大塚家具の親子間の泥沼の戦いのニュースが連日マスコミをにぎわしている。
会長である父と社長である娘、という創業者一族の経営権争いは、どちらの経営方針がより良いのかという論議は脇に置かれて、親子間の醜い争いに下世話な覗き趣味の報道一辺倒の様相だ。
ここでは、両者の主張する経営方針にのみ的を絞って、少し検討を加えてみたい。
勝久会長は大塚家具の今を築いた、会員制システムをベースに比較的値の張る家具を一度に大量に購入してもらい顧客単価を最大化する囲い込み型高級路線を堅持することを主張している。
一方、久美子社長はこの会員制システムは”お客様が入りにくい””時代に合わない”などと否定し、現在成功を収めている「IKEA」、「ニトリ」などを追随する大衆化路線を選択したいとの主張だ。
私は勝久会長に軍配を上げたいと思う。
なぜなら
1.高級家具を買うステータスを与える従来の大塚家具の手法は、富裕層に訴える強さがある
2.ピケティの論ではないが、今後ますます格差が拡大するのであれば、富裕層を主要顧客に囲い込むことは経営的に正しい
3.大塚家具というブランドにとって「IKEA」、「ニトリ」のマネをしてこの2社のシェアを奪いに行くことは”勝てる勝負”とは、思えない
4.ならば勝久会長の”他社にない独自性”のある路線の方が、会社が存続する(あるいは伸びる)という勝算があるのでは?
これまで長い年月をかけて築いてきた大塚家具の独自ポジションが、この会社の正しい位置取りのように思えてならない。
せっかく高収益型のビジネスモデルを持ちながら、それをうまく活用できず、ありきたりの他社追随型のモデルに転換するだけしか能のない久美子社長は同社の後継者としては器にあらずと断じたい。
さらに言えば、久美子社長の方針は、そこそこ多くのコンサルタントに支持されているようだが、多くのコンサルタントが支持することこそが、この経営方針が間違いであることを示す証拠のように思えてならない。
もっとも勝久会長の従来路線も高収益は保てるのだろうが、マーケットシェアという点では拡大を期待できるものではないので、経営資源の一部を別ブランドとして分離し、久美子社長の安売り用ブランドを新たに構築する手助けをするという折衷案もあるかもしれない。
トヨタはこの3月には2兆7千億円(連結ベース)という史上最高の営業利益の決算となるそうだ。
好業績を背景に従業員のベアも4000円越え、定期昇給と併せて1万1千円以上の賃上げになるとのこと。
もちろん円安の影響を受けてのこの好業績なのだが、一般庶民にもその良い余波が届くのだろうか?
先日話をしたある企業の方からこんな話を聞きました。
その企業も自社製品をトヨタに納入しているそうです。それで、この円安で大儲けしたトヨタさんから納入価格の引き上げとか、還元はあったのですか、と聞くと、「それはありません。それより年度ベースでの値引き(トヨタと取引をすると毎年何%かの値下げを続けなければならないそう)はあるので、還元どころではない」という。
その値引きには若干手心が加えてもらえるそうなのですが・・・。
2兆7千億という、ちょっとした国家レベル(ネパールやカンボジアのGDPより多い)の儲けを手にしておきながら独り占め、というのですから、トヨタに納入する業者は浮かばれませんよね。
この3月の大企業の決算は円安の恩恵を受けたからこそ、という色合いが濃い。
こうなったら中小企業も自らが輸出に取り組むのが得策ではないでしょうか?
ある企業では日本国内での生産コストが中国国内のそれより安くなった、という話も聞きました。
(輸出に係わる費用で残念ながらまだ中国国内での販売価格では逆転していないそうですが・・・)
中小・零細でも自立して、儲ける仕組みを考える時代です。中国や台湾の華僑はもうとっくに実践しています。彼らに出来て日本人には無理、ということはないでしょう。
好業績を背景に従業員のベアも4000円越え、定期昇給と併せて1万1千円以上の賃上げになるとのこと。
もちろん円安の影響を受けてのこの好業績なのだが、一般庶民にもその良い余波が届くのだろうか?
先日話をしたある企業の方からこんな話を聞きました。
その企業も自社製品をトヨタに納入しているそうです。それで、この円安で大儲けしたトヨタさんから納入価格の引き上げとか、還元はあったのですか、と聞くと、「それはありません。それより年度ベースでの値引き(トヨタと取引をすると毎年何%かの値下げを続けなければならないそう)はあるので、還元どころではない」という。
その値引きには若干手心が加えてもらえるそうなのですが・・・。
2兆7千億という、ちょっとした国家レベル(ネパールやカンボジアのGDPより多い)の儲けを手にしておきながら独り占め、というのですから、トヨタに納入する業者は浮かばれませんよね。
この3月の大企業の決算は円安の恩恵を受けたからこそ、という色合いが濃い。
こうなったら中小企業も自らが輸出に取り組むのが得策ではないでしょうか?
ある企業では日本国内での生産コストが中国国内のそれより安くなった、という話も聞きました。
(輸出に係わる費用で残念ながらまだ中国国内での販売価格では逆転していないそうですが・・・)
中小・零細でも自立して、儲ける仕組みを考える時代です。中国や台湾の華僑はもうとっくに実践しています。彼らに出来て日本人には無理、ということはないでしょう。
これを読んでくれた貴方は
1.ものを作る行為
2.ものを売る行為
どちらがより”善い”あるいは”尊い”行為だと思いますか?
あるいはどちらがより”恥ずかしい”行為だと感じますか?
おそらく多くの人、ひょっとすると日本人はほぼ全員、「ものを作る」ことは尊くて、善い行為で、一方の「売る」はややもすると恥ずかしい行為と感じるのではないでしょうか?
分かりやすいように、漁業(マグロの一本釣り)に置き換えて考えてみましょう。
1.青森県の大間で本マグロを一本釣りする漁師さん
2.釣れた本マグロを東京の築地市場まで運ぶトラックの運転手さん
3.築地市場でセリにかけられたその本マグロを競り落とした仲卸業者さん
4.そのマグロを購入して自分の寿司屋で握って出すすし職人さん
誰の、どの行為が一番尊くて、誰のが一番恥ずかしいのでしょうか?
「ものを作る人」は「ものを売る人」なしでは存在しえないし、その逆もまた存在しえない。
本当はイコールの立場であるべきなのに、今の日本では、ものを売る仕事をないがしろにしている部分、多くないですか?
1.ものを作る行為
2.ものを売る行為
どちらがより”善い”あるいは”尊い”行為だと思いますか?
あるいはどちらがより”恥ずかしい”行為だと感じますか?
おそらく多くの人、ひょっとすると日本人はほぼ全員、「ものを作る」ことは尊くて、善い行為で、一方の「売る」はややもすると恥ずかしい行為と感じるのではないでしょうか?
分かりやすいように、漁業(マグロの一本釣り)に置き換えて考えてみましょう。
1.青森県の大間で本マグロを一本釣りする漁師さん
2.釣れた本マグロを東京の築地市場まで運ぶトラックの運転手さん
3.築地市場でセリにかけられたその本マグロを競り落とした仲卸業者さん
4.そのマグロを購入して自分の寿司屋で握って出すすし職人さん
誰の、どの行為が一番尊くて、誰のが一番恥ずかしいのでしょうか?
「ものを作る人」は「ものを売る人」なしでは存在しえないし、その逆もまた存在しえない。
本当はイコールの立場であるべきなのに、今の日本では、ものを売る仕事をないがしろにしている部分、多くないですか?