人間だれしもかっこ良く生きたい!、と考えるだろう。
俺だって、
フェラーリに乗り、
セカンドカーにメルセデスを買い、
スーツは銀座のテーラーで仕立て、
オーデマピゲか、ピアジェあたりの時計を付け、
自分の部屋のキャビネットにはバカラを並べ、
そのバカラのグラスでマッカランを飲む、
そんな暮らしに憧れる。
しかしながら、
大半の人はそうはいかない。
電車通勤をし、
スーツは安物を買い、
発泡酒を飲む、
そして極めつけは、これが現実、
と自分に言い聞かせるだろう。
もちろん、“もの” に囲まれて暮らしてなくても、
幸せ、と感じて暮らしている人もたくさんいる。
しかしながら、
人間の幸福は、その人でなければわからない。
ある時、某安売りショップにてカップルを見かけた。
どうやら彼女の誕生日らしい。
女「やだ。 ここじゃやだ。」
男「でも、ここのほうが1万円やすいし、、、。」
どうやら、彼女はヴィトンのショップで、ヴィトンのショッパーで
財布が欲しいらしい。
でも一方で、金を出すほうの男はどうせ同じものなら、安いほうがいい、と
考えているようだ。
確かにディスカウントショップで買ったほうがお得だ。
でも、女はヴィトンのショップで買い、
「お出口までどうぞ」
と、笑顔とともに商品を運んでもらい、
友達に一連の流れを自慢したいらしい。
女「誕生日にーー、彼氏とーー、銀座のヴィトンでーー、、、、」
長くなりそうなので、やめよう、、、。
この男は論理的に物事を考え、無駄のない暮らしをしたいのだろう。
女は、男の心よりも、“もの”が欲しいだけなのかもしれない。
でも、そうじゃないかもしれない。
もしかしたら、男のことを本当に好きだけど、
わがままを言っただけ、というかわいい女心なのかもしれない。
二人にとって、「幸福」の価値観が違うのかもしれない。
その人の幸福は、やっぱりその人でなければわからない。
そうだ、
今日はキース・ジャレットの即興ジャズでも聞きながら、
ジャスミン茶でも飲もう。
これが今夜のささいな幸せかな。