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たくさん稼いでいるはずなのに、なぜか貯金がない。それ、もしかしたら隠れ貧乏さんではありませんか?隠れ貧乏さんの特徴と解決策を学んで、予備軍から抜け出しましょう。
1.隠れ貧乏度チェック
あなたはどれくらいの隠れ貧乏度でしょうか?隠れ貧乏さんの考え方、行動を見てみましょう。たくさん当てはまるほど要注意です。
・自分はずっと健康で働き続けられると思っている
・家計簿はつけていない
・人と飲んだり、外食は外せない
・高額セミナーなど、いいと思ったものにはお金を使う
・リフレッシュにお金をかけるのも大事
・お得・限定・新しいものはついつい買ってしまう
・勧められるままに保険に入った
・結構なローンを組んでいる
隠れ貧乏さんは、「楽天的」で「人がいい」「上昇志向」な人が多いです。
現在収入が多くて、その収入がずっと続くと思っているのでマイナスにならない範囲なら全部使ってもいいと考えています。そして、人と楽しく過ごしたり、人のために何かするのが好き。一方で、自己投資も怠りません。人生を楽しんだり、ストレス解消にお金を使うのは上手ですが、貯金・資産運用に関しては苦手意識があります。
2.隠れ貧乏はこうやって治す
では、隠れ貧乏さんを脱出するにはどうしたらいいでしょうか。
1)最悪の事態を想定する
隠れ貧乏さんは、根拠もなく「何とかなる」「自分だけは大丈夫」という楽天家が多いのですが、ずっと今の収入が確保できるとは限りません。むしろ、自分が病気になる、会社が倒産する、親の介護、など確保できない要因はたくさんあります。もし・万が一の場合自分だったらどうするのか、一度考えてみましょう。イメージできないという方は、自分よりも少し上の先輩たちに話を聞いてみるといいでしょう。
ネガティブなことを考えるのが苦手な人は、「将来も楽しく過ごすために、壁となる要因を今からつぶしておく」と考えてみましょう。
2)具体的な数字を把握する
では、もし・万が一の場合、どれくらい必要になるのか計算してみましょう。病気になった時の治療費などを考えるとともに、まずは自分の1か月の生活費を把握してください。
今、1か月にどれくらい使っているか調べてみると、毎月必ず出ていくものと調節可能なもの、思ったより使っていたもの、意外と一定しているものなど様々なことに気付くはずです。まずは、この自分の傾向に気付くことが大事です。
3)見直しポイントを探す
隠れ貧乏さんは、現状把握をしても「何が無駄かわからない」という方が多いです。それは、お金に余裕があるので、すべてOKにしているからです。結構な金額のローン返済、高額な保険料、スマホ料金などの固定費は見直しポイントの一つです。
4)優先順位を決める
次に、もしも使っていいお金が今の半分しかなかったらと考えてみましょう。付き合いを減らす、買い物を我慢するなど、調整可能な部分について自分で優先順位をつけていくはずです。
まずは、今使っている金額の90%に抑えるところから始めて、クリアできたら80%、70%に抑えていく、そして残りの分を貯蓄に回すということをしてみましょう。
5)お金を貯める理由を明確にする
隠れ貧乏さんは、「あると使ってしまう」のも特徴です。財形のように引き下ろしにくい形にしても、いつの間にか引き下ろして使ってしまうのです。
それは、何のためにお金を貯めるのかが明確になっていないからです。「〇歳までに〇円貯める」「自分の夢のため」「株の勉強を始める資金」など、具体的な目標や数値があると、もともと上昇志向があるので貯金ががんばりやすくなります。
上述の中から必要なものを取り入れて、ぜひ「いつの間にか使っている」から「いつの間にか貯まっている」を目指してください。
(2017年3月掲載https://daily-ands.jp/posts/58d10ee873f3211452117a0b/)