1973年の香港映画。
炭鉱で偉そうにしている龍飛さんと謝興さん。炭鉱夫の金塗さんが龍飛さんに金漢さんの話をして、キレられます。
金漢さんは5年間、牢に入っていました。(理由はわかりませんでした。)壁はキックの跡と吹き矢の跡でいっぱい。牢を出ることを許可されます。出る際に壁をぶち抜きます。
山中にいる施思さん。金塗さんは彼女を呼びます。
山を越えている途中で怪しい連中に絡まれます。柯受良さん、史亭根さん、侯伯威さんがいました。金漢さんは彼らをあっという間に倒してしまいます。残りの連中は逃げます。後からきた施思さんはちらっと様子を見て、去ります。
街へ戻ってきた金漢さん。饅頭屋と棺屋は彼が戻ってきたことに驚きます。驚いたことに実家の道場は中はすっかり荒れ果てていました。両親は・・・。位牌を見て、亡くなったことを知ります。
さて、やられた連中は龍飛さんに怒られていました。金漢さんを倒す気満々の龍飛さんと謝興さん。そこに妹弟子の施思さんが乗り込んできます。金漢さんが兄弟子、龍飛さんが弟弟子の関係。施思さんは龍飛さんがよろしくない方向に進んでいるのを嫌っているようです。龍飛さんに背後を襲われ、捕まります。
街で炭鉱会社を経営している日本人社長の易原さん。護衛の史仲田さん、李蕙さんが飲食店で飲んでいます。そこに金漢さんがやってきます。店主に自分の実家がどうなったのかを聞きます。周りの様子を見ながら、店主は彼が捕まっていた間のことを教えてくれます。2年前に両親は病死し、それから・・・。話している途中で龍飛さんの手下たちがやってきます。
とにかく、弟弟子だった龍飛さんたちが街の雰囲気を悪くしているようです。金漢さんは偉そうな態度の男性を投げ飛ばします。彼らはボコボコにされ、逃げます。
店を壊した弁償をした後、様子を見ていた易原さんから声がかかります。護衛の史仲田さんは空手が得意で、李蕙さんは剣道が得意。功夫の腕前を見込んで、誘ったのですが、金漢はすげなく断ります。その態度にキレる史仲田さんと李蕙さん。それでも金漢は動じず、店を去ります。
先ほどの手下が謝興さんにビンタされていました。龍飛さんは屈強な男性2人を連れてきていました。片方は鄭富雄さん。
拘束されても決してめげない施思さん。龍飛さんは彼女を殴ります。金塗さんがこっそり会いに来てくれます。
金漢さんは自分の実家や関係者が酷いことになっていることに憤っていました。しかし、1人では立ち向かうことが難しそうです。市長の常楓さんが易原さんのことを紹介しますが、金漢さんは自分のことは自分で処理すると協力を断ります。易原さんたちは怒って去ります。金塗さんが来て、施思さんの危機を知らせます。
すぐに謝興さんたちがやってきます。陳金海さんがいます。金漢さんは金塗さんを逃がし、1人で戦います。トミオも他も倒して、逃げる謝興さんを追います。採石場にたどり着くと、手下たちがたくさん待ち構えていました。江生さんは袴を着た手下役かな。
1人で戦っていると易原さんたちがきて、史仲田さんと李蕙さんが助けてくれます。逃げていった謝興さん。再び、金漢さんを誘う易原さん。それでも易原さんの申し出を断ります。
龍飛さんは易原さんたちと敵対しているので、易原さんの登場を知って、怒ります。手下たちが金漢さんを探します。炭鉱にやってきた金漢さん。
金漢さんは龍飛さんと話します。が、戦うしかなさそうです。鞭を使う男性と戦います。金漢さんが強いので、龍飛さんは施思さんを見せます。金漢さんは施思さんの安全のため、その場を去ります。
街の人々も炭鉱でのトラブルで不安そうです。常楓さんがみんなを落ち着かせている中、凹んだ様子の金漢さんが戻ってきます。易原さんはこの様子を見て、自分たちが勢力を広げるチャンスだと判断します。
金塗さんは施思さんを助け出し、2人で逃げます。途中で手下が襲いかかってきますが、施思さんがやっつけていました。
夜の街を侍たちが歩いていきます。柯受良さん、史亭根さん、侯伯威さんは侍役もしていました。
金漢さんは1人で戦いに臨む気持ちを高めていると、施思さんと金塗さんが戻ってきます。ほっとする金漢さんですが、敵は大きい。金塗さんは敵を欺くために殺されるのを覚悟で龍飛さんのところに戻ります。
龍飛さんに鞭を打たれる金塗さん。再び、炭鉱に単身乗り込む金漢さん。龍世家さんが思い切り金漢さんにキックされていました。吊るされている金塗さんを下ろすと、1人で暴れまくります。龍飛さんとの戦いに苦しんでいると、また易原さんが助けに来てくれます。
龍飛さんは金漢さんが日本人と手を組んでいると誤解し、激昂します。龍飛さんに殺されそうになった瞬間、易原さんは拳銃で彼を殺します最初から拳銃を使えば、いいのでは・・・。
易原さんたちは本性を現します。本当の敵は易原さんでした。金漢さんは腹を撃たれ、史仲田さんに襲われます。易原さんは金漢さんを利用するために殺さず、拘束します。
常楓さんと金漢さんは拘束され、全ての権限を自分によこすように易原さんに迫られます。抵抗すると史仲田さんに殴られます。
侍たちは遺体を片付けていました。金塗さんは生きていました。遺体のふりをして、運ばれていきます。
常楓さんは史仲田さんの暴力によって亡くなってしまいました。なぜか金漢さんは酷い目に遭い続けます。(なぜ?)
金塗さんは大丈夫そうです。棺屋の主人が助けてくれました。施思さんも本当の敵は易原さんだと知ります。
金漢さんは見せしめに街の広場に吊るされます。棺屋で施思さんと金塗さんと棺屋の主人と饅頭屋は易原さんを倒す方法を考えます。まずは金漢さんを助けなければ。饅頭屋は見張りをしている侍たちに毒入り饅頭を持っていって、殺します。
全員が倒れたところで金漢さんを救出します。たくさんの日本人が襲ってきます。饅頭屋は死を覚悟して残り、3人を逃がします。
金漢さんを奪還された易原さんは史仲田さんをビンタします
饅頭屋の死を知り、落ち込む3人。饅頭屋さんの死を無駄にしないためにも金漢さんを元気にさせなくてはなりません。捜索の手が棺屋にも及んできました。主人は金漢さんを棺の中に隠します。
見つからないので、易原さんは街の人たちを拘束して、金漢さんが出てくるのを待ちます。
リハビリ中の金漢さんは易原さんのやっていることを知り、激怒します。しかし、手に重傷を負っているので、戦えません。牢にいたときのことを思い出し、キックと吹き矢で戦うスタイルに切り替えます。棺屋の提供してくれる資材を使って、特訓です。板にキックをしまくります。口からナイフを飛ばして、器に突き刺すというのはちょっと王羽さん的な演出だなと思いました。笑
龍飛さんの炭鉱は易原さんが乗っ取っていました。働かせ方が更に酷くなっています。
それを知った施思さんは1人で日本人たちの集まっているところへ行きます。柯受良さんが施思さんに刺されてました。李蕙さんとの戦いになります。施思さんは李蕙さんを倒します。
そして、金漢さんと施思さんは2人で採石場に乗り込みます。着物の下に胴着を着ていた史仲田さんが彼らを襲います。施思さん、がんばります。史仲田さんが血を吐いたところで易原さんが登場。2対2になります。
草履で戦うってすごいですよね・・・。史仲田さんは金漢さんのキックで倒れます。易原さんはいきなり拳銃を出します。金漢さんは口にしたナイフを吐き出して拳銃を落とし、易原さんをキックします。(ナイフをどこにしまっていたのかな。)金漢さんの攻撃に易原さんも負けます。
笑顔で炭鉱を後にする金漢さんと施思さん。終わり。
いい画質で観たのですが、江生さん探しは難航しました。間違っているかもしれません。
龍飛さんと金漢さんが兄弟弟子繋がりでトラブっているのは理解できましたが、易原さんが執拗に金漢さんに絡むのが理解できませんでした。あれだけの力と拳銃(!)があれば、金漢さんに絡む必要はなかったのではないかと思いました。
多分、易原さん、史仲田さん、李蕙さんは怒ったとき、日本語で「ばかやろー!(ばきやろー!)」と叫んでいました。
金塗さん、棺屋、饅頭屋の優しくて一生懸命な姿が印象に残りました。
施思さんのアクションが多めなのもよいです