閲覧注意!カビや生ゴミの写真出てきますのでご注意下さい


我が家のコンポストは、生ゴミを初め、刈り芝、雑草、コケ、農作物残渣等を全部入れて大量に発酵させています。

春になり気温が上がるにつれて急速に発酵が進み、良質な有機質肥料ができあがっています。



コンポストの悩みのタネは臭いと虫の発生だと思います。


今回はコンポストで虫が湧かず、匂いを抑える裏技紹介です。
米ぬかを薄っすらと表面に撒く「米ぬかのフタ」これだけです。

撹拌しないで3日位放置すると、カビが生えてきます。

条件として、米ぬかにカビが生えるくらいの生ゴミの水分は必要です。


表面にカビが生えると、長い期間撹拌しなくても何故か虫は湧きません。

臭いもあまり気にならなくなります。


虫は米ぬかが嫌いなのでしょうか?


以前、袋に保管していた米ぬかに大量のアリが発生したことがあって、米ぬかそのものに虫を殺したり、忌避する効果は無さそうです。


一方、米ぬかから出る特定のカビが虫の発生を抑えるという説があります。

また、家畜ふん尿の表面に米ぬかを撒いたところ、大幅に臭いが低減できたという報告があります。


こちらは発酵がある程度進んできたコンポスト堆肥です。
ここまで発酵が進んでも、米ぬかを入れず撹拌をしばらくサボったら、とんでもない数のコバエが発生した経験があります。

でも生ゴミって毎日出ますよね。

生ゴミを入れるたびに米ぬかを入れるの?という疑問が出ると思います。


安心してください!

これは米ぬかを表面に撒き、撹拌せずに1週間くらい生ゴミ等を入れ続けた状態です。
追加で入れた生ゴミの臭いはありますが、やはり虫は湧きません。
(フタを開けた時に侵入した虫はいます)
でも、限度は1週間〜10日くらいでしょう。
それ以上の期間、撹拌せず、米ぬかのフタもせずに生ゴミを入れ続けると危険だと思います。
なぜなら、例えばコバエだと卵から成虫までの期間が10日程度で、米ぬかのフタの上で生ゴミをエサとして成虫になってしまうからです。

一方、仮にまったく撹拌せずにそのまま追加で「米ぬかのフタ」をしても、カビさえ生えれば虫は湧かないようです。

毎日の撹拌は面倒なので、最近は私も1週間に1回程度しか撹拌していません。
でも虫はまったく湧かなくなりました

「ちょっと手抜きしたい」、「毎日撹拌は無理」という方はぜひ、攪拌後の「米ぬかのフタ」を試してみてください。
ただし、攪拌回数が減ることにより酸素供給が減ってしまい、発酵速度は低下してしまいます。
なので、可能な範囲で、できるだけ多く攪拌はしましょうね。

また、まったく攪拌しない場合でも、「米ぬかのフタ」をすれば虫は湧かなくなると思います。
しかし、発酵が遅れ、高温発酵しないため、雑草種子や有害微生物が死滅しないリスクが高いと思いますのでご注意下さい。

逆に頻繁にコンポストを撹拌できる場合は、発酵が進み高温の発酵熱で虫が死滅するので、この「米ぬかのフタ」は不要です。(これが基本)


※内容は個人的な経験をもとに記載しています。効果を保証するものではなく、条件によっては効果がない場合があるかもしれません。
また、屋外型の家庭用コンポストの話であり、強制乾燥やエアレーションができるタイプは除外します。