アガサ・クリスティーの初期の作品です。
父1人娘1人で育った主人公アンは父を亡くし、天涯孤独になります。そんなとき、目の前で男性が亡くなるという奇妙な事件に遭遇します。
1人で調べるうちに茶色の服の男がこの事件に関わっているということを突き止めます。アンはその男を追うべく、父から譲り受けた財産を投じて南アフリカ行きの船に乗ります
自分は一体どんな事件を追っているのか・・・。
時には自力で困難を乗り越え、時には周囲の人の助けを借りながら、アンは一歩一歩真実に近づいていきます。
冒険あり、恋愛ありのステキな作品です。女性ファンが多い作品なのも頷けます
クリスティー文庫の最初の表紙は他の作品と同じような写真の表紙でしたが、現在は2番目のようなかわいらしいものとなっています。翻訳も新しくなりました。
私は下の2つよりも更に古い版のものを読んだのですが、翻訳が古く、ところどころで「気○がい」という言葉が出てきて、びっくりしました。
図書館でどうなっているのか新しい版をチェックしてみたら、「変人」という言葉に直っていてほぉ~と思いました
古い文庫は歴史を感じて面白いし、新しい文庫は字が大きくて読みやすいし、翻訳がわかりやすいです。
両方ほしいな~と贅沢なことを思ってしまいました。
![]() |
茶色の服の男 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
Amazon |
![]() |
茶色の服の男 (クリスティー文庫)
1,015円
Amazon |