2回目の感想です。9月に観たときに比べると感動が全く違いました
王羽さんと江明さんが登場。ある場所へ忍び込んで金庫開けにチャレンジします。王羽さんはいろんな道具を駆使して開けます。そして、機密書類を盗み出します。王羽さんは犯罪現場にいつも黒い帽子を残しているので綽名は「黑帽子」。彼は独自の美学をもつ男。「国のためなら。」と報酬は要求しませんでした。
上海の実力者である余松照さんがこれまた上海の実力者である陳觀泰さん宅へ伺い、難しいお願いをします。(「擂台」の陳觀泰さん宅と同じです。)新政府の外交大臣である江明さんは盗み出した日中の密約書を香港へ持って行って、新政府が日本に土地を譲渡するという計画を暴露するつもりでいました。陳觀泰さんは国のためにこの大仕事を引き受けることにします。
張泰倫さんは新政府側から連絡を受け、秘密を知り過ぎている江明さんを殺して、密約書を奪い返すことを命じられます。
江明さんは陳觀泰さん宅に。2日後に出る中立国の船で香港に行けるよう手配を整えてもらいます。陳觀泰さんの部下 葉飛揚さんが近くの建物に誰かがいることを知らせに来ます。
「長鎗」こと李修賢さんでした。ライフル銃を持って、待ち構えています。彼は「上海13」のメンバーでしたが、新政府側に買収されていました。騒ぎを大きくしないため、彼を刺激しないことを選択します。
「煙嘴」江生さんが煙管を咥えて登場です。ダニーはなかなかねばり強い。ずっと見張っているので移動できません。スナイパーとしての腕前は一流なので、対応に困ります。
陳觀泰さんの部下の1人が囮になることを申し出ます。彼の母と妹の世話をすると約束して、彼に頼みます。囮が撃たれ、みんなは騒ぎます。その隙に江生さんは江明さんを連れて、移動します。
ダニーさんはやってきた張泰倫さんに報酬を要求しますが、囮を殺したことを指摘され、殺されます。新政府側は陳觀泰さんの家に乗り込んできます。胸に「殺」マークのTシャツの手下たち。
陳觀泰さんは「上海13」のリーダー。しかし、いろいろな人がおり、新政府側に買収されてしまった人もいて、組織は混沌としています。
江明さんのことは知らないと言い張る陳觀泰さん。食い下がりますが、彼の対応は変わりません。新政府側は引き下がります。
ホテルに逃げた江生さんと江明さん。江生さんは仲間に連絡を取ろうと部屋を出ます。すると、階下に張泰倫さんが。彼は3階を貸し切り、新政府側の本拠地にしようとしていました。早く出ないとバレます。
江生さんはボーイさんを気絶させて、服を奪い、江明さんに着せて、ホテルを出ることにします。一般のお客さんの荷物を持って、新政府側の横を通り過ぎます。ドキドキ縫裁店まで彼を連れて行くよう人力車に頼んだところでバレます。江生さんはホテルのドアを閉め、張泰倫さんと手下たちと戦います。
ひらりひらりと舞う江生さんがかっこよかったです。難しい絡みは王圻生さんが担当していました。江生さんは張泰倫さんに刺されて、煙管から血が・・・。煙管を吐くと手下の額に刺さります。苦しみながら、亡くなっていく江生さん。ううぅ、ありがとう。
裁縫店の店主は「眼鏡」の王鍾さん。江明さんを迎えてくれました。従業員は張繼龍さん。身元がバレるのを防ぐために着替えをします。そのときに密約書を取り出します。それをチラ見する張繼龍さん。怪しい。
王鍾さんは誰が買収されたのか知っていました。ですが、「上海13」の人たちは綽名は知っていてもどんな人かは知らないのです。(綽名がない下っ端も数多くいるそうです。)気を付けなくてはなりません。
葉飛揚さんが次の滞在先を用意してくれました。梁家達さんの別荘へ向かおうとしたとき、いきなり張繼龍さんが拳銃を持って、脅します。やはりそうだったか。王鍾さんは拳銃で撃たれても挫けず、張繼龍さんと戦います。張繼龍さんと戦う王鍾さんのスタントを鹿峰さんがやっていました。
「富翁」梁家達さんの別荘。「虎」鹿峰さんが外からチラ見しています。侵入開始。カーヤン、女性たちに囲まれています。兄の過ごし方に呆れている妹。
カーヤンは侵入してきた鹿峰さんたちと戦います。鹿峰さん、胸と背中、腕に「殺」と書いてあるのがすごい独特のリズムのあるアクションがかっこよかったです。カーヤンもかっこいい。妹が様子を見に部屋から出てきていたのを鹿峰さんが発見。人質にします。
カーヤンは鹿峰さんにやられます。「學生」に自分の仇を討ってほしいと伝えてくれと妹に言って亡くなります。妹は兄がカーヤンでBFが劉德華さんという超羨ましいポジションでした。
葉飛揚さんは江明さんを別荘に連れてきます。葉飛揚さんは鹿峰さんの手下たちに襲われ、亡くなります。江明さんが捕まったな~と思った瞬間、ドアをぶっ壊して「學生」さんがやってきます。アンディ!!鹿峰さんとアンディの戦いもとってもよかったです。江生さん、(多分、)黃國柱さんが劉德華さんのスタントをしていました。
鹿峰さんは拘束した妹を見せて、江明さんを選ぶか、妹を選ぶか、迫ります。相変わらず意地悪。アンディはもちろん両方助けます。鹿峰さんと相討ちになりました。
アンディは亡くなる間際、江明さんにカジノへ行くように言います。江明さんはお礼を言って去ります。アンディと妹は幸せだったころを思い出しながら、お別れします。真っ白な服が血まみれ。張徹ワールド、炸裂!
さて、カジノ。「浪子」姜大衛さんが支配人です。彼は手下たちに江明さんを守るように命じます。江明さんは不安そうに賭けをしています。
姜大衛さんは「熊」と「快刀」が買収され、来ているのを知っていました。ですが、顔がわかりません。全ての客に警戒しながら、江明さんを守ることにします。
テーブルには李中一さん、嘉凱さんがいます。姜大衛さんは手下と誰が敵なのかを推理する際、嘉凱さんを「年寄り」と呼んでいました。年寄りではな~い老け顔ですけどね。(英語版では「細い男」と呼んでいました。それがいい。)別テーブルに程天賜さんが。
江明さんのいるテーブルに戚冠軍さんが割り込みます。そして、王青さんも。嘉凱さんがいかさまをしたのが発覚し、彼は暴れます。そこから激しい戦いが始まります。
姜大衛さんの手下にも裏切り者がいましたが、「少爺」李中一さんが江明さんを守ります。「大彪」は戚冠軍さん。2人の対決がかっこよかったです。姜大衛さんは「熊」王青さんと戦います。
戚冠軍さんは左手に爪の鋭いグローブをつけて、江明さんを襲います。「浪子」と「少爺」で「大彪」と「熊」を倒します。
江明さんを埠頭まで案内しようとしたところ、急に程天賜さんがナイフを投げてきます。姜大衛さんは傷を負った体で江明さんが逃げるのを助けます。
李中一さんは腹にナイフが刺さった状態で江明さんを埠頭まで案内します。待ち構えていた敵に更に刺されながらも戦い続け、「教頭」狄龍さんに江明さんを引き渡すと安心したかのように亡くなります。
狄龍さんの手下たちは李中一さんの遺体を倉庫に運びます。ちょっと休憩。が、張泰倫さんが手下たちを連れて、倉庫にやってきます。
狄龍さん、戦います。スタイルがよくて、背が高くて、かっこいい。
それぞれの手下たちも戦います。そんな中、道着姿の陳星さんがてくてくやってきて、いきなり倉庫内の小部屋を壊します。
狄龍さんは張泰倫さんと陳星さんと戦うことに。上から姜大衛さんの血に染まったスカーフをふわりと落とす程天賜さんが登場します。程天賜さんはどちらの側でもなく、自分の価値観で動くので、動きが読めません。狄龍さんの手下は何人が殺されてしまいます。
更に悪いことに狄龍さんの手下 尤少嵐さんが裏切り者でした。いきなり仲間を殺し出します。2年間も面倒を見てくれた狄龍さんを裏切るとは・・・。戚冠軍さんの弟「小豹」でした。
狄龍さん、敵だらけかと思ったのですが、ここで程天賜さんが尤少嵐さんと戦ってくれることに。程天賜さんがひらひら舞っていました。うん、飛んでるめちゃめちゃかっこよかったです
ワイヤーもCGもないのに信じられない。尤少嵐さんもすばらしかったです。
狄龍さんの手下役で余太平さんを発見。HKMDBに記載がないけど。最後まで生き残って江明さんを守っていました。
程天賜さんは尤少嵐さんを倒した後、張泰倫さんと手下を片付けます。狄龍さんは陳星さんを穀物の袋に向けて思いっきり蹴り飛ばします。力尽きる陳星さんでした。突っ込むシーンのスタントは鹿峰さんがやっていました。
これですっきり終わるかと思ったら、程天賜さんはこじらせ男子。ずっと下っ端だったから、戦いたいとだだをこね、狄龍さんに相手をしてもらいます。
程天賜さんはアクションスターというよりもアーティスト=表現者という感じがしました。美しい・・・。感動しました
最後は自分から死にに行くような行動をして、戦いは急に終わりを告げます。狄龍さんの武器である鉄の筒が腹に刺さり、筒から血が出ます。そして、程天賜さんはその筒を自力で貫通させて、亡くなります。
翌朝、狄龍さんは江明さんを船に案内する姿で終わりです。
みんな、かっこよかったずっとかっこいいと思いながら、観ていました。
お揃いの服を着た手下たちとか、刺されてから本番な戦いっぷりとか、白い衣装で血まみれで亡くなるとか、張徹監督の世界観がびしびし感じられました。
1回目よりかなり好き度が増しました