1977年の台湾映画。「千刀萬里追」に続いて制作された3D映画です。
本当は98分くらいあるそうですが、私が観たのは73分の短いVer.。正式なものを観てみたいです。
さて、盗賊たちがある村を襲い、めちゃくちゃにしていきます。警察が駆けつけますが、捕まえることはできませんでした。盗賊の1人に乱暴された女性が悔しそうにしています。
13人の女性が尼寺に入り、剃髪します。
1797年5月。画家の古錚さんは村の名士である李影さんの娘に好意を抱いていました。しかし、娘は医者である梁修身さんと結婚することに。彼は李影さんにも娘にも気に入られていました。
李影さん宅では息子が街の若者に武術を教えていました。昔、盗賊に襲われたことがあるので、自衛できるようにしていたのでした。梁修身さんは武術の心得はないものの、豊富な知識を生かして、爆弾作りの技術を身に着けていました。
古錚さんは娘が結婚することを知り、ショックを受けます。腹が立った古錚さんは盗賊に2人の結婚式情報を流します。
梁修身さんは李影さんのために山の洞窟で爆弾を作り、渡します。
尼寺では尼たちが棍術の修行を熱心に行っていました。高僧が亡くなりそうでした。尼寺に壁画を描いていた古錚さんに帰ってもらい、尼だけで看取ります。
高僧は次の高僧を指名し、教えを説くと、亡くなります。壺と壺を重ねたのが高僧の棺でした。
結婚式が行われます。盗賊が梁修身さんの店「仁同堂老藥舗」を壊してから、李影さんの家へ向かいます。李影さんは街の老人、女性と子ども、そして、医者の梁修身さんを丘へ逃がします。護衛として数人の男性も行きました。
李影さんの元に街の男たちが集結し、盗賊を倒すべく奮闘します。しかし、彼らは強かった。劣勢になったため、李影さんは息子たちを逃がし、1人残ります。
盗賊のボスである白鷹さんは李影さんに金品を要求、古錚さんは娘を要求します。後ろにいる手下は葉飛揚さんではないか。
李影さんは彼らの要求をきっぱりと断ります。そして、爆弾を取り出して、自爆し、彼らを撃退します。
思ったより根性が座っている村の人たちに驚く白鷹さん。この技術、手に入れたい!リサーチ不足の古錚さんを怒ります。
村から脱出した息子たちは盗賊たちが追いかけてきているのを発見し、戦うことにします。梁修身さんも彼らと合流することにします。
丘にある尼寺へ到着した女性たち。高僧に助けを求めますが、彼女は亡くなっており、主人公である女性が新しい高僧になっていました。高僧は尼は殺しをしないと言って、女性たちを受け入れず、門を閉じてしまいます。
しかし、彼女たちを案じた別の尼が門を開け、入るように言います。
盗賊に追いつかれた息子たちは戦います。盗賊の柯受良さんと茅敬順さん、馬場さんが暴れ回ります。「千刀萬里追」からすぐにこの映画の製作に入ったんだろうな~。のこのこ戻ってきた梁修身さんが襲われそうになります。息子は彼は医者だから殺さないでほしいと言って、自らの命を絶ちます。
少し遅れて逃げていた女性たちが馬場さん、張紀平さんたちに捕まります。彼女たちは脅され、他の女性たちがどこに逃げたのかを話してしまいます。盗賊は尼寺に向かいます。
くノ一姿になった尼は尼寺の周辺を調べます。盗賊たちはやってきていました。
茅敬順さんたちは尼寺に侵入しますが、尼たちに捕まってしまいます。祈りに来ただけと主張する彼らを高僧は見逃してやります。
梁修身さんは李影さんの家に連れ戻されます。爆発してめちゃくちゃになっている部屋にショックを受けます。負傷した盗賊の治療をするように命じられます。そこに先ほどの女性たちもやってきます。乱暴されそうになります。梁修身さんがどうにもできずに困っていると、数人のくノ一尼が登場して、盗賊たちをやっつけ、女性たちを救ってくれます。
不在だった白鷹さんが戻ってきて、女性2人を発見。命令以外のことをした手下にキックします。むむ、王圻生さんもいるような・・・。
途中、省略されたようで、白鷹さんは捕まえた村人たちを引き連れて、尼寺に訪ねてくる場面になります。盗賊たちは村人たちを脅しながら、交渉してきます。高僧は取り乱すことなく、冷静に白鷹さんに応じます。
娘を渡せば、みんなの命を助けてやると言われ、娘と母はショックを受けます。さすがの高僧も言葉に詰まりますが、要求を断ります。
ならばと刃を見せた盗賊たち。娘は耐え切れずに出てきます。嬉しそうな古錚さんを冷たい目で見ます。
娘を連れて立ち去った盗賊たちですが、また絶対襲ってくるでしょう。尼寺に逃げた人たちはどうにかして彼らを倒したいと願います。
辛い過去のある尼たちも理解を示しますが、高僧だけは簡単にそういう流れに乗りません。
しかし、このままではやられっぱなし。どうしたらいいのでしょう。大切に置かれている前の高僧の棺の前で悲嘆にくれる尼。高僧も実は悩んでいました。
街中の金品を奪う盗賊たち。娘は白鷹さんに李影さんの作った爆弾の製法を教えるように脅されます。梁修身さんは娘と再会します。白鷹さんの要求を知った梁修身さんは娘を守るため、教えることにします。
話し合い中に武器が飛んできます。くノ一尼が2人を助けてくれます。もう1人のくノ一尼が白鷹さんを襲います。くノ一尼はマスクを外し、白鷹さんにかつて乱暴されたと告げます。
白鷹さんは襲ってくるくノ一尼から逃げると、室内にいた古錚さんを蹴り殺して、梁修身さんたちを捕まえるように手下に命じます。
梁修身さんと娘は丘に逃げ、爆弾を作っている洞窟へ入ります。
白鷹さんは尼寺を襲撃します。尼たちは必死に戦います。彼女たちのお蔭で村人たちは逃げることができました。
このシーンで槍をかっこよく扱う張紀平さんがよかったです。ここから白鷹さんの三つ編みが強力な武器となって尼たちを困らせ始めます。
梁修身さんたちは爆弾を持って、尼寺にやってきました。爆弾を投げて、手下たちを壊滅させます。
高僧 VS. 白鷹さんのバトルとなります。乱暴された恨みを晴らす。梁修身さんも守らなければなりません。
高僧は彼の三つ編みを短くし、攻撃力を弱めます。そして、三つ編みを持って、木の上に上り、白鷹さんを宙づりにします。
髪が剥がれた白鷹さんは丸坊主の血だらけ状態になって、落下。再度、高僧に向かうも、木の幹に強く頭を打ち付けて、自滅してしまいます。(ここのみ、別な動画で見ました。)
けがを負って弱った高僧が尼寺も弟子も失ってしまったことを仏様と高僧の棺の前で悔いているところで終わります。
梁修身さんと娘はかける言葉が見つからず、後ろから見守るしかできませんでした。
全然、期待してなかったのですが、知っている俳優さんがたくさん出ていて、白鷹さんもかっこよかったです。最期はアレですけど
カットされた25分ってどんなシーンかな。残酷なところなのかな。気になる。
情報が少なくて、画像も劣悪ですが、話もアクションもいいので、もっと広まるといいなと思いました。