あなたはどのタイプ?”お金が使えない症候群”の処方箋 | FP阿部理恵の「お金の知識ないと生き残れないよ」

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Daily Andsがリンク切れのため、原文を掲載しています。

 

メンタル系お金のカウンセリングをしている私のもとには、「お金が使えないんです」というご相談の方も来ます。

お金を使うことに抵抗があると、お金を貯めることにも抵抗があったり、いい使い方をする充実感も味わえなくなってしまいます。

お金を使えないタイプは大きく次の3つが考えられます。各タイプの特徴と、どのように対処したらよいのかを知り、上手なお金の使い人になってください。

 

 

1.チョー心配性

 

特徴:悲観的で、老後が心配、自分が病気になったら・交通事故に遭ったらどうしよう、ということを常に考えています。そのため、お金を使っている場合ではなく、いざという時に備えて貯金しなければと思っているタイプの人です。

 

処方箋:こういう人は、一度きちんと老後やいざというときのために貯めておくべき金額を計算してみましょう。そこから逆算して毎月の貯金額を決め、余った分は「使ってもいい貯金」として分けましょう。すぐに使うことに抵抗がある場合はそのまま貯金しておいてもいいし、使ってもOKな貯金です。

 

 

2.お金は悪いもの信者

 

特徴:汚いお金の稼ぎ方をしている人や、浪費している人たちを見てきたとか、自分がお金で騙されたり、盗まれたりして嫌な思いをしたりなど、お金に対してあまりいいイメージを持っていないタイプの人です。ですから、お金を持っているのも嫌だし、使うのも嫌です。

 

対処法:このタイプの人は、寄付をするとか、人に贈り物をするなど、お金はいい使い方をすれば人を助けたり、喜ばせたりできるという経験をしてみましょう。いい使い方をしている人の話を聞いてみるのも効果的です。

 

 

3.私のようなものが・・・・ローセルフイメージ

 

特徴:親や先生たちが厳しくて、「どうしてこんなこともできないの」などと言われてきたため、自分は能力がない、お金を持ったり使ったりする価値がないと思っているタイプの人です。

 

対処法:このタイプの人は、小さな「できる」を積み重ねていき、できるたびに自分に小さなご褒美をあげましょう。今週は無遅刻無欠勤だったからケーキを買おうのように。特技があれば、それを披露してお金をいただくというのも効果的です。

 

 

以上を参考に、お金を使えない人は、適切な使い方・いい使い方について自分で考え、自分に合った基準やルールを作ってみると取り組みやすいと思います。

 

(2017年7月掲載https://daily-ands.jp/posts/5971fabb73f3212321acee77/