「術士神傳」 | kiyokiyo world Ⅱ

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昔の功夫映画ばかりです。

2回目の感想。1982年の台湾映画。

 

舞台は明の時代。狄龍将軍はとても貴重な本を息子の韓雨さんにしまわせた後に海岸沿いを襲う倭寇を討伐する計画を家来たちと練ります。

 

海岸沿いの村の様子を見に行くと荒れ果て、村として存在していませんでした。陰から忍者が襲ってきます。倭寇なのに忍者・・・。忍者は証拠隠滅のため、倒されると顔が溶けます。

 

倭寇の強さに危機感を覚えた狄龍将軍は家来の張鵬さんと話し合います。張鵬さんはかつて海賊だったある老人が武術に詳しいことを思い出します。将軍は北の山に住んでいる老人に会いに行けば、打開策が見つかるのではないかと考え、韓雨さんに任せることにします。

 

道中、韓雨さんは金色の忍者に襲われますが、さくっとその老人に会えます。


老人は忍術の本を見せてくれ、3人の弟子がいることも教えてくれました。老人は自身の3つの技を1つずつ教えたそうです。1人目はジャンプが得意。2人目は武器作りが得意。3人目は身軽。で、3人はお互いを知らないけれど、それとわかるサインを知っているとのことでした。

 

韓雨さんは戻る途中に忍者に殺されます。が、老人でした。韓雨さんの身代わりとなってくれたのでした。

 

韓雨さんは秒で1人目の弟子を発見します。江生さん。江生さんは賭け事のいかさまをしています。トラブルが起きますが、本人は要領がいいのでバレません。相棒と逃げます。

 

客棧に泊まる韓雨さん。江生さんがやってきます。師匠の名前を聞いて気になったようです。韓雨さんが正直に名乗ったので、江生さんも自分が知っていることを正直に話します。3人の弟子は師匠についていた時期が違うので名前しかわからないとのこと。残り2人を見つけるために懸賞金をかけ、ポスターをあちこちに貼ります。

 

「将軍府」に忍者が侵入します。兵士の服を奪い、潜入に成功した忍者がいます。大丈夫でしょうか。

 

ポスターを見て、王若平さんは2人の鍛冶屋にあたりをつけます。坊主頭の鍛冶屋を仲間と無理に連れていこうとし、抵抗されます。やってきた韓雨さんと江生さん。坊主頭の鍛冶屋は江生さんにやられます。

 

王若平さんは鹿峰さんのところへ行きます。彼らの失礼な態度に怒る鹿峰さん。やっつけてしまいます。かっこがえぇ~。江生さんは戦ってみて、彼が兄弟子だとわかります。名乗って、すぐに打ち解けます。そして、郭追さんを見つけようと決心します。

 

忍者たちは酒樓で酔っぱらっている「将軍府」の使用人を送ってあげるふりをして、自分たちを雇ってもらえるようにします。男手が足りないのですんなり受け入れられます。1人は馬夫、1人は調理人として働くことに。

 

韓雨さんたちは馬で移動。それを見た忍者が仲間に知らせます。「東ヘ行テ ツケロ」だって。

 

実家から「将軍府」に戻る途中の使用人の女性を殺し、入れ替わろうとするくノ一。医者が歩いているところでけがをしたふりをして、彼と仲良くなります。彼は「将軍府」の使用人のトップと知り合いなので、仕事を紹介してあげると言ってくれます。

 

薪を運んでいる老人を殺して、仕事を奪って潜入する忍者も。

 

医者は彼女を従姉妹と偽り、紹介します。、使用人のトップも女性の色気に騙されて、彼女を雇うことにします。

 

イケメン=郭追さんが背負っていた薪を下して、木の上で休憩。3人がその近くで忍者に襲われます。騒がしい物音を聞いて、郭追さんが駆けつけます。韓雨さんが殺されそうな瞬間に登場します。ちょっと複雑なアクションシーンでは鹿峰さん&江生さんが忍者役を演じています。3人、ステキ。


忍者を追い払った後、鹿峰さん&江生さんは郭追さんを疑い、いきなり襲いかかります。それに対応する郭追さん。いきなり襲いかかるのがサインなのか何なのかわかりませんが、とにかく3人は兄弟弟子だとわかり、喜び合います。

 

「将軍府」では忍者たちが隙を狙っています。あっちもこっちも。狄龍将軍、気をつけて!!将軍の寝室で身代わりとして寝ていた男性が殺されてしまいました。狄龍さんはセーフ。手厚く葬るようにと狄龍さん。優しい。

 

倉田保昭さんの登場です。畳の敷き方が変なお部屋でお茶を飲んでいます。暗殺失敗の責任を取って1人の忍者が切腹します。

 

このまま堂々と行くのは危険だと3人は考え、身分を偽って入ります。鹿峰さんは見回り。江生さんは調理人。つまみ食いをし過ぎて、料理忍者にキレられます。郭追さんは身の回りの世話係。潜入しているくノ一を見て、険しい表情になる郭追さん。くノ一も気づいたかな。

 

江生さんは忍者がナイフを隠し持って、将軍に料理を出しに行こうとしているのに気づきます。必死に止めようとしますが、向こうも必死です。直前で郭追さんと江生さんで阻止します。が、部屋はパニックに!江生さんは料理忍者と戦います。将軍は江生さんの戦いっぷりに大満足。

 

鹿峰さんは兵士の中で怪しい人を止め、戦います。鹿峰さんは見回りのときに叩く鉄板を使って戦います。最後は鉄板で偽兵士の手首を切り落として勝ちます。鹿峰さんの戦いは誰も見ておらず、しかも暗闇。もっと明るいところで戦ってもよかったのではガーン

 

郭追さんはくノ一と戦います。彼女は怪しいお茶を持ってきて、飲ませようとします。お茶は床に落ちて、失敗に終わります。郭追さんは彼女の殺意に気づかないふりをして、きれいな箱をプレゼントします。開けた瞬間、粉が噴き出ます。粉まみれになったくノ一は本性丸出しで襲いかかります。ここのスタントは江生さん。顔がちらっと見えます。郭追さんは彼女を倒します。

 

将軍たちが出かけようとすると忍者が襲ってきます。郭追さん、がんばって追い払います。

 

捕らえられた料理忍者は縄を外し、一旦抜け出ますが、輿に乗った倉田保昭さんが計画があるから戻って大丈夫というので、戻ります。自分を縛る料理人忍者。

 

倉田先生、遂に「将軍府」に登場。韓雨さんたちは戦います。そして、韓雨さんを誘拐してしまいます。

 

郭追さんたちは閉じ込めておいた料理忍者に会いに行きます。縄に藁がついていたことから、彼は一旦抜け出たと気づきます。これは倉田先生の誘いの合図。罠にあえてハマってみることにします。倉田先生は韓雨さんを返す代わりに冒頭に出ていた激レア本をよこすように要求します。

 

案内役として料理忍者を荷台に乗せて移動。郭追さん、胸と脇が露わ。鹿峰さん、胸が露わ。江生さん、肩がセクシー。五遁忍術の1つ「金」!金ピカ忍者が襲ってきます。料理忍者は手裏剣を受けて亡くなります。とにかく眩しいキラキラなかなか攻撃ができません。荷台には袋もあり、そこから傘とか生卵とかを出して、攻撃します。厨房の場面で生卵を隠すシーンがあったのですが、ここに繋がっていたとは!鏡のような板に生卵をぶつけ、眩しさを封じます。

 

「木」!木の上から攻撃されます。モスグリーン忍者を負かすと、次は茅敬順さんと馬金谷さん!!みんな、メイク濃い目でいい。

 

「土」!敵は黄土色忍者と茅敬順さんと馬金谷さん。多い。好きと好きが戦っている・・・。推しと推しが戦っている・・・。

 

これを乗り越えると韓雨さんが縛られて待っていました。倉田先生も登場。彼は激レアの武術の本をよこせば、韓雨さんを返すと言います。だけど、素直に渡しそうにない倉田先生。

 

バトルが始まります。郭追さん対倉田先生、鹿峰さん対馬金谷さん、江生さん対茅敬順さん。茅敬順さんの長刀の扱いがめちゃかっこいいです酔っ払い

 

江生さんは茅敬順さんを倒し、倉田先生を攻撃しますが、手裏剣にやられます。倉田先生は韓雨さんに刀を突き付け、彼らに武器を置くようにに言います。これでダメかと思ったとき、江生さんは彼の足にしがみつき、ホールド。刀を刺される江生さん。すかさず郭追&鹿峰が攻撃をして、倉田先生を倒します。

 

江生さんの体から刀を抜いて、お姫様抱っこする鹿峰さん。江生さんはぐったりしているから亡くなったということでしょうか。悲しい・・・。

 

狄龍将軍が倭寇を倒して、村を移動する姿で終わります。3人のがんばりがあったからこそ、できたこと。すばらしいです。

 

1回目のとき、私は狄龍さんを知りませんでした。知っている俳優さんが多いと見える景色が違うな~と思いました照れ

 

郭追さん、鹿峰さん、江生さんが超絶かっこいい。

 

江生さんがスタントしているシーンを発見できて、嬉しかったです。

 

いろいろトラブル(お金、スタッフなど)ありまくりの映画だったようですが、怖くないグロさやアクションがいいのでオススメしますOK