今までの経過⑦ | カナダでシングルマザー子宮筋腫・子宮腺筋症闘病記

カナダでシングルマザー子宮筋腫・子宮腺筋症闘病記

2013年4月に双子の男児を出産。その直後に旦那がレイオフ。そして6ヶ月後にステージⅣの大腸癌と診断され、2年の闘病後他界。現在、子宮筋腫、子宮腺筋症を治療しながら子育て中。

ファミリードクターに鉄剤点滴をすると言われてから1週間、病院から何の音沙汰もなし。

子宮筋腫摘出手術も、同意書にサインして、待機リストに名前を載せてから3ヶ月が経とうとしていましたが、もちろんこれも連絡なし。

子供達を保育園に送った後、婦人科医のいるクリニックに予約なしで行きました。

受付の人に、早く手術をして欲しい、仕事に行けなくなった。と、伝えました。

すると、「手術の日程をコーディネートしているナースがバケーションで来週にならないと来ない。でも伝えておくわ。」と言われました。

なんて運が悪いんだ!!と、思いながらフィジオセラピーへ。

フィジオの背術を受けてる際に病院から電話がかかってきました。

月曜日にあなたと同じ手術をするはずだった人がキャンセルになったから、来れないかと思って電話したの。1時からだから、11時半までに病院に来てね。と。。。

その日は金曜日。

いつもの事ながら急。

双子を出産する時、二人とも逆子だったので、予定帝王切開でした。

でも、帝王切開の日が決まったのは前日で、前日のお昼過ぎに電話がかかって来て、「明日の午後4時からだから、2時までに病院に来て受付を済ませてね。」と、言われたのを思い出しました。

でもとにかく手術が受けられることになって良かったとホッとしました。

 

私が受けた手術の名前はHysteoscopic Mymectomyという手術です。

日本語だと何になるのか調べたんですけど、ちょっとわかりづらくて、間違っていたら嫌なので、私が受けた手術を簡単に説明します。

昔は子宮筋腫摘出を言ったら、お腹を切っていたそうですが、この手術は膣からカメラを入れて、子宮内にある筋腫をとる手術です。

これから妊娠したい方、年齢の若い方に勧められています。

日本だったらこのような手術でも何日か入院すると思いますが、ここはカナダ、日帰りです。

ちなみに帝王切開した時も、入院したのは2日で、3日目に追い出されました。

全身麻酔の手術なのに日帰り!!

さすがカナダ(笑)

 

日帰りとはいえ、当日は子供達の世話きついだろうし、どうなるかもわからないので、知り合いの日本人の夫婦と、結婚前にホームステイをしていたお家の夫婦にお願いしました。

こういう時に近くにヘルプしてくれる人がいることがとっても心強いです。

 

月曜日の朝、7時に起床し、子供達のランチをパックし、子供達の準備をして、保育園へ送り出しました。

お家に帰って来て、少しゆっくりできるかなーと思っていたら、病院から電話、「なるべく早く来てください。」と。。。

11時までには病院に着くように行こうと思っていたけれど、10時45分に着きました。

でも、結局待たされました。

今、待ち時間長くてねーって。

じゃあなんで早く来てって言われたのか?それは永遠の謎です。こういう時は、ここはカナダだから仕方がないと流すしかありません。

手術前の体重測定もちょー適当。

冬の分厚いジャケットとブーツ着たまま体重測定しました。

その後、カーテンで区切られた椅子に通されて、今までの経過や、どうして手術をするのか、どのような手術をするのか、そして点滴の準備など。

そこで執刀医登場。

私、自分の担当の婦人科のドクター大好きなんです。

彼女はとってもスマートですが、人を見下すことなく、患者さんの目線に立って治療方針を考えてくれます。

帝王切開を執刀したのも彼女です。

だから、私は彼女を信用しています。

カメラを入れてみて、取れるのは全部とるけど、もし取れないところにあったら、それで手術を終了して、その後の治療を考えていきます。とはっきり言われました。

子宮筋腫のことも気になっていたけれど、私が一番気にしていたのはヘモグロビンの低さだったので、鉄剤点滴を今日してくださいと、無理を言ってお願いしました。

そしたら、じゃあ調剤薬局に注文しとくわー。あとでねー!

 

その後、麻酔医が麻酔の説明をしにきました。

実は、この説明があるまで全身麻酔って知らなかったんです。。。

ちょっと怖かったけど、麻酔が効いちゃえばその後は医者がやってくれるんだし、大丈夫だと思い、あんまり焦ることもありませんでした。

手術室へは点滴のあの機械をガラガラ引きずりながら歩いて向かいました。