「カササギ殺人事件」 | 今日という日、そして来し方行く末

今日という日、そして来し方行く末

定年退職後の日々(おそらく20年ほどの残された日々)
の出来事や思うことを徒然に綴っている残日録です
~日残リテ昏(クレ)ルルニ未ダ遠シ~

本屋さんをブラブラしていた時にこの文庫本(↓)が目に入って購入。数年前に本格ミステリーとして話題になった本だと思うのだけど、私の正直な感想は「長い!」

 

上・下巻あるのだけど、私くらいの歳になると、下巻を読んでいる時にはすでに上巻の登場人物はモチロン、ストーリーさえも忘れかけている・・・。

 

上巻は1955年にイギリスの小さな田舎町で連続殺人が起こるというアガサ・クリスティのミス・マープル的展開。そして、下巻の時代は現在で、上巻の物語を書いた作家が殺されてその犯人をそれを出版しようとしていた女性編集者が探偵となって追っていく、という二重構造になっている。

 

二重構造以外にも、最初、その女性編集者のなかなか思わせぶりな独白などもあって、私としては「そんな複雑な構造はどうでもいいから、さっさと誰が犯人なのか教えてよ!」と思いながらイライラしながら読み進めました。