2007年8月13日:18時。
つよにいさんにパワーをもらい、夕闇迫る元地灯台を目指す。この辺はかなり観光地化が進んでいるのか、木道もしっかり整備されてるし、ウッドチップもフワフワに敷き詰められている。今日の大半の道はグチャグチャ、凸凹だった事を考えると、らく~~な道だ。でも…そろそろここも闇に包まれる…急がないと外套もないこの真っ暗な木道を歩かないのならなくなる!ここからはもうほとんど小走り。早く知床へ!って思いだけで小走る。
しばらく行くと、ちょうど眼下に桃岩荘が見える所まで来た。するとなにやら歓声が聞こえる…桃岩8時間組が到着するところで「洛陽」を歌っているところだった。こんな崖の上から歌が聞こえるんだぁ…ホントなら感動ものなシーンなんだろうけど、こっちはそれどころじゃない!さっさと足を運ぶ。
そして小走りした先に、元地灯台が現れた。
暗闇に灯台の光が際立ち始めている…もう夜の始まりだ。さぁ、知床へ急ごう!
結局、夕焼けに染まった利尻岳は拝めなかったけど、暗闇にひっそりと佇む利尻岳は、“今日一日よく歩いたな”とオレ達を見つめているようだった。
元地灯台到着=18時45分
桃岩展望台~元地灯台=2.1キロ
累計=30.7キロ
人家が恋しい…