陣内智則

”車で物売り屋さん”

陣内:「夕方の静かな時間に、英語の勉強。」

♬たけ~や~さおだけ さおだけ~ さおだけ

陣内:「ちょっとうるさいな…」

♬2本で1000円 
2本で1000円

陣内:「そうかあこの時間になったら色々売りにくるからなあ」

♬たけ~や~ さおだけ…

陣内:「この時代にさおだけ買う人おるんかな?」

♬たけ~や~さおだけ 

 押さないでください! 整理券をお配り致します!

 お一人様2本までとさせて頂きます!

 皆様ありがとうございます!

陣内:「すごい大人気やなあさおだけ」

♬なーんてね!

陣内:「嘘なんかい。なんやそれ。なんのためにや。

    何のみえはっとんねん。うるさいなあ」

♬~

陣内:「あっ焼き芋や、懐かしいなあ」

♬や~き~いもおいしいあったかいみもや~か

 あったか~いお~いも~のあ~じあ~きいも

 あったか…もっかい練習してきます!

陣内:「へたくそー、もう、へたくそ。お前、緊張しすぎやろ

    ぐだぐだやな、焼き芋のおっさん。」

♬アイスクリ~ム アイスクリ~ム

陣内:「アイスクリーム、えらい季節外れやなあ」

♬アイスクリ~ム ベットベト!

陣内:「いややなあ、いらん。」

♬けっこう遠くからきたよお

陣内:「なんで戻ってきたんや」

♬アイスクリ~ム ドッロドロ!

陣内:「いらんて、どろどろのやつ…」

♬山梨からき自転車できたよ~

陣内:「だいぶ遠くからきたな、頑張ってほしいな、あの人。」

♬アイスクリ~ム

♬~(陣内の携帯の着信音が鳴る)

陣内:「はい。」

♬ネッチャネチャ~

陣内:「何で電話してきたや、何で知ってんの?

    気持ち悪っ、切っとこ。」

♬たけや~さおだゴッホホホッ…
 
 ゴッホホホ…

 お兄ちゃん…このドロップ お食べ

 節子…これドロップやない おはじきや

 しっかりせい節子!

 お兄ちゃん…ウチ…ずっとビチビチやねん

 節子…節子 クソ

 このさおだけさえ売れたら節子は助かるんや

 節子!節子!!

 2本で1000円

陣内:「いや、買わへんて、買うかそんなもん。騙されるか、

    なに、蛍の墓1人2役で同情かおうとしてんねん。」

♬~

陣内:「あっ焼き芋や、ちゃんと練習してきたんかなあのおっさん。」

♬いしや~きいも~ おいも~おいも~おいも~おいもだよ

陣内:「何人おんねん。えらい人集めてきたな、多いわ。

    もうすごい人数。あんなに乗って大丈夫か?」

いしや~きいも~ ガチャガチャ…(何かにぶつかった音)

陣内:「うわ、ぐっちゃぐちゃやないか、おいも…大丈夫

    救急車呼んどこ…

    もしもし、あの、焼き芋のおっさん事故っ

    とるんできたってください。」

♬うぅ~

陣内:「うわ、早っ、優秀やなあ日本の救急車はやっぱり…」

♬救急車が通ります!どいてくださ~い

陣内:「あっ向こうです」

救急車が通ります!どいてくださ~い

 救急車が通ります フハハハ

 お前ちゃんと言えや!

アカンねん 俺同じこと何回も言ったら笑ってまうねん

 アカン ハズいわー言うの 1人で言うのハズいわ…

 ちょっと一緒に言うてや

 うんええでー

 頼むで 言うてや一緒に! いくで いくで~

 せーの 救急車が通りま…って

 お前 言えや~!


陣内:「もう何してんねん。なんやこいつら。

    中学生みたいなことしてるやん。キャッキャキャッキャ

    ゆうて…大丈夫かな焼き芋のおっさん達。」

♬甘~い 甘~い 有田みかん

陣内:「これ初めてや」

♬甘~い 甘~い 有田みかん食べたいです。

陣内:「いや、知らんわ。変なおっさん来た。」

♬~(焼き芋の音)

陣内:「あれ、焼き芋や、車変わってる。」

♬So,Rising Sun

やきい~も やきい~も い~も

陣内:「えらいイメチェンしたな。車の保険おりてイメチェンしてる

    やん。えらい改造してるし。あんな焼き芋買いたないな。

     あかん、腹減ってきたな…でも次来たら買ってみようかな」

♬アイスクリ~ム…

陣内:「早いな。アイスクリーム買われへんわ。早いぞ。」

♬有田みかんが…

陣内:「有田みかんがどうしたの?早い。」

♬やきい~も~(
Rising Sunの曲)

陣内:「焼き芋また改造してる。えらい華やかになったな。

    アカン腹減ってきたな…」

♬~(チャルメラ)

陣内:「あっラーメン。すいません、ラーメン一杯ください。」

♬毎度、一杯2000円です。

陣内:「高いな、2000円。はい、取りに行きますね。

    あれ、箸さおだけになってるなあどうゆう事や」

♬タケヤサオダケ~

陣内:「騙された~」

パンサー

"将来の夢"

向井:「いやあ、先生がみんな教室に残れって

    言ってたけど何やるんだろうな。」

尾形:「今から遠足かな?」

向井:「それはないと思うよ。年末だし、

    抜き打ち遠足なんて聞いたことない。」

尾形:「そうか、違うか。」

菅:「はい、お待たせ~」

向井:「あっ先生来た。」

菅:「昨日までにみんなに将来の夢を書いてもらいました。」

向井・尾形:「はい。書きました。」

菅:「なのでここでさっそく読んでいきたいと思います。

   僕の夢、田中よしお。僕の夢は、宇宙飛行士になることです。

   宇宙に行って、地球が青いことを確認したいです。」   

向井:「おい田中、お前宇宙飛行士になるのが夢なんだ。」

菅:「無理でーす。」

向井:「えっ、えっ」

菅:「いいかー、宇宙飛行士っていうのはもの凄く頭の

  良い人が倍率300倍で争ってるところです。」

向井:「先生。」

菅:「地球が青いことは、グーグルアースで確認してください。」

向井:「最低、最低なこと言ってる。ちょっと、先生。

    何で、そんな夢のないこというんですか?」

菅:「先生、君たちのお父さんお母さんに厳しく

  育ててくれと言われております。」

向井:「いや、そういう意味ではないと思いますけど。」

尾形が頭を抱え震える…

向井:「尾形くんがすごいおびえている。

    尾形くん、大丈夫だって。」

尾形:「向井、地球って青いのか?」

向井:「それにおびえてたの?ばかだね、尾形くん。」

菅:「さあどんどんいきますよ。次は、鈴木。僕の夢は、

   総理大臣になることです。はああ…」

向井:「先生、もうやめません?」

菅:「無理でーす。」

向井:「最悪だよ。」

菅:「いいですか、日本でたった一人だぞ。

   一億三千万分の一だぞ。」

向井:「確かに、そうかもしれませんけど。」

菅:「どうしても日本で唯一の仕事に就きたいなら、

   ハイパーメディアクリエイターになってください。」

向井:「そういう人確かにいましたけど、夢が全然違うんですって。」

菅:「さあどんどんいきますよ。私の夢かとうりつこ。私の夢は、

   空間デザイナーになることです。あ、これ危ないワードで

   ちゃってるな。空間にデザインなんてできません。」

向井:「いやいやいや」

菅:「いいか、できないんだったら夢を変えて下さい。専門学校に

   通いながらキャバクラで生計を立てるにかえてください。」

向井:「先生、偏見が凄すぎますって。」

尾形が机を叩き立ち上がる…

向井:「えっどうしたの?」

尾形:「僕の姉ちゃんがそうなんだ…」

向井:「全然いいよ、全然いい。お姉ちゃんも夢に向かって

    頑張ってるんだから応援したらいいんだって。」

尾形:「そうだよね…」

向井:「うん、大丈夫。」

菅:「次行くぞー、あぁこういうの先生気になっちゃうんだよな。

   しばたまさみ、読者モデルになりたいです。

   読者モデルっていったい何なんだあれは。」

向井:「確かに、よくわかんない仕事ですけど。」

菅:「答えられないのか?じゃあ、将来の夢を読者に変えて下さい。」

向井:「そっちをするんですか?

    いや、読者だったらみんななれますよ。」

尾形が机を叩き立ち上がる…

向井:「何?」

尾形:「うちの父ちゃんが、会社やめて

    読者モデルになるって言ってるんだ。」

向井:「それはやめさせよう。それはやめさせた方がいい。

    一家が無茶苦茶になっちゃうから。」

尾形:「うん、そうだよね。」

菅:「ほんとに何もわかってないやつが多すぎる。

   医者、アイドル、弁護士…」

向井:「やめましょう、先生。」

菅:「あれ?工場長!村田、お前工場長ってなんの

   工場長だ?ネジ?いいでしょう。」

向井:「基準がわからないです。ネジがおっけいな基準がわからない。

    先生、さっきから何でこんなことするんですか?」

菅:「先生もな、小学生の頃将来の夢ってのを書かされたんだ。

   でもな、今の自分とかけ離れすぎて少しショックを受けたんだ。

   結果先生はどうなったと思う?」

向井:「どうなったんですか?」

菅:「ちょっとだけ性格悪くなりました。」

向井:「だいぶですよ。めちゃくちゃ性格悪いですよ。

    じゃあ先生の小さい頃の夢って何だったんですか?」

菅:「神です。」

向井:「やっぱこの人やばい。」

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