今期から新しく始まった「前澤杯」。
男子ゴルフの可能性と魅力をもっと多くの方に
知っていただきたいと日々思っている私にとって、
このトーナメントの誕生は本当に嬉しい出来事です。
開催地は「MZ GOLF CLUB」。
ゴルフに長年携わってきた
私も初めて聞いた名前でしたが、
実はかつての「デイスターゴルフクラブ」。
バブル期には豪華なクラブハウスが話題になったコースで、
私も当時プレーさせていただいたことがあります。
その後、パブリック化してからは
あまり名前を聞かなくなっていましたが、
この場所に再び光を当てたのが、
地元・千葉県への愛とスケールの
大きなビジョンを持つ前澤さん。
5年かけて芝を「ペンクロスベント」から
「ダブルオーセブン」へ。
ゴルファーならわかると思いますが、
これだけでも相当な投資と時間が必要です。
それでも「本物の舞台」を用意する姿勢に、
私は強く心を動かされました。
男子ゴルフの凄さや、
プロたちの魅力がより多くの人に届くように──
そんな願いを込めた前澤杯は、
競技の枠を超えてさまざまな試みに満ちています。
たとえば、全組に「ラウンドガール」が
帯同してスコアボードを掲げるスタイルは、
華やかさとライブ感を演出していて、
選手もギャラリーも自然とテンションが
上がるのではないでしょうか。
また、プロアマ戦ではオークション形式で
プロを指名できるなど、
今までにない仕組みが導入され、
観戦だけでなく参加型の楽しみ方も広がりました。
会場ではキッチンカーや
世界最高峰のハイパーカーの展示などもあり、
ゴルフを知らない方にとっても
「一度足を運んでみたくなる」工夫が
たくさん詰まっています。
1回目の開催ということもあり、
まだ知られていない部分も多いかもしれません。
けれど、間違いなく
「これからの男子ゴルフ界を変えていく」
そんな可能性を秘めたトーナメントになると
私は感じています。
未来のゴルフ界を支えるために、
そして次世代のプレーヤーたちの
舞台を守るためにも、観戦される方には、
どうかゴルフならではの“紳士的なふるまい”を
大切にしていただけたら嬉しいです。
ゴルフに関わるすべての人にとって、
誇れる大会となりますように──
心からそう願っています。
そして、このような新しいチャレンジを
末長く続けていくためにも、
大会に関わるすべての方にお願いがあります。
それは、「ゴルフの精神」を
忘れずにいてほしいということ。
どれだけ仕組みが変わっても、
どれだけ豪華になっても、
ゴルフが“紳士淑女のスポーツ”であることに
変わりはありません。
お金や地位に関係なく、
プレーの場に立った瞬間、
誰もがフェアであること。
選手もアマチュアも、互いを尊重し合い、
ルールとマナーを守ること。
それこそが、この素晴らしい競技を
次の世代に繋げていく力になると信じています。
今年はまだ知名度の低い第一回大会ですが、
きっとこの大会が、
男子ゴルフ界にとって大きな希望になるはずです。
応援する気持ちと、
敬意の心を持って、
ゴルフという競技の魅力を
もっと広く届けていけたら嬉しいです。
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