1974年の香港映画。武術指導が成龍さん。
しばらく香港(?)を空から見た風景が映し出されます。あぁ、行ってみたい・・・
港。捜査官が隠れています。これから来る船を待っているようです。ベンツも到着。密輸かな。
ベンツから降りてきた人物の護衛役に火星さんがおりました。桟橋で麻薬取引を終えようとしたところを捜査官が押さえます。
悪人たちは大暴れ。捜査官2人は健闘しますが、あまりにも相手が多過ぎた。捕まってしまいます。そして、自白剤を打たれた片方は組織の本拠地がバンコクであることを話してしまいます。
さて、アメリカ。組織のバンコク支部の職員6人が拉致されたことを知り、困り果てます。責任者はウォレスという人物を派遣することにします。が、彼は大雑把な人物で上層部にウケがよくありませんでした。責任者は彼に来てもらい、みんなに今後の計画を説明しようとしますが、ウォレスは自分の結婚式で欠勤していました。
ウォレスは結婚式を挙げる直前に同僚たちに取り押さえられ、バンコクに行くよう命じられます。イタリアに新婚旅行に行く予定だったのに。取り乱す花嫁。結婚はダメになりそうです。
しかたなく、ウォレスはバンコクへ向かいます。空港から誰かに尾行されていました。ホテルのロビーで施思さんがわざとぶつかって、手紙を渡してきます。中国語が読める受付に翻訳してもらいます。指定された場所へ来るようにということだったので、向かいます。当時のバンコクの様子がよく伝わってくるいい場面でした。
通行人に教えてもらいながら、場所を探します。リゾートホテルで待っていると、新しいメッセージが届けられます。
夜、キックボクシングを観戦していると、背後から施思さんに声をかけられます。「すぐに香港へ行って、功夫チャンピオンと連絡を取るように。」とのこと。なので、香港へ向かいます。
変わった外交官(?)と面会します。拳銃に勝る秘密の武器を持っているとのことですが、渡せないと断られます。功夫チャンピオンの情報もあまりもっていないようなので、自分で探すことにします。
ホテルの受付から近くで功夫大会が行われるので、そこへ行ってみてはどうかと提案されます。ラスト1枚のチケットをゲット。会場へ~。
仲間のジェリーとマックスと会います。チャンピオンは羅烈さん。羅烈さんは決勝戦で相手を倒し、優勝します。直後、誰かチャレンジする人はいないかとアナウンサーが言うので、ジェリーたちはウォレスを勝手に羅烈さんの前に送り出します。
彼なりにがんばりますが、羅烈さんは遠慮なく彼をボコります。爆笑するジェリーとマックス。が、あまりにも酷いやられっぷりに気まずくなり、2人は会場を後にします。
大けがのため、全身包帯で四肢を吊られた状態に。羅烈さんはお詫びと功夫を教えたいという挨拶をして、帰ろうとします。羅烈さんが探していた人物だと知り、引き止めようとしますが、羅烈さんはそのまま帰ってしまいます。
申し訳なさそうに見舞いに来たジェリーとマックス。ウォレスを鍼治療に連れて行きます。これでもう大丈夫。治るのが早い。
ジェリーたちは羅烈さんのところで修行をしていました。手を鍛え、次は足裏を鍛えるようです。
ウォレスが店で女性たちの踊りを見ていると、煙草売りに扮した施思さんがやって、メッセージを伝えます。ウォレスはしつこくついてくる男を殴ります。
ジェリーたちは足裏を鍛えて、疲れたので、おしりで移動して、娼婦に会いに行きます。
ウォレスはバレバレの変装でりんご売りに成りすまして移動悪の組織の中心人物の1人 佟林さんは彼に目をつけ、尾行します。
ウォレスは施思さんに会いに来たのでした。悪の組織は武術に長けており、銃だけでは太刀打ちできないそうです。拉致された6人は台湾にいるそうで、1人は施思さんの兄でした。
施思さんのところから出た直後、佟林さん一行に絡まれます。元彪さん、発見!ウォレスをビビらすために丸太を叩き割って見せる佟林さん。
佟林さんは手下に好きなようにボコっていいと言い残して、去ります。元武さん、梁小熊さんもいるかな。あまり強くないウォレスはやられてしまいます。心配して様子を見に来た施思さんが手下たちを追い払います。
施思さんはジェリーとマックスを探し、ウォレスが危険な立場にあることを知らせます。
3人は話し合った結果、協力することにします。ジェリーとマックスは領事館にある大金を盗みたいと言い出します。なんという引き換え条件・・・ウォレスは激怒しますが、彼らの武力はどうしてもほしい。
変な外交官に会い、彼らの要求を正直に伝えます。当然、怒る外交官。さて、どうなるか。
盗むことに意義があるそうです。ジェリーたち、変な奴。
3人とも納得はしませんが、仕事に取り掛かることにします。羅烈さんから功夫を教わります。羅烈さんのところに行くと、ウォレスにしつこく付きまとっていた男性を発見します。実は羅烈さんは刑事で、男性は彼の部下でした。ウォレスを警護していたのでした。
ウォレスも修行を始めます。6人が危険な状態になってきたので、外交官に強く迫り、特殊スーツを寄こすように言います。
特殊スーツを着たジェリーとマックスに発砲。2人はびっくりしますが、無傷でした。
施思さんが羅烈さんの道場に姿を現します。ウォレスは2人が繋がっていたことに驚きます。後ろに吳元俊さんが弟子の1人として立っていました。
マックスが施思さんにちょっかいをかけていると、佟林さんが手下を連れてやってきます。
格闘の末、佟林さんが羅烈さんが圧倒。怒った佟林さんは剣を持った元彪さんたちに襲わせます。が、それもダメでした。ヒートアップした佟林さんは別な部下に拳銃を撃たせます。左腕を怪我した羅烈さんの胸倉をつかんで唾を吐きかけると、脅迫して、立ち去ります。
心配したウォレスは羅烈さんに特殊スーツがあることを紹介します。
6人が処刑されそうだという情報を施思さんはもってきます。ウォレスは2人を連れて、台湾に行くことにします。
その前にジェリーたちは金庫のお金を盗みたいというので、渋々、外交官と交渉しますが、拒否されます。当たり前ですね。
ここでの会話でウォレスはリンカーン大統領の生年と没年が金庫を開ける暗証番号だと知ります。そして、トイレの場所を聞いて、トイレ内部を調べ始めます。
すぐにジェリーたちと会うと、図書館で暗証番号調べをします。
外交官は金庫を守るために警備を固めていました。彼はトイレをしながら、バイオリンを弾くという変わった趣味をもっていました。水を流すボタンを押した瞬間、水漏れが発生。
スタンバっていたジェリーたちが駆けつけます。修理をしているふりをして、トイレの壁を破り、金庫にたどり着きます。トイレの場所を調べていたのは金庫を破るためだったのです。護衛が外交官に振り回されている間にお金をゲット。ギリギリで逃げます。
ウォレスにも分け前があったのですが、彼は断ります。ほんとはほしいけどね。
飛行機のパイロットとCAになりすまして、搭乗します。マックスは女装。笑
台湾に到着~。羅烈さんと施思さんも合流。車椅子の楊志卿さんは関係者のようで、彼らに助言を与えてくれました。
街では悪の組織の手下たちが一般人を殴ったり、屋台の商品を壊したり。調子こいてる手下たちの前に5人が登場。慌てて、手下たちは逃げ出します。
佟林さんが多数の手下を従えて、やってきます。刀を持っている元彪さんや元武さんを発見。5人は彼らを倒します。マックスにやられる錢月笙さんを確認。イライラした佟林さんは手下に拳銃を持ってこさせます。
そして、佟林さんは羅烈さんと戦います。佟林さんが屋根に上がったので、羅烈さんは追います。建物内部をぶっ壊しながら戦い続ける2人。戦いを中断。手下は5人に向かって、拳銃を発射します。5人はすばやくマスクを被って、防御します。
いくら撃ってもびくともしない5人に唖然とする佟林さん。後ろに吳元俊さんがいる~。ヤケになった悪党たちは集団で襲いかかります。施思さんに殴られる陳樓さんを発見。
全員を倒し、敵地へ。奥で拘束されている6人を発見します。全員無事でした。
ウォレスはジェリーたちが盗んだ金を領事館に返します。外交官はお金が戻ったし、6人が助かったので、罪を問わないことにします。
ジェリーたちは台湾に向かう際、空港のロッカーにお金いっぱいのバッグを預けていました。取り出し、ウォレスに別れを告げます。ウォレスはアメリカに帰国予定。ジェリーたちはシンガポールに行くとのこと。ウォレスは外交官からもらった小切手を2人に渡して、去ります。
あまりの金額の多さに不信感を抱いた2人はバッグを開けます。盗んだ金がないことに気づき、ウォレスを追いかけますが、ウォレスは機上の人となっておりました~。
悔しそうに飛行機を見るジェリーとマックスの姿で終わりです。
ほのぼのとした映画でした。施思さん、かわいかった~
元彬さん、孟元文さんも出ているそうですが、画像があまりよくないため、確認できませんでした。