オードイルイ グァンジッ! 『チョン・ウチ』② | コワれるまで ALLORA

オードイルイ グァンジッ! 『チョン・ウチ』②

ケッコー面白かった、 めがね 『田(チョン)禹治(ウチ)(2012年)。

手 吾道(オド)(イル)(イ )貫之(グァンジ)ビックリマーク

人が飛ぶ、人がすっ飛ぶ!
サイコ~ (^∇^)ッ

回を重ねるごとに、主人公のチョン・ウチを演じるチャ・テヒョンが、だんだん親しみのあるヒーローに見えてきました。


さて、ハングルで書かれた
最古の小説
『洪吉童(ホンギルドン)伝』の
主人公
ホン・ギルドン。

右 サングラス快刀(クェド )洪吉童』(ホンギルドン)
(2008年)

ホン・ギルドンが
活躍した時代は、
暴君 燕山君の(ヨンサングン)
治世下。

本作では、
古典小説の英雄
チョン・ウチは
ホン・ギルドンを
師と仰いでいる
ということになっています。

またヒロイン ホン・ムヨン(ユイ)はホン・ギルドンの孫。

時代が近いという設定です。
なので、登場する架空の王は、第11代国王中宗に(チュンジョン)相当、ということでしょう。

ついでに、中殿(コ・ジュヨン)。
チョン・ウチ
最初に登場したときは、尚宮らにかしずかれてニコニコしているだけの役かとかと思いました。

チュンジョン王の年齢からするとヨンサン君の姪で最初の王妃、端敬(タンギョン)王后(ワンフ)なのでしょうけど、歴史上ではタンギョン王后は、暴君が親戚だったという理由で、チュンジョン王が即位してわずか7日後に廃妃(ペビ)となっています。

どうなのかなぁと思っていたら、本作でも、左議政(チャウィジョン)オ・ヨン(キム・ビョンセ)の奸計によって、やっぱり王妃の身分を剥奪されました。

その後けっこうな苦労をしつつ、本作中でなかなか重要な役割を担います。



     めがね     めがね     めがね


本作は観て分かったのですけど、いわば2部構成です。

第11話までが、朝鮮を揺るがす、隠された巨大銀鉱を巡るサイコ・アクションドラマ。

後半は朝鮮国の支配権を握ろうとする奸臣らとの攻防劇。

どちらかというと、前半のほうがチョン・ウチ ワールドといった感じがします。

後半は、もし道術が登場しなかったとしても、かんざしトンイ(Dong Yi) (2010年)のように主人公の知略で解決できてしまうようなお話だったと思います。

でも、前半はとにかくヴィジュアルだけでも引き込まれます。

動く本棚とか、毒虫とか、山奥深くに鎮座する巨大石造とか。

で、最後にはホン・ムヨン(ユイ)が道術で自らを犠牲にして、銀鉱を破壊して終わります。
チョン・ウチ

死んでしまったなぁ・・・と思ったら後半、胡蝶娘(ホジョムナン)という女義賊が登場。
チョン・ウチ
道力は失いながらも、ムヨンは生き延びていた、という実にご都合的な運びになっていました。

ユイ、王冠 『善徳女王』(ソンドンニョワン) (2009年)ではチョイ役でしたが、本作ではきっちり、ヒロイン役を見せてくれました。


ムヨン役のユイに負けず褪せていないのがホントの(死んだ)ウ・チの妹イ・ヘリョン役のペク・ジニ。
チョン・ウチ
実は前項でいただいたコメントで気づかされたのですが、ジニは 片箭()皇后(ファンフ) (2013年)に登場していました。
なんと、ヨンチョル大丞相の娘タナシルリでした。

あの“The 存在感”以外の何物でもないタナシルリと、ちょっと地味なヘリョンとは、結びつかなかったですねぇ。



     めがね     めがね     めがね


最終回、エンディングロールも終えて最後のカット。

製作スタッフみんなで元気よく、手 吾道(オド)(イル)(イ )貫之(グァンジ)ビックリマーク
チョン・ウチ

なにげに、ソン・ドンイルや王様役のアン・ヨンジュンがスポーツウェアでいます。
ソン・ドンイルさんの佇まいは、『チョン・ウチ』というよりも テレビ応答せよ(ウンダパラ ) 1994』 (2013年)ですね。