。人質にされます。
安大旭さんは彼女を守るためにわざと人質にされた李銀淑さんを置いて、4人で立ち去ろうとします。焦った部下は李銀淑さんを手放して、4人に襲いかかります。
敵は部下だけと思っていたのですが、実は使用人の遺体も敵が死んだふりをしていたのでした。いきなり起き上がって襲いかかってきます。李海興さん、動きがすごい!
4人の活躍で劣勢になってしまった部下は逃げます。4人は落ち込む李銀淑さんを連れて移動を再開します。
李銀淑さんは彼らが来たために父が亡くなったので、安大旭さんに怒りをぶつけます。1人でいなくなってしまった彼女。追いかけます。
彼女は彼らから離れて、1人で移動しようとしたところを部下に見つかり、捕まえられてしまいます。
乱暴されそうになる直前を羅銳さんが発見。ギリで助かります。部下は羅銳さんに倒されます。李銀淑さんは一番の敵は4人ではないと反省し、一緒に行動することにします。
李海興さんはしつこく彼らを追跡。
安大旭さんは李銀淑さんと仲良くしようとしますが、彼女は冷たい態度。でも、挫けない安大旭さん、立派!!
チベットへの道のりは遠く険しいものでした。川を渡ることになったので、1番目の弟弟子 王龍さんが川守を探しに行きます。見つけたと思ったら、短剣2本使いの部下の女性でした。
王龍さんは部下を倒すと、自分で舟を動かし、移動します。それを林から李海興さんが発見。弓矢で攻撃を仕掛けてきます。大急ぎで舟に乗り込み、逃げますが、2番目の弟弟子が重傷を負います。
金榮一さんは李海興さんが木に刺していた矢からメッセージをゲットし、羅銳さんたちを追います。
雪が降り、激寒い山を5人は移動。李海興さんがそりで降りてきて、彼らとの距離を詰めてきます。
重傷を負っていた弟弟子は遂に力尽きます。チベットに行くべきなのかと思う弟弟子たちに羅銳さんはだからこそチベットに行かなくてはならないと言い聞かせます。
復讐しないとやってられないと弟弟子たちは彼から離れます。1人で遺体を弔った直後、鈴をたくさんつけた変な男性たちが羅銳さんを狙ってきます。
一方、弟弟子たちは李海興さんと戦っていました。
彼らの元に向かおうとする途中で変な雪山を発見します。突然、中から水色の服を着た男性が飛び出してきます。戴徹さん。わ~ぃ!かっこいい~。
しかし、彼は撮影に専念するためだったのか、かなりのシーンがダブルでした。残念。戴徹さんを倒し、弟弟子たちの元へ駆けつけます。
弓矢攻撃で苦しむ弟弟子たち。李銀淑さんを身を挺して守ります。そこに登場した羅銳さん。彼も苦労しながら、李海興さんと戦います。
李海興さんを倒しましたが、今度は安大旭さんが重傷を負ってしまいました。これでもチベットに向かうのかと、キレる李銀淑さん。確かに・・・羅銳さんは彼の手当てに時間をかけることにします。
どうにかがんばれそうだと判断。旅を続けます。
金榮一さんは李海興さんの遺体を発見。
4人は棺がたくさん置かれた不気味なところで野宿することにします。安大旭さんが見回りに出たときに棺から隠れていたたくさんの手下たちが登場します。みんなで倒しますが、安大旭さんがまたけがを負ってしまいます。今回のはかなり深刻でした。
安大旭さんは李銀淑さんと2人きりにしてほしいと頼み、2人で結婚したときのことを妄想しながら、過ごします。そして、亡くなります。大切な弟弟子を2人も失い、激ギレする羅銳さん
街に出たときに安大旭さんが李銀淑さんのために買ったきれいな翡翠の飾り。これが形見となりました・・・。
彼のお墓を作っていると、忍者が手裏剣を手に登場。安大旭さんのお墓にたくさんの手裏剣が刺さりますそして、周りに火を点け、3人が逃げられないようにしてきます。なんで忍者かな?忍者の中に戴徹さんがいたように感じます。顔が隠れているから、断言できないけど。
戦っている間に白忍者が李銀淑さんを誘拐します。白忍者と王龍さんとの戦いが繰り広げられます。これも見事な戦いでした。激闘の末、白忍者を倒し、李銀淑さんを救出します。
羅銳さんは金榮一さんと対峙していました。金榮一さんのマントや数珠が戦いに効果的に取り入れられているところがよかったです。キックとバク転の嵐最後は金榮一さんを半分に折って(!?)、勝ちます。
そして、やってきた王龍さんと李銀淑さんと合流。3人でチベットへ向かう姿が映し出され、終了となります。
スピーディーなアクションが満載羅銳さんがすごいのはもちろんだけど、彼をかっこよく見せるために他の俳優さんたちもがんばっているのがいいなと思いました。だから、みんなかっこいい。
舞台は殆ど外。ですが、敵の衣装などは結構凝っていて、あまりお金がない中、がんばって作ったんだろうな~という感じを受けました