2007年8月13日:13時。
“砂走り”に到着。
ここからは急な下り坂になってる。この先には「階段」と「崖」の二通りの下り方があるんだけど、崖はズルズル~っと駆け下りていくことができる(だから砂走り)。ただその分危険!大怪我でもしたら、街に行くにも手段が無い。唯一あるとすれば、ここから1キロ行ったウエンナイって集落に船を出してもらうしかない。オレたち3人は階段を降りることにした。
階段って言っても、かなりアバウトな階段もあり、それでも結構危険だったりする。(こっから崖を駆け下りるって…いやぁ~出来ないよ)
時間にして10分。案外早く砂走りをクリアした。
砂走りクリア=13時50分
召国分岐~8時間組と再会~砂走りクリア=5.9キロ
累計=16キロ
ここからは、海岸線を約1キロ進む。
白レンジャー:「ここが一番怪我しやすい場所だから、気を引き締めて!」
今までの山道と違って、ここからは岩場を乗り越えて進む事になる。さっきまでと足の運び方が変わる。確かに気をつけないと怪我するね。
断崖絶壁の下を歩くのは、かなりスリリング。人間ってホント小さな生き物だよ。
高波が来たら逃げ場がない。しかも岩はかなり大きく、足を踏み外したら…ぞぉ~!捻挫したら24時間も即アウトだ。慎重にいこう!
慎重に足元を見ながら進み、気が付くと…
目の前に宇遠内(ウエンナイ)の集落が近づいてきた。ここでやっとトイレ休憩が出来る(約3時間ぶり)。ふぅ~。やっとウエンナイだよ。トイレに入っても、ほとんどが汗で出てしまったのか、オシッコは少な目…
ここに「ひと休み」という店があるんだけど、今シーズンはだんなさんが具合が悪いとかで休業中…ポカリを飲みたかったんだけど、残念!
水道の水を補給して、これからの約5時間の道のりに備えないとならない。というのも、ここから礼文林道を経て、桃岩展望台~元地灯台~知床の区間には水分補給ポイントがない。水を切らせるのは、とっても危険。
(24時間をお考えの方は、ここでしっかり水分を補給してね)
さて…体も言う事聞かなくなってるけど、やるぞ、恒例行事!せ~~~の!
低空飛行…
かなり、キテマス…
宇遠内(ウエンナイ)到着:14時15分
砂走りクリア~ウエンナイ休憩所:1.2キロ
累計=17.2キロ
気が付きゃ、7時間歩いてるんだね。
って言っても、まだ全行程の4分の1…あと4分の3だよ!ど~なるんだ、オレたち?!