1973年の香港映画。副武術指導が金銘さんと梁小龍さん。
陳星さんは走っている汽車の屋根に飛び乗り、中に入ります。日本軍の列車でした。すぐにバレ、暴れる陳星さん。
彼はある人物を殺そうとしていたのですが、その人物は先に何者かによって暗殺されていました。陳星さんは慌てます。
遺体の目に刺さっていたミニ短剣を抜いて、逃亡を図ります。銃に狙われながらも奇跡的に無傷で逃げ出すことができました。
自分より先に手を下したのは誰?河原で陳星さんは弟分の高雄さんと合流します。
「龍石客棧」で一息入れる2人。彼らは秘密計画が狂ったことに驚きを隠せずにいました。謎の暗殺者は手際が良く、大量の銀貨も奪っていました。治安の悪い時期、場所ではありますが、陳星さんたちはねばることにします。
上官靈鳳さんは小さな牛車と共に道を歩いていました。馬驥さんは彼女の父です。
汽車での強盗殺人にキレているのは山茅さん。彼は地図を見て、犯人がいるであろう場所を推理。兵士たちに捜索と検問を命じます。
検問を通過しようとする上官靈鳳さんと馬驥さん。一般の人を見下した失礼な検問。上官靈鳳さんたちは牛車に病人を乗せていました。病人を気持ち悪そうに見て、通過を許可する兵士たち。
岑潛波さんは馬驥さんの弟子で病人のふりをしていただけでした。彼らは慎重に木箱を運びます。上官靈鳳さんたちの正体は!?木箱の中には大量の銀貨が入っていました。
ひっそりと調査をしていた高雄さんが帰宅し、陳星さんに報告をします。ミニ短剣の持ち主は女性。彼女は父と行動を共にしており、父は功夫の腕前がいいという。上官靈鳳さんではないか。彼らは金持ちから金品を奪い、貧しい人たちに分け与えることで有名でした。
陳星さんは彼らに革命を起こす仲間になってほしいと考えます。
岑潛波さんは街歩きを楽しんでいましたが、ポケットを切られ、小銭を盗まれたことに気づきます。スリを追います。
彼を捕まえようと揉みあった際、盗んだ銀貨が転がり出します。タイミング悪く、山茅さんに見つかってしまいます。部下に柯受良さん。
岑潛波さんは銀貨の出所を話すように脅されます。止めに入ったのは陳星さんたち。
彼は岑潛波さんもボコって、大人しくさせ、客棧に連れて帰ります。手当てをしながら、一緒に行動をしてほしいと迫ります。
上官靈鳳さんは岑潛波さんが戻ってこないことを心配していました。大量の銀を足のつかないお金に帰るまでは油断できません。「長昌金舗」を訪れます。店長はおらず、新しく来た副店長を紹介されます。倉田保昭先生でした。
馬驥さんから破門された弟子でした。嘘を積み重ねて偉くなった倉田先生に嫌悪感を示します。で、大騒動になってしまいます。
倉田先生は短剣を馬驥さんの背中に刺し、攻撃をします。龍方さん、発見。金銘さんも梁小龍さんもいるかな。多分、岑潛波さんが手下役で出ていました。馬驥さんは死力を振り絞って、上官靈鳳さんを逃がします。
山茅さんは苗天さんに陳星さんを絶対に捕まえるように命じていました。
馬驥さんに会いたい陳星さんたちは岑潛波さんと上官靈鳳さんの居場所に来ていました。ボロボロになった彼女が帰ってきます。取り乱している彼女に陳星さんは声をかけます。
陳星さんはお互いの目的達成のために協力しようと話をもちかけます。最初は攻撃的な態度を見せていた上官靈鳳さんでしたが、少しずつ態度を軟化させていきます。
陳星さんは倉田先生が銀貨のことを知らないと知り、これを利用した復讐計画を立てることにします。
苗天さんは「長昌金舗」の店長でした。帰宅して、店舗がめちゃくちゃになっていることに驚きます。苗天さんは銀の情報を聞かずに馬驥さんを殺してしまったことに文句を言います。悔しがる倉田先生。
苗天さんは上官靈鳳さんが馬驥さんに遺体を取りに来ると考え、遺体を囮にして捕まえる計画を立てます。
高雄さんはその情報を陳星さんに知らせます。焦る上官靈鳳さん。陳星さんは罠だとわかっているので、慎重に動こうとします。
客棧の前を軍隊が通ります。部隊のリーダーが上官靈鳳さんの仲間でした。合言葉を上官靈鳳さんから教えてもらった陳星さんが窓から叫びます。しばらくして、リーダーが部屋を訪問します。彼も馬驥さんの弟子であり、師匠の死を悲しみます。
苗天さんは馬驥さんの棺の陰に隠れ、上官靈鳳さんたちが来るのをずっと待っていました。途中で呼び出され、リーダーと会います。軍服を着て、変装している陳星さんと上官靈鳳さんも。当然のことながら、話し合いはこじれ、彼らは苗天さんに襲いかかります。
上官靈鳳さんにやられる手下役で、多分、金銘さん&梁小龍さんを発見。騒ぎを聞きつけた倉田先生。彼も暴れ出します。
上官靈鳳さんは苗天さんの目を攻撃して、倒します。岑潛波さんはこの戦いで亡くなります。陳星さんと倉田先生のバトルがめちゃ力強い・・・。
倉田先生は彼らに捕まります。知らせを聞いた山茅さんは激怒。
上官靈鳳さんは倉田先生を盾にして、馬驥さんの棺をゲットしようとします。棺に近寄ったリーダーは棺から出てきた腕に首を絞められます。
またここでひと騒動。上官靈鳳さんは銃で倉田先生を撃ちます。棺に隠れていたのは龍飛さんでした。リーダーも力尽きます。陳星さんは龍飛さんを倒します。そして、山茅さんがやってくる直前に隠れます。
危険を察知した陳星さんは上官靈鳳さんと高雄さんをこっそり逃がします。抵抗を試みるも、拳銃の弾が切れた陳星さんは覚悟を決めて、山茅さんの前に出ていきます。
山茅さんは銀貨の在りかを知りたいので、彼に近付きますが、陳星さんは殺されないだろうと考え、暴れます。捕まり、兵士たちにボコボコにされます。
上官靈鳳さんは陳星さんを自分の復讐計画に巻き込んでしまったことを申し訳なく思います。高雄さんはしつこく銀貨の在りかを尋ねます。陳星さんのことはあまり気にしてないような。銀貨の在りかを教えていいものか。悩む上官靈鳳さん。
上官靈鳳さんは銀貨のことは置いていおいて、陳星さんを救出する道を選びます。
陳星さんは拷問を受けていました。銀貨の在りか、知らないのに・・・。上官靈鳳さんが山茅さんを訪問します。
勇気のある彼女は山茅さんと取り引きをし、陳星さんとの面会までこぎつけることができました。
しかし、陳星さんは彼女が自分との約束を反故にし、山茅さん側についたと誤解します。
銀貨の隠し場所に高雄さんが来ていました。山茅さんが上官靈鳳さんと陳星さんを連れて、やってきます。
陳星さんの命を救いたいのに、理解してくれない・・・。上官靈鳳さんは山茅さんに銀貨の在りかを教えます。銀貨を目の当たりにして、隙が生まれる山茅さん。隠れていた高雄さんは剣を投げて、彼の右腕をダメにします。上官靈鳳さんと高雄さんで山茅さんを倒します。
上官靈鳳さんと陳星さんが仲直りをした瞬間、高雄さんは山茅さんの銃と銀貨の袋を手にします。あれ?高雄さんは彼らに銃を向けます。突然の裏切りにショックを受ける2人。
国のためとは口ばかり。自分のことしか考えていなかった高雄さん。隠していた馬に銀貨を積み、立ち去ります。
夢が潰えた陳星さん。だけど、上官靈鳳さんはそんなに落ち込んでいませんでした。彼を舟に乗せると、川を下り始めます。遠くから銃声が聞こえてきます。
高雄さんは軍に見つかり、追いかけられていました。馬から零れ落ちる銀貨。
陳星さんは上官靈鳳さんから舟の床を開けるよう言われます。開けてみると、銀貨を発見します。残りの銀貨なのかな?それともこちらが本物なのかな?とにかく、嬉しい
驚き過ぎて言葉が出ない陳星さんを乗せて、舟は川をどんどん下っていきます。
撃たれる高雄さんの姿で話は終わります。
陳星さん、上官靈鳳さん、倉田先生なので、暑苦しい映画でした。(褒めています。)
力強いアクションだけでなく、後半のハラハラドキドキする展開もすばらしかったです。最後はにっこり笑顔で終われるいい映画でした