「紅衣喇嘛(SHAOLIN TEMPLE AGAINST LAMA)」 | kiyokiyo world Ⅱ

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昔の功夫映画ばかりです。

同じタイトルの映画があります。こちらは「SHAOLIN TEMPLE AGAINST LAMA」。1980年の方です。

 

皇子 羅銳はチベットで3年間、武術を学びます。師匠はラマ僧 王圻生さん。王圻生さんは皇子に自国の問題に目を向けてほしいと言います。国では徐忠信さんが悪いことをしていました。

 

王圻生さんは彼がどれだけ強くなったかテストをします。アレルーは立派に成長していました。

 

少林寺を除く全ての道場は徐忠信さんの組織に屈していました。徐忠信さんは反抗的な少林寺を潰すことにします。

 

手下の李海興さんたちが少林寺で暴れます。少し下の手下は楊雄さんと荊國忠さん。安定感がありますね。

 

高僧の張紀平さんと信心深い名士 王俠さんがお祈りをしているところに彼らは乗り込んできます。張紀平さんは丁寧に対応しつつも皇帝からいただいた土地や財産だから渡すことはできないと毅然とした態度で断ります。少林寺の全てがほしい彼らは難癖をつけます。王俠さんは彼らを止めます。同じ名士でも王俠さんとアランとではだいぶ考えが違うようです。

 

アランはアレルーの親戚?の女王とはいい仲のようですハート

 

王俠さんはアランのところへ行きます。アランは少林寺の僧は皆、悪党だと主張。王俠さんは彼が少林寺を手に入れたいから、よくわからん理由をつけて、彼らを捕まえようとしているのを見抜きます。痛いところを突かれ、ムカッとしたアラン。ド派手3人組に王俠さんの暗殺を命じます。

 

名作(?)「女忍者」に登場した場所で襲われます。今回は王俠さんの家設定です。たくさんの悪党が襲ってきますが、少林寺の僧たちが守ってくれます。閻明璋さんもがんばってました。李海興さんは手裏剣も使います。手裏剣にやられて、倒れる僧たち。危機を感じた閻明璋さんたちは王俠さんを連れて避難します。

 

李海興さんが彼を追って、山中を歩いていると小汚い爺さん 武浩さんが登場します。小汚いけど、強い。李海興さんと同じくらい。彼はちょっと戦って去ります。武浩さんは実は僧でした。変装を知っているのは閻明璋さんのみ。

 

ノリヘイと王俠さんはアランの陰謀を知ります。ヒロシは少林寺を狙う輩を探る担当。アランの組織が急激に拡大し、少林寺を狙いに来ているとノリヘイに報告します。ノリヘイは王俠さんの身を案じ、寺に滞在するようお願いします。

 

王圻生さんはアレルーさんに「少林寺の全てがよいわけでもないし、アランの組織の全てが悪いわけでもない。自分でよく考えて解決するように。」と話をして、寺から送り出します。

 

皇子だから、いろんなことに関わらなくちゃいけません。大変ですねもやもや神妙な顔でお祈りをして、チベットを去ります。

 

彼の帰国をよく思わないアランは刺客役のノリヘイを送り出します。1人2役演じていて、これは悪いノリヘイ。アランは彼をやっつけ、襲ってきた理由を訊きますが、ノリヘイは自殺します。何も聞き出せませず。帰国早々、とほほなアレルーでした。

 

次は屋外の茶屋でお客さん全員に襲われます。最後、店主が今の街の状況を説明してくれますが、その直後、店主は伝書鳩を放ちます。それを木の上から見ているヒロシ。

 

王俠さんはアレルーと直接会って今回のことを伝え、助けたいと考え、寺を出ることにします。命よりも国の平和を考えています。ノリヘイは心配して付いていくことにします。

 

やはり楊雄さんと荊國忠さんがいて、バトルが始まります。ノリヘイ、お年寄りだけど強い設定だから見てるとすかっとします。ヒロシは考えがあるようで王俠さんを腹パンして気絶させ、彼をどこかへ連れていってしまいます。秘密を知っているのは閻明璋さんだけなので、王俠さんがいなくなってしまい、ノリヘイは困ってましたタラー

 

アラン宅へアレルーが尋ねます。何も知らない彼を丁寧にもてなすアラン一行。アレルーは武術大会を開催し、優勝したら王になると言います。アランはその準備をすることに。アレルーが優勝するのはマズい・・・。妨害を計画します。

 

李海興さんはファイター役として登場。(アランの手下役とは違う役です。)アレルーは勝ちます。そして、王圻生さんが槍のスペシャリスト役として登場します。(これもアレルーの師匠役とは別。)また勝ちます。が、アレルーが気を抜いた瞬間、隠し持っていたナイフでいきなり彼の腹を刺します。王圻生さんは口封じのため、すぐにアランに殺されます。アレルーはけがで一時的にお休みすることに。

 

アランはヒロシのことが気がかりですが、計画を進めていくことにします。

 

アレルーの腹を刺した武者は少林寺の門徒であり、最近、少林寺は問題が多いと嘘を吹き込みます。更に偽物の刺客を登場させ、刺客の一員として僧の遺体を見せます。アレルーはアランの話を信じます。

 

頭に来たアレルーは少林寺へ向かいます。閻明璋さんの「横の門から入ってください。」というお願いをガン無視し、暴れるアレルー。閻明璋さん、ひよっ子扱い。

 

アレルーと黃茂洲さんが戦っているとノリヘイがやってきます。ノリヘイは自分たちは心身の健康のために武術を習っているので、決して戦わないと彼の挑戦を断ります。ノリヘイの動じない態度にアレルーは納得し、名乗らずに帰ります。

 

師匠の言葉を思い出し、何が正しくて何が悪いのか、考えるアレルー。情報が多過ぎで処理し切れません。「鬼面忍者」に出てきた岩が多い場所で閻明璋さんと黃茂洲さんと数名が戦いを挑んできます。おぃ、ちゃんと話し合いなよ~アセアセ

 

黃茂洲さんと戦い、腹部の傷が開いてしまいます。そんなこんなでアレルーに対して複数で挑むという卑怯な状況に。これが「少林寺の悪い部分」ですよね。ヒロシが彼らを叩いて、止めさせます。

 

アレルーは少林寺を出ようとしますが、けがはなかなか大きい。ヒロシはちゃんと治療するようにと言い、彼は従うことにします。

 

私の大好きな派手寺だ~キラキラヒロシはノリヘイにアレルーが皇子であることを知らせます。2人は考えた末、皇子であることに気づかないふりをして、少林寺がいいところであることを実感してもらおうということにします。

 

元気になったアレルーはヒロシと戦います。ラマスタイルに自信をもっていましたが、ヒロシは強かった。負けたら、1年間、少林寺で修業をするという約束をしていたので、修行することになります。

 

アレルーが少林寺に行ってしまったので手が出せないアランは計画の変更を迫られます。ペルシャ人の刺客を使うことに。

 

アレルーはラマスタイルへの執着を捨て、一心に練習に取り組みます。そして、質素で真面目な僧たちの姿を見て、アレルーはアランが嘘をついていたのではと思うようになります。

 

アランは鳩をたくさん空中で殺し、血を集め、飲みます。そして、気合いを入れて、槍や刀で喉や腹などを攻撃されてもびくともしない体になります。弱点は1ヶ所。耳の後ろ。これが気になるところです。

 

王圻生さんは僧からアレルーさんが少林寺で拘束されているという偽の手紙を受け取り、弟子と幼い女の子を連れて、少林寺に向かいます。途中で李海興さんたちの襲撃を受け、殺されてしまいます。アレルーは悲しみ、他のチベット僧は激オコムキーノリヘイは遣いを出してちゃんと説明することを約束します。

 

遣いとアレルーは出発します。茶屋で休憩しようとしたところ、老女が「お金がなくて、夫の葬式ができない。」と僧に相談に来ます。優しい僧は老女の願いを聞いてあげることにします。これが罠でした。葬式は嘘。ペルシャ人が隠れており、僧は殺されてしまいます。アレルーは罠だと気づきましたが、気づいたときは全てが終わっていました。

 

殺された僧はノリヘイの次に偉い僧だったので、少林寺側はアレルーに怒ります。しかし、ノリヘイは冷静に状況を分析しようと呼びかけます。ヒロシも加わり、アランが黒幕である証拠、女王がどれだけ関与しているのかと突き止めることにします。

 

アランは余裕がなくなってきましたアセアセ利用価値がなくなった女王を殺します。

 

夜、少林寺側はみんなでアラン宅に侵入します。李海興さんたちが待ち構えていました。大乱闘。少林寺が押し気味で終わります。

 

アランは気合いを入れて、彼らを待ちます。まずは李海興さんと対戦。アレルーのキックがぐっと入り、彼は負けます。

 

ラスボス、降臨雷閻明璋さんと黃茂洲さんがアランに殺されそうになったときにアレルーさんがやってきます。ラストバトル、スタート!アランの無敵っぷりにアレルーは困ります。アレルーは弱点と思われる部分を攻撃しますが、なかなか当たりません。しかし、耳がやったら赤くなっているのを見て、弱点だと判断。怒涛の攻撃を仕掛けます。ノリヘイから襲わった技術で耳をちぎり、黄正利さんレベルの3段キックをかまして終了です。

 

今回のノリヘイは人間味のある高僧で、これまたよかったです。間違った判断をするときもありますが、どうしたらよい状況になるのか真摯に物事に取り組む姿が印象に残りました。

 

キャストが豪華だし、武術指導が徐忠信さん、戴家班、王圻生さんなので、面白くないはずがない。エログロはないので、家族で楽しめます。妙な衣装は許せる範囲。

 

穏やかな(?)アクション映画なので、お疲れ気味のときにいいと思いま~すOK