ゴツゴツしたウイルス性イボ | 北千住静脈瘤クリニック

北千住静脈瘤クリニック

JR常磐線・東武線・つくばエクスプレス線・東京メトロ千代田線・東京メトロ日比谷線北千住駅西口徒歩5分の北千住静脈瘤クリニックです。静脈瘤、形成外科、美容皮膚科・美容外科診療を行ってます。https://lit.link/kitasenjuvarix

こんにちは北千住静脈瘤クリニックです。
当院の患者様の年齢層は成人や高齢者がほとんどですが、なかには、小児のお子様の怪我や傷痕、ほくろなども診ています。
今回は小児によくみられるウイルス性のイボの症例ですびっくり


ウイルス性のイボ、病名を尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)と呼びます。


このイボは、ヒトパピローマウイルス(HPV2型など)が皮膚に感染することでおこります。

皮膚の細かい傷から侵入し、基底細胞に感染して、まわりの正常細胞をおしのけて増殖します。

そのため、手足や爪の周りを中心に感染します。

ゴツゴツした厚い角質がめだちます。

血管新生が激しい特徴があります。

そのため、、、イボをよーく観察すると、イボのなかに黒いつぶつぶした点がみえると、汚れではなく、イボへと栄養を送る血管なんですニヤリ


治療は液体窒素やヨクイニン内服、モノクロロ酢酸などでイボを腐食させ、壊死させます。

頻回の通院が必要であったり、再発したり、しぶとくてなかなかスッキリ治らないのがこのウイルス性のイボ(尋常性疣贅)ですえーん



9歳の小児の足にできたイボです。


そんなウイルス性のイボを栄養している血管、これにロングパルスヤグレーザーを照射して破壊してみました。

角質がかなり肥厚していたので、局所麻酔して炭酸ガスレーザーで削ったのちに、ロングパルスヤグレーザーをあてる、という二種類のレーザーを使いました‼️おねがい


直後は血管に一致して、赤くなり、よく反応しているのがわかります。

すぐにカサブタができました。

10日後にはカサブタが黒くなっています。

1か月経過したころ、ぽろっとカサブタがとれたそうです。



尋常性疣贅は非常に再発しやすく、中途半端な治療をすると、そこを契機に周辺へウイルスがばらまかれ、また新しい病変が増えるだけ!、、、なかなかやっかいなんです。


炭酸ガスレーザーをするにしても、メスやカミソリで角化著しいイボを削る時は、その点に気をつけながらおこないます。びっくりマークびっくりマーク


このように、炭酸ガスレーザーとロングパルスヤグレーザーを使ってウイルス性のイボをとりました‼️ウインク


こちらの治療は五ミリ以下のイボにたいして炭酸ガスレーザー一個5000円、ロングパルスヤグレーザーも一個5000円です。

今回の患者さまのようにサイズが大きいばあいは、ご料金もあがります。



【GENTLE Max PRO ロングパルスヤグレーザー(Nd:YAG)の注意点】
血管病変をターゲットにした1064nmの波長を使ったレーザーです。血管に反応して照射後7~14日間、かさぶたが出来ます。
かさぶたには外用剤を塗布していただきます。
かさぶたがはがれたあとに炎症後色素沈着や色素脱失する可能性があります。
照射後の日焼けには十分気をつけて遮光に注意していただきます。
病変の再発の可能性があります。


今月は4/14日曜日診療しています!ウインク