シム・ウンギョンの新境地。映画 『少女は悪魔を待ちわびて』 | コワれるまで ALLORA

シム・ウンギョンの新境地。映画 『少女は悪魔を待ちわびて』
















映画 血 『少女は悪魔を待ちわびて』 (原題:お前を待って(ノル キダリミョ) 2016年)を観ました。

ドラマ 『ファンタスティック ~君がくれた奇跡~(原題:판타스틱(パンタスティク) 2016年)は観進めてますが、あまりにスルスル観終えると何も残らないような気がするので、ちょっと離れてから、再度続きを観ようかな、と。

なので、ちょっと寄り道。

シム・ウンギョンの新境地、犯罪スリラー映画です。
公開時21歳のシム・ウンギョン、美人になってます。

彼女が演じるのは、15年前に自分の目の前で父親を殺された娘ナム・ヒジュ。

殺された父親はソウル北部警察署のナム・イルヒ班長(チョン・チャヌン)で、彼の部下が新米のチョ・デヨン刑事(ユン・ジェムン)。
殺人現場に居合わせたデヨンは、その後幼いヒジュをあわれに思って後見したようです。

少女は悪魔を待ちわびて

そこらへんの経緯は映画では描かれませんが、事件後15年経て、ヒジュはなんか警察署の下働きをして警察官らに慕われています。

デヨンは班長に昇進し、毎月給料日に署員から1人1万ウォンずつ徴収して、ヒジュに渡しています。
ヒジュは公的ではないかもしれないけど、「名誉( ミョンイェ)警察(キョンチャル)少年(ソニョン)団員」(ダヌォン)という役職を委嘱されていて、署内の雑用を任されています。


しかしヒジュには、もう一つ別の顔がありました。
15年間、警察の内部情報を駆使して、父親を殺害した犯人への復讐に燃えていたのです。

その犯人は、キム・ギボム。
演じるのは、 『シークレット・ガーデン』 (原題:Secret Garden(シクリッ カドゥン) 2010年) のキム・ソンオです。 

少女は悪魔を待ちわびて

キム・ソンオ、この役のためにハードな減量をしたそうで、鬼気迫る悪魔のような殺人鬼を演じています。

ヒジュは15年間、この悪魔の登場を待っていたのでした。

少女は悪魔を待ちわびて

そして、ヒジュと悪魔の闘いは、静かなクライマックスへ。



これは、なかなか見応えある映画でした。