1973年の香港映画。撮影が華山さんです。そして、武術指導が袁和平さん、袁祥仁さん。
ある街でチンピラたちがみかじめ料を取り立てていました。払えないととんでもない目に遭います。お金が払えない男性をチンピラが殴っていると、于洋さんが登場し、やり返してくれます。街の人たちは彼に感謝し、お金を彼に渡します。
功夫大会が開かれていました。于洋さんの対戦相手が火星さん。勝って、賞金をゲットします。
ある人の依頼を受けて、チンピラたちを追い払い、報酬をもらいます。とにかく、強い于洋さん。
歐陽佩珊さんが錢月笙さんと元華さん、元奎さんに絡まれます。乱暴されかかっているところを于洋さんが助けてくれます。
彼女がお金がないことを困っていると、報酬はいらないと言っていなくなります。
汚い部屋で暮らしている于洋さん。朝早く起きて、走り込みをして帰宅をすると、部屋がとてもきれいになっていました。歐陽佩珊さんでした。彼女が身寄りがありませんでした。彼女もやりがいがほしかったのでしょう。毎日、彼の部屋に来て掃除をするようになります。
自分は大した奴じゃないから、構わないでほしいと言うと、彼女は悲しそうに帰ります。
その後、父が重病であるとの知らせを受け、彼は帰省します。父は暴れん坊で定職のない彼のことを心配していました。
父は于洋さんに家の土地と家を守ること、そして、絶対に戦わないことを約束させます。彼の言葉を聞いて、父は安心したように亡くなります。
父の墓の前にいると山怪さんが登場。土地を売ってほしいとのこと。父との約束があるので、絶対に売らないと断ります。脅されても譲りません。
妹は于洋さんに彼のボス 田豐さんはとても危険であると心配します。山怪さんの弟は方野さん。
歐陽佩珊さんが汽車に乗って、村にやってきます。于洋さんを追いかけてきたのです。
新しい仲間である馮克安さんと李超さんを駅に迎えに来た山怪さんと方野さん。早速、かわいい歐陽佩珊さんに目を付けます。駅で田豐さんは自身の短剣のスキルを見せつけます。
于洋さんを探している歐陽佩珊さんを見つけた方野さんは「自分は彼の友達だ。」と嘘を言って、彼女を遊郭に連れていきます。経営者の孟莉さんの話を聞いて、歐陽佩珊さんは騙されたことに気づきます。しかし、方野さんと馮克安さんが相手では逃げることができません。
偶然、仕事で遊郭を通りかかった于洋さん。逃げ出した娼婦を成龍さんが殴ったり、蹴ったりしているのを目撃します。助けてあげたいけれど、父との約束を守らねば。見て見ぬふりをします。
そして、賭博場で客の元華さんと経営者の山怪さんが揉め、元華さんが殴られるのを目撃します。助けてあげたいけれど、父との約束を守らねば。見て見ぬふりをします。
妹の婚約者でもある幼馴染にも助けを借りながら、先祖代々の土地に作物を植え、再スタートを切ろうとしていると、また山怪さんたちがやってきて、荒らしていきます。後ろに小さく袁祥仁さんが手下役として映っていました。
妹に手出しをする李超さん。幼馴染が止めに入って、殴られます。于洋さんは暴れそうになりますが、争いの声を聞いて母親が出てきたので、我慢します。3日後に返事を聞きに来ると言って、山怪さんたちは去っていきます。
病弱の母に心配をかけまいとします。しかし、事態はかなり厳しいです。戦わないで土地売却の問題を回避するのは無理でしょう。この村では法律があってないようなものでした。
幼馴染は法律に詳しい知り合いに相談して、彼らを逮捕してもらおうと提案します。残っていた李超さんがこっそり話を聞いていました。
知り合いに会いに出かけた幼馴染は李超さんに襲われます。自転車で逃げる幼馴染。橋って追いかける李超さんがめちゃくちゃねばります。このハイパーな争いに李超さんが勝ちます。後から来た馮克安さんと山怪さんにもボコボコにされます。
土地を手に入れるために田豐さんは新たな計画を始動させます。その計画を知り、嬉しそうな山怪さんと方野さん。
妹はずっと帰ってこない幼馴染を探し回っていました。線路の横に倒れていた彼を発見します。彼はけがをしていましたが、気持ちは挫けていませんでした。
山怪さんたちは家に放火します。幼馴染は必死で妹と母を屋外で逃がしますが、山怪さんたちが刺し殺してしまいます。幼馴染は逃げ遅れて、亡くなります・・・。山怪さんたちは于洋さんが亡くなったと信じていました。
仕事から帰宅した于洋さんは家が焼け落ちていること、母と妹が殺されていることに衝撃を受けます。
父の墓の側に母と妹を横たえると、激ギレ。墓石にパンチして、角が欠けちゃいます。雷雨の中で彼は復讐を誓ったに違いない。
土地を手に入れるために総督の孫嵐さんを接待する山怪さんと方野さん。女、酒、金に弱い彼にいろいろ渡して、利便を図ってもらおうとしていました。
彼が帰った後、方野さんは歐陽佩珊さんを引っ張り出し、自分の接待をさせようとします。自分の手首に縄を巻き付けさせて、引きちぎり、自分の強さをアピールします。全てを拒絶する彼女に怒り、乱暴しようとします。が、直前に馮克安さんと李超さんがやってきたので、回避することができました。
馮克安さんたちは母と妹の遺体がなくなっていることに不信感を抱いていました。はっきりさせる必要があります。捜索を始めます。
李超さんが手下を連れて、捜索していました。手下の片方が袁信義さんでした。李超さんが立ちションをしている間に于洋さんは手下2人をやっつけてしまいます。ビビる李超さんを追いかけ、知っていることを話させてから、やっつけます。
于洋さん家族の墓に来た山怪さん。母と妹の墓ができていたので、中身を確かめようと墓を崩そうとします。隠れていた于洋さんは彼を攻撃します。やられるのですが、于洋さんは決して諦めません。母と妹の墓石に山怪さんの頭を打ち付けて、倒します。
田豐さんたちは山怪さんの遺体を見て、ショックを受けます。誰だかわからないが、早く犯人を捕まえたい。
遊郭に変装した于洋さんがやってきます。彼はわざわざ歐陽佩珊さんを指名します。
馮克安さんが田豐さんに于洋さんは亡くなっていないことを伝えます。田豐さんは李超さん、山怪さんを殺したのは于洋さんだと気づき、于洋さん探しに本腰を入れます
于洋さんは歐陽佩珊さんに自分の正体を明かし、仲良く食事をしたようです。でも、正体がバレてはいけないので、怒って帰るふりをします。
方野さんはイライラした状態で遊郭にやってきます。すれ違う于洋さん。バレずに済みました。
歐陽佩珊さんは再び接待を強要されますが、素直に従います。縄を引きちぎったのはトリックがあったのではと彼を煽ります。再び、方野さんは自分の手首に縄を巻かせます。歐陽佩珊さんはさっと酒をかけて濡らし、引きちぎれないようにしてしまいます。そこに于洋さんがやってきて、ボッコボコにします。後半、縄を解いて同じ条件で戦いますが、やはり恨みのレベルが半端ない。方野さん、負けます。
墓前に報告にやってきた于洋さんは墓石に手紙が置かれているのを発見します。
歐陽佩珊さんは田豐さんの人質になっていました。明日の日の出前に屋敷に来いとのことでした。
歐陽佩珊さんの見張り役に袁和平さんと袁祥仁さんがいました。于洋さんが乗り込んで、手下たちを倒すのですが、ここらが異常に豪華上から飛び降りてくるのが、徐忠信さんと錢月笙さん。袁祥仁さんを含めた3人が襲ってきます。
3人を攻略~。門の中に入っていきます。さっき倒したはずの袁祥仁さんがまた出てきます。袁振洋さんと袁日初さんが追いかけてきます。これまた3人を攻略~。
室内に入っていきます。いきなり田豐さんのナイフで襲われます。于洋さんの体にザクザク刺さります。しかし、于洋さんは油断して近づいてきた馮克安さんにナイフを投げつけます。戦う気満々だった馮克安さんはこれで亡くなります。彼の華麗なアクションが見たかったな。
逃げる于洋さん。血の跡をたどり追う田豐さん。体には防弾チョッキみたいなのを着けていたので、大丈夫でしたが、腕からの出血が酷い。止血をして、戦いに挑みます。森、廃屋、平野と場所を変えて戦いが続きます。
後半、于洋さんに思い切り背負い投げされているのは田豐さんではなく、元華さんですね。顔がしっかり映っていて、嬉しい。彼しかできないスタントです。
最後は思い切りキックされて、木に引っ掛かる田豐さん。木の上で(!?)亡くなります。
于洋さんは地方判事と共に歐陽佩珊さんを駅に送っていきます。あまりにもいろいろあり過ぎたので、街に帰るという歐陽佩珊さん。止めることはできない于洋さん。
裁判を受けるけど、田豐さんの方が悪いから、何とかなりそうだと話しているところでぶちっと切れて終わりでした。え~
ラストが気になる。お互い、身寄りがないんだから、仲良く暮らしてほしいけどな。どうなんだろ?
過酷な状況でも親の言いつけを守って于洋さんが耐え忍ぶ前半の展開が嫌でした。文化や時代の違いですかね。
妹役の人がきれいで、馮克安さんが出演しているので、乱暴&過激なシーンがあるのではないかとドキドキしましたが、なかったのでほっとしました
成龍さんも端役で出ているすごい映画。謎に豪華です