今日も先日に引き続き、家紋についてのお話ですが、今日は「着物の家紋」にいたしましょう。
正装用と準礼装用の着物には、紋を付けるのがお約束です。
紋には「格」があります。
①日向紋 (ひなたもん) 着物・羽織の地色に白抜きし、模様や線を地色で割りを入れたもので、1番格式の高いもの。
②陰紋(かげもん)輪郭を白線で表したもの。2番めの格式。
③縫い紋(ぬいもん)着物・羽織が仕上がってから刺繍によって作る紋で、略礼装用の紋。
また、紋の数もお約束があります。
①五つ紋 :黒留袖・色留袖・喪服・色無地・男子正装用着物・羽織
②三つ紋 :準礼装用の色留袖・色無地
③一つ紋 :略礼装としての訪問着・略礼装用羽織・色無地
洒落紋という、礼装用では用いない紋もありますよ。
代表格は加賀紋。花を染めたり刺繍にして楽しみます。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20150502/18/kitsuke-honoka/66/73/j/o0800060013294019235.jpg?caw=800)
近所の公園で黄色のしょうぶ(?)を見つけました。
涼しげです。