シドニーのフードショー
よく気がつき、くるくるよく慟く。金髪のマーティン・バギー青年は当時29歳、タスマニアの市役所の広報課に務めていました。なぜがよく気があって、以来21年間親交が続いています。私の誕生日に、「Happy Birthday」のサプライズコールで私を感動させてくれるのも、彼の温かい気遣いがあるから。その時、今彼が経営している「Bondai chai」(ボンダン・チャイ)がシドニーのフードショーに参加すると間いて、思わず「私行くわ」と言ってしまいました。
このフードショーは、「Good Food」をテーマに、3日間、2000もの食品会社やワイン会社がブースをかかえ、フードバイヤーや一船客にも大人気のイベントです。オーストラリアは世界最大のオーガニック大国。「健康と暮らし」が息づく会場は、どのブースも「オーガニック」「無農薬」のラベルが目に付き、イメージポスターやディスプレイの色彩がおしゃれで軽やか。毎日セレブリティシェフや有名料理研究家が来場し、デモンストレーションやサイン会が催され、「食」が世界のファッションであると体感する時間でした。「Donna Hay」のドンナ・ハイさんは、アメリカのマーサ・スチュアートのような存在。私もオーストラリアヘ行く度に彼女の本をよく買っていました。イベント会場の盛り上がりが、若くてふくよかな彼女に会った喜びに拍車をかけました。
経済が好調なオーストラリアは、「食」のビジネスも世界に向けて大きく躍進しようとしています。一方、地球温暖化の波を受けて降水量が例年の3分の1しかなく、公園の水撒きも洗車も禁止されているという現状。フードショーでは、どの食品会社も「地球に優しい農業」「エコロジーなクッキング」など、環境問題に対して独自の姿勢を打ち出しているところが興味深く思いました。
今恵まれている「食」の環境をありがたく思い、そしてシドニーのフレッシュな風に元気をもらったフードショーでした。
シドニーのクッキングスクールで学んだ美味しい海老のチリフライを紹介しましょう。
【海老のチリフライ】
A(小麦粉 ・・・ 1カップ、岩塩 ・・・ 4分の1カップ、チリパウダー ・・・ 4分の1カップ)、卵白 ・・・ 2個分
1.Aをよく混ぜ合わせる。2.殼をむいた海老を卵白にくぐらせ、Aをまぶして170度位の油でゆっくり揚げる。
aiko
お庭のハーブを使って楽しむ
5月のマンスリーギャザリングは、
「お庭のハーブを使って楽しむ ~ ハーブの楽しみ方・使い方」。
最近では、すっかりおなじみになったハーブですが、
西洋では昔から薬効にも注目されていて、料理に使えば東洋でいう「医食同源」。そして、さわやかな味と香りは料理の味を引き立たせてくれます。

今月のギャザリングは、ハーブを使ったバラエティに富んだ料理8品とデザートが並びました。

ハーブを入れて焼いたパンにのせた、手作りのリコッタチーズはとてもフレッシュ。

エビとサーモンをカラフルペッパーサルサで。

鶏のムネ肉もマリネして焼くと、しっとりやわらか。
サイドはココナッツクスクス、ジンジャーミントシロップ添え。

デザートのロールケーキは、しっかり詰まっているのに柔らかい。
来月のギャザリングは、6月11日(水)12日(木)、
美しい和ガラスで和食三昧です。
タスマニア、食の交流
タスマニアのきれいな空気、ピュアな水、豊かな土壌、穏やかな気候は、食を育む人々にとっては、至福の土地であるといえるのでしょう。
海産物(サーモン、オイスターなど)、穀物(麦、そば粉など)、野菜やフルーツ、そして酪農品など極上の食材を誇るタスマニアは、レストランのシェフにとっては正にパラダイス。さらに、食通の「Food Lovers」にとってもパラダイスというわけです。今タスマニアは「食の安全」と「品質」の高さ、そしてバラエティー溢れるレストランが人気を呼んで、オーストラリア本土のみならず世界中のFood Loversを惹きつけています。
この高まりの中で、料理学校の理事を務めるPaul Herbig氏と妻のJoさんは、特異稀なこの環境に感謝して、フード業界(食品会社、生産者、レストランオーナー、シェフ)全てに声をかけて、"Make-a-Wish-Foundation”を立ち上げました。もともとオーストラリア本土にあった運動で、深刻な病に苦しむ子供たちの願いを少しでも叶えてあげようという趣旨です。
赤ちゃんの頃からベッドの上だけの生活をしていた男の子の願いは、「オーストラリアンフットボールのゲームを観たい」というものでした。そのため、医師、看護婦と万全の備えをして彼の願いを叶えたのです。他にも活動は、医療援助をするなどさまざまですが、子供たちのたった一つの願い「生きていたい」とWishを叶えるための基金に、タスマニア全土のフード業界が参加しました。
2002年には、「Culinary Wishes-A Tasmanian Journey to the Table」という本を出版。タスマニアの名だたるシェフが参加し、地元の食材を活かしたレシピを公。食材は業界から提供し、その売り上げは基金へと寄付されました。「Still Water」のDonさんもその一人。彼の料理は日本やアジアの影響を強く受けていて、彼に往わせると"Freestyle Australian"。とらわれることのない、食材を活かしたオーストラリア風キュイジーヌというわけで、私はタスマニアに行く度に、彼独自の発想から生まれる食材の取り合わせと確かな昧に魅了されます。
食を通じて子供たちの願いを叶えるお手伝い、社会貢献の一翼を担う自負心と、タスマニアの食文化が一つになって未来に向かっていくエネルギーに、健全な歩みと信願を深く感じずにいられません。
私も2003年、小さなボランティア、ガン撲滅基金に賛同させていただき、日本料理講習を行いました。日本の調味料の使い方、味噌、醤油などを中心に、100人の方々にいろいろお腹一杯試食をしていただきました。味噌の効用はもちろん、ご飯の炊き方など楽しい交流がありましたが、バターを使わないソースとして抜群の人気だったのが、万能醤油ソース。鶏肉や牛肉にもよく合いますが、特にこの時期うずらが美味しかったので、うずらをローストしてこのソースを合わせました。今でもあれはどう作るの?という質問を受けるくらい大人気。とってもシンプルクイックですから、お家で試してください。
食を通じて深まる交流は、どこまで広がっていくのかしら。
私のパーソナルゴールの一つです。Food Loverの方、一度タスマニア・パラダイスへの旅はいかがでしょうか。
【万能醤油ソース】
醤油 50cc
みりん 100ml
生リーム 1カップ
ブランデー 小さじ1
●作り方
1.鍋に醤油とみりんを軽く煮立たせ、 生クリームを注ぐ。
2.生クリームに火がまわったら、ブランデーを入れ、30秒ほど中火にかけてでき上がり。
aiko
料理研究家養成コース 卒業パーティー開催
リスタ池田校にて料理研究家養成コース卒業パーティが行われました。
今期は6名の卒業生を迎え、先生から終了証と記念品である名前入りのナイフが贈られました。
そのあとは、卒業生の家族や友人も一緒に食べて飲んでのパーティータイム。
パーティー料理に卒業生が持ち寄った料理も加わり、バラエティに富んだ、おいしい料理の数々が並びました。
もちろんお肉や魚介もありましたが、穀類や野菜も多く、全体的なバランスとして整っていた気がします。相談して持ち寄ったのではないのにすごい!
そして恒例、本校の松本パティシエによる巨大豪華ケーキ。めちゃくちゃおいしい!
もうお腹いっぱいになりました。
今後はみなさんそれぞれの道を歩んでいくわけですが、
また同窓会をして勢ぞろいしたいですね。
新作タルトの開発
教室のない日も、飲食店のコンサルティング、大学の講師、料理番組、取材、撮影などで大忙しの aiko先生。
この日はコンサルティング先で、夏に向けた新作タルトの開発。
神戸トアロードの「ハンプトンファーム」。
aiko先生がオープン前からコンサルティングしているお店です。
要チェック!







