24時間その9 地獄の登り坂 | きよ's Happy Times

きよ's Happy Times

きよが感じる至福のとき、相棒ポデろー(BMWF650GS)との旅を綴ってます。

2007年8月13日:14時15分。

 ウエンナイの休憩後、さっそく礼文林道へ向けて出発する。集落を越えて、段々人工物が見えなくなる…こっからしばらく集落とはさよならだ。

 まずはいきなりの登り坂…ここの坂がなにしろヒドイ。中途半端な舗装、中途半端なコンクリ道路が道を余計に悪路にしている…登りづらいったらありゃしない!

 だんだん…だんだん…白&青レンジャーに遅れをとってしまう…自分は?というと太ももがつらい。ちょっと待て!痙攣してない?それでも登らないと!あ゛ぁ~~!つらい!!目の前にリタイアがよぎり始めたぞ。

 こんな時は応援メッセージのTシャツだ!実はTシャツの文字がにじんできてしまったので、鉄府から脱いでザックに入れている。背中に入っているTシャツのみんなの言葉の重さを感じる…こりゃリタイアなんて考えてる場合じゃない!前方では、二人がオレを待ってくれている。ふんばって、やっと二人に追いつく…


白レンジャー:「ひざやっちゃった?」

黄レンジャー(オレ):「いや太ももが…」

白レンジャー:「そりゃ筋力が無いんだよ」


的確な意見です。はい、その通り鍛えてませんので…返す言葉もないさ。もう辛くって…写真はこの区間一枚もないです…そしてやっと登り坂を終えた。いやぁ~もう登り坂降参!

 そうそう。星観荘の宿主、彦さんからウエンナイ着いたら電話ちょうだいねと言われていた。けど、「ひと休み」は休業だったし、ケータイは圏外で連絡してなかった。だけどなぜかソフトバンクなのに、この登り坂を越えた辺りでケータイの電波が繋がった。なのでここで連絡。


きよ:「24時間組のきよです。今ウエンナイの登りを終えたところです。」

彦さん:「んじゃ知床は19時くらいかな?」

きよ:「目標18時で行こうって思ってます」

(逆算すると…18時って無理?!)

 ま、なんにしても登りを終え下りのみとなったので、オレも回復気味。そして礼文林道の分岐に到着した。ヘタって座り込んだのはオレだけ(はい、鍛えてませんので)。ベテランの白レンジャーはともかく、青レンジャーの底なしの体力には参ったよ。何度も8時間やってるんだもんね、オレとは鍛え方が違うな。

さ、礼文林道に突入だ。っとその前にちょっと気合入れない?気合を入れる言葉といえば…


白&青&黄レンジャー:

「いくぞー!

 い~ち、

 に~、

 さん!

 ダァーーー!!


お?!なんか体軽くなった感じ♪気合入ったぞ~!


礼文林道分岐到着:不明

ウエンナイ休憩所~礼文林道分岐点=2.9キロ

累計=20.1キロ


元気があれば、なんでも出来る(猪木風に)