「絕招」 | kiyokiyo world Ⅱ

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昔の功夫映画ばかりです。

1974年の香港映画。「怒れ!タイガー 必殺空手拳」という邦題があります。
 

陳耀林さんが子どもたちに武術のお手本を見せていたところ、暇を持て余した子どもたちが覗きに来た貧しい身なりの子を苛めます。

 

その子は殴られて気絶します。子どもたちの親が出てきて、叱り、彼を看病します。貧しい母は戦争で下の息子が行方知らずになっていました。目を覚ました上の息子を見て、安心します。

 

親たちは母親を使用人として雇うことにします。男の子は陳耀林さんから武術を習いたいのですが、使用人の息子なのでそれはできません。悔しいな~と思いながら、見よう見まねで型を真似ているとその家の娘さんがやってきます。

 

陳耀林さんは彼の師匠になってくれました。娘さんは彼より早く武術を習っているので年下だけれど、お姉さんと呼ぶように彼に言います。


陳惠敏さんと李鳳蘭さんに成長します。相思相愛ですが、兄たちは彼を蔑みます。殴られ、蹴られ・・・。しかし、立場上、やり返すことはできません。師匠の陳耀林さんが止めに入っても兄たちは言うことを聞きません。

 

陳耀林さんも雇われている身。それ以上は何もできず。陳惠敏さんを励ますことしかできませんでした。

 

陳耀林さんは去ることを決心します。自分の師匠である方圓さんに彼をお願います。一時的に方圓さんのところへ滞在して学び、更にパワーアップ。方圓師匠から「謙虚にがんばれ。」と言葉をもらって、帰宅します。

 

さて、お金持ちの家では「THREE TIGERS」という輩がお金をせびりに来ていました。出せるだけのお金をあげましたが、もっと寄こせと絡み、暴れ出します。父も兄たちもやられ、娘は誘拐されそうになります。陳惠敏さんがちょうど戻ってきて、「THREE TIGERS」を追い払います。彼は兄たちからも一目置かれるようになります。

 

娘の父親からも認められます。もっと経験を積んでくるよう街に行くことを勧められます。戻ってきたら結婚するかもしれません。ちょっと寂しいけれどせっかくの機会なので、街へ向かいます。

 

袁小田さん率いる大道芸人たちが芸を見せていました。カツラを被らないときれいなツルツル頭なんですね~キラキラ芸の妨害をしてきた男性を陳惠敏さんはやっつけます。

 

客棧の主人は胡錦さん。彼女に気に入られます。やっぱりな。

 

「五龍堂」を訪ねます。生徒役で張午郎さんがいた~。鄭雷さんの道場でした。蟋蟀を戦わせているのを陳惠敏さんも見ていると生徒たちに襲われます。陳惠敏さんは彼らを倒していきます。鄭雷さんはびっくりします。鄭雷さんも倒したところで江島さんがやってきます。江島さんも倒してしまいます。

 

場面が変わって、闘犬をしています。陳惠敏さん、登場。白鷹さんを探していたようです。イケメン!!手下が襲いかかってくるので、倒します。闘犬をしていた人たちは逃げ出します。白鷹さん、強い設定。なかなか勝負が決まりません。さっきから若い兄ちゃんが彼のことを見ています。

 

白鷹さんを倒します。多分、殺したな・・・。

 

動揺して部屋へ戻ってきた陳惠敏さん。寝ようとすると胡錦さんがベッドで待ってました。おいアセアセ

 

娘の父親が世話してくれた滞在先があるのですが、急にだらしなくなって滞在先への手紙を放棄。胡錦さんのところへ滞在することにします。

 

胡錦さんと関係をもつようになり、服装が変わり、生活も変わっていきます。方圓さんのアドバイス、思い出して~ガーン

 

鄭雷さんの弟子だった若者たちが彼のところにお金を持ってやってきます。陳惠敏さんは街で力をもつようになり、すっかり浮かれてしまいます。

 

いつまにか煙草を吸い出し、すっかり悪になってしまいました。まっ、こっちの方が違和感ないですけど。

 

彼は帰省します。娘の父のアドバイス通りに過ごしていなかったので何だか気まずい・・・。入れ替わるように母と李鳳蘭さんは街に向かっていました。

 

陳惠敏さんの噂を聞いた強そうな男たちが訪ねてきます。陳惠敏さんが不在のため、胡錦さんはちょっと困ります。

 

胡錦さんは色仕掛けで1人を油断させ、ナイフで刺そうとしますが、感づかれナイフで刺されます。特段、悪いことしてなかった胡錦さんが気の毒でした。

 

陳惠敏さんは彼女の死にショックを受けます。自分を探していた男たちと対決です。

 

男たちは白鷹さんのリベンジに来たようです。復讐が復讐を呼ぶ。激闘をまた若い兄ちゃんがこっそり見ています。どうして?

 

1人目は倒したものの、陳惠敏さんは2人目の男性に池に投げ落とされます。若い兄ちゃんは陳惠敏さんに手を貸そうとしますが、手をはねのけて立ち去ります。

 

胡錦さんを失ったショックから、彼の生活はすっかり乱れてしまっていました。遊郭に住んでいる状態に。

 

母親は陳惠敏さんがいなくなってしまったと思い、ずっと探していました。滞在先は若い兄ちゃんの家でもありました。母親は下の息子も失い、上の息子もいなくなってしまったと嘆きます。滞在先の主によると若い兄ちゃんは実の息子ではなく養子ということです。これ、実の息子っしょ。

 

若い兄ちゃんは陳惠敏さんを自分の家に連れて行こうとします。しかし、陳惠敏さんは全く耳を貸しません。やむなく、兄ちゃんは母親と李鳳蘭さんを遊郭に案内することにします・・・。

 

自分が純粋だったころを知っている2人に遊郭で会うとは。情けない気持ちでいっぱいの陳惠敏さん。兄ちゃんは嘆き悲しむ母親と李鳳蘭さんの様子を見て怒りを覚え、陳惠敏さんに戦いを申し込みます。

 

終了7分前に2人が兄弟だとわかります。早っつ!粗っつ!叔父と母と李鳳蘭さんは慌てて彼らを止めに行きます。

 

ずっと彼に憧れていた兄ちゃんは追い込まれますが、彼の必殺ポイントを知っているので何とかしのぎます。陳惠敏さんは弟の股間を攻撃し、弟も陳惠敏さんの股間を攻撃します。

 

2人でうううと唸っているところに叔父たちがやってきて、2人は兄弟だと説明します。陳惠敏さんは弟に謝ります。弟は股間にガードをつけていたので大丈夫でした。陳惠敏さんは股間の痛みに耐えながら、「悪は善には勝てない。よくがんばった。」的なことを言って、5人で抱き合って終わります。

 

実際は102分の映画らしいです。10分ほど短いのはアダルトなシーンをカットしたからのようです。

 

途中から主人公、誰?って感じになってました。陳惠敏さんから兄ちゃんになってしまったような気がします。

 

張午郎さん狙いで観ました。あまり出てはいませんでしたが、すぐにわかったのでよかったですほっこり