「冰雪情關英雄膽」 | kiyokiyo world Ⅱ

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昔の功夫映画ばかりです。

1978年の台湾映画。

 

花火が上がっています花火屋外ステージに茅敬順さん、李龍吟さんたちが並んでいます。權永文さんをお迎えします。

 

權永文さんは部下にいくつかの門派から令牌を奪い取ってくるように命じます。そして、茅敬順さんには鏢局を襲い、「譜拳」を強奪してくるように命じます。

 

張玲姫と侍女 范丹鳳さんは覆面をした男たち5人に絡まれます。そこに狄龍さんが助けに入ります。しかし、狄龍さんはおっちょこちょいのため、男たちにバカにされます。馬から降りるときにコケてしまい、張玲さんたちにも笑われます。

 

1人で勇敢に立ち向かっていきますが、そんなに強くありませんでした。5人にやられてしまいます。それを見た張玲さんは本気を見せます。強かった~。

 

權永文さんの部下である覆面の男たちが鏢局から連れて来た人質2人を運んでいました。別な覆面の2人が人質を1人引き受けます。覆面を取ると蔡弘さんと女性でした。彼らは人質を助けたようです。權永文さんの部下たちは仕方なく人質を1人だけ連れて進みます。

 

狄龍さんは張玲さんたちと休憩をします。彼は「泰山派」の弟子でした。話をしていると、隣から叫び声が聞こえてきます。功夫が下手だけど、危険が迫ったときに女性を守ろうとする狄龍さんの王子っぷりがステキ。

 

鏢局のリーダーが茅敬順さんたちから拷問を受けていました。彼は「譜拳」の在りかを言わなかったために腹部を刺されます。あまりに酷い様子に狄龍さんは見ていられず、茅敬順さんたちに襲いかかります。でも、結局、力負けし、また張玲さんに助けてもらいます。

 

狄龍さんは男性を助けますが、助かる可能性は低そうです。男性は息子に祭壇に隠してある「譜拳」を焼くように伝えてほしいと狄龍さんにお願いをします。「中身は見てはいけない。」と呟くと亡くなります。先ほど蔡弘さんたちが助けた人質は息子だったようです。

 

狄龍さんは張玲さんと親しくなったので自分の門派に彼らを招こうとしますが、張玲さんは気が進みません。が、范丹鳳さんに強く促され、行くことにします。

 

師匠は張一道さん。狄龍さんは師匠の娘を妹のようにかわいがっていました。弟弟子は蔡弘さん。鏢局の息子は新しい弟弟子になっていました。しかし、狄龍さんは彼が鏢局の息子だとは気づかぬまま。

 

狄龍さんは張一道さんから頼まれた手紙を彼の弟に届けに行って帰ってきたのでした。

 

狄龍さんが張玲さんたちを紹介すると、張一道さんは態度が冷たくなります。張玲さんたちは国境付近の部族でした。張一道さんは国境付近の部族を酷く嫌っており、失礼なことをたくさん言います。そして、自分の流派は歴史があり、正統派であるとまで言うので、雰囲気が最悪になります。

 

張玲さんたちは帰ります。張一道さんは狄龍さんに親しくなる相手を考えろと叱ります。狄龍さんは意外とねばります。「一方的な決めつけはどうかと・・・。」と意見を述べ、更に怒らせますムキーッ

 

狄龍さんは罰と瞑想を命じられます。線香がなくなるまで逆立ちをずっとする罰です。ツラそう・・・。仲間が線香に息をかけて、早く線香が燃え尽きるようにしてくれました。次は山で瞑想です。旅から帰ったばかりなのに。かわいそう。

 

權永文さんの本拠地では命令を実行できなかった茅敬順さんが自害します。怒った權永文さんは手下たちに張一道さんへメッセージを届けるよう命じます。

 

雪深い山で瞑想しているはずでしたが、友達がお酒を持ってきてくれたので、狄龍さんは小屋で飲んだくれていました。酒瓶が突然なくなり、何者かの動きを感じます。追いかけます。


3本脚の仙人 祁浩釗さんでした。彼は落とし穴のようなところに住まいを構えていました。仲良くなります。祁浩釗さんは張一道さんを知っており、彼を酷く罵倒します。狄龍さんはそれを嫌がります。祁浩釗さんは自分は張一道さんの兄弟子であると衝撃的な話をし出します。

 

祁浩釗さんは張一道さんの1番目の兄弟子でした。(狄龍さんが手紙を届けたのは2番目の兄弟子。)3番目の弟子だった張一道さんに陥れられ、権力争いから脱落。25年間、物乞いのような生活を送っているのでした。しかし、なぜ3本脚になったのは謎のまま。

 

狄龍さんは信じることができません。が、祁浩釗さんは彼のことを気に入り、師匠になると言い出します。全然寒そうに見えない雪山で妙な修行生活が始まります。いじりがいのある祁浩釗さんと仲良く修行します。

 

張一道さんは權永文さんの手下を丁寧にもてなします。手下は張一道さんのところに「譜拳」があると考えており、渡すように要求します。

 

上からな態度の彼らに蔡弘さんと娘は怒り、バトルになりかけます。張一道さんが止めます。「譜拳」のことは誰もわかりません。もしかしたら、狄龍さんが持っているのかもしれないという話になり、彼らは確かめることにします。

 

雪山に行って狄龍さんに「譜拳」について尋ねます。狄龍さんは持っていないと否定します。新しい弟子が鏢局の息子だとわかった狄龍さんは彼に父の死と彼の遺したメッセージを伝えます。

 

狄龍さんが言っていることが本当なのかを確かめるために師匠、狄龍さん、娘、鏢局の息子の4人で鏢局へ向かいます。

 

廃屋状態になっていました。みんなで「譜拳」を探し回ります。2階の祭壇を探します。狄龍さんが何気なく手にした赤い布。彼はよく見ずに手放してしまいます。それが「譜拳」でした。

 

「拳譜」を手にした息子は何者かに襲われ、気を失います。狄龍さんは息子を介抱します。直前に見ていた「譜拳」がどこにも見当たりません。狄龍さんは張一道さんに疑われます。必死に無実を訴えますが、彼に襲われます。あまりにも理不尽。

 

殺しそうな勢いなので娘と息子は間に入り、狄龍さんを逃がします。師匠、狂ってる・・・。必ず無実を証明すると宣言して逃げます。

 

けがをしているのになぜか雪山に。速攻で手下たちに襲われます。彼らも狄龍さんが拳譜を持っていると思っていました。どうにかこうにか逃げます。傷が痛み出して雪山から滑り落ちそうになったところを娘が助けてくれます。彼女だけは自分のことを信じてくれていると思って、感動していると、手がごつごつしていることに気づきます。娘のふりをした手下でした。坊主頭の手下たちの頭突きと毒が塗られた剣によって、彼は大変な危機に陥ります。そこに張玲さんが登場。彼を助けてくれます。

 

范丹鳳さんが花火を上げます。それを見た子どもたちが物乞い派のリーダー 盧葦さんに知らせます。子どもたちと共に彼はやってきます。張玲さんは彼に狄龍さんの治療をお願いします。

 

張一道さんが「拳譜」を前にして、短剣を手にしています。彼は「泰山派」を閉め、武林界のトップになることを決心。自分の腹を刺して倒れ込みます。

 

息子がやってきて「拳譜」を取って、どこかへ立ち去ります。そして、父の仇を討つことを誓います。

 

張玲さんのサポートのお陰で狄龍さんは回復し、功夫も上達します。「拳譜」は元々は張玲さんの家のものでした。彼女は張一道さんが一連の怪しい動きに関わっていると言います。破門されたものの、張一道さんの悪口を言わないようにお願いする狄龍さん。優し過ぎる。張玲さんは時が来ればわかると言い、それ以上は言いませんでした。

 

さて、盧葦さんを尋ねると、子どもたちが殺されているのを発見します。小屋の外から權永文さんの手下が攻撃してきます。鎖や火の玉攻撃を避けるため、彼らは天井を突き破って脱出します。けがを負った盧葦さんと共に蔡弘さんが出てきます。蔡弘さんはスパイでした。最初から怪しい雰囲気だったもんな~。

 

權永文さんへの協力を断ったために子どもたちは殺されたのでした。彼が「泰山派」をめちゃくちゃにしたことを知り、狄龍さんは怒りを爆発させます。激闘の末、彼を倒します。なかなかすばらしいアクションでした。もう1人の手下は殺さず、解放します。

 

弱り切った盧葦さんは狄龍さんに物乞い派の跡を継いでほしいと言います。狄龍さんはリーダーの証の杖を受け取ります。張玲さんのことも頼みながら、盧葦さんは亡くなります。

 

さて、鏢局の息子は「拳譜」を見ながら、修行に励んでいました。復讐の鬼。娘は彼のことを愛しており、献身的にサポートをしていました。

 

娘は父が数日前から姿を見せていないことに不安を感じていました。が、彼はその不安を鼻で笑い、張一道さんのことをディスります。

 

あるとき、息子は張一道さんの腰の飾りを見て、「拳譜」を盗んだのが張一道さんだと気づいたのでした。気絶させられる直前、見た飾り。彼が狄龍さんに罪を押し付けたことにも怒っていました。

 

自分を「泰山派」に置いてくれていたのは「拳譜」を手に入れるため・・・。

 

僅かな希望を込めて、自分を愛しているから、父のことも許してくれるはずだと娘はいろいろ彼に言いますが、全てはねのけられます。彼は自分を愛してはいない。ショックを受けた娘は立ち去ります。

 

滝の上にステージが設けられ、「武林大會」が始まります。いきなりだな~。顔に水疱のような傷がある張一道さんもいました。どこかで独自の修行をしていたようです。

 

多くの人が權永文さんを武林界のリーダーとして推す中、息子が反対を表明。彼に戦いを挑みます。權永文さん、強い。息子の目を潰し、川に落とします。

 

すぐに張一道さんが挑戦します。韓国人同士なので、足技天国ラブラブ滝の上から子どもたちと一緒に狄龍さんは師匠の戦いを見ています。

 

突然、水中から十字架の杖と聖書を持った白人男性が出てきて、張一道さんを攻撃してきます。なぜ急に白人男性が出てきたのかな。理解に苦しむ。ずっと見ていた狄龍さんと張玲さんは飛び降りて、間に割って入ります。

 

狄龍さんは悪さばかりしている權永文さんを倒し、自分が武林界のトップに立つと宣言。權永文さんと白人男性と戦います。張玲さんは自分たちを侮辱し、拳譜を奪おうとした張一道さんと戦います。

 

物乞い派の子どもたちは大会関係者を襲います。そして、陰から大会を見ていた男性も登場。雪山で殺される寸前に命を救われた手下が恩返しに来たのでした。激しい展開・・・。何でもありだなチーン

 

手下だった男性はかつての仲間たちと戦います。白人男性が子どもたちに襲撃されます。

 

近くに精神状態がヤバくなってしまった娘さんがいて、はしゃいでいます。

 

張玲さんは張一道さんを殺そうとしますが、またも狄龍さんが止めに入ります。20年間、自分を育ててくれた師匠を庇う狄龍さん。

 

ですが、逃げる張一道さんは娘さんに押され、近くにあった鉄の棒が背中に刺さって亡くなります。

 

最後は權永文さん VS. 狄龍さん&張玲さんの戦い。權永文さんを縛り上げ、放置した状態で子どもたちに爆弾を投げさせて、会場を壊してしまいます。

 

みんなでさっさとその場を引き上げる様子で終わりです。ははは。

 

師匠に嫌われている&利用されているのにひたむきに尽くす狄龍さんが気の毒でした。出て行けばいいのにと何度も思ってしまいました。

 

張玲さんが凛々しくて、きれいでしたラブ

 

後半に行くにしたがって、カオス度が急激に高まって、めちゃくちゃになってましたアセアセキャスト、めっちゃいいのに・・・。ラストバトルの場所、豪華なのに・・・。鮑學禮監督、力尽きたか。

 

コアな狄龍さんのファンにのみオススメしますニコ