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ウイルス性のイボ、病名を尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)と呼びます。
このイボは、ヒトパピローマウイルス(HPV2型など)が皮膚に感染することでおこります。
皮膚の細かい傷から侵入し、基底細胞に感染して、まわりの正常細胞をおしのけて増殖します。
そのため、手足や爪の周りを中心に感染します。
ゴツゴツした厚い角質がめだちます。
血管新生が激しい特徴があります。イボのなかに黒いつぶつぶした点がみえると、汚れではなく、イボへと栄養を送る血管です。
治療は液体窒素やヨクイニン内服、モノクロロ酢酸などでイボを腐食させ、壊死させます。
頻回の通院が必要であったり、再発したり、しぶとくてなかなかスッキリ治らないのがこのウイルス性のイボ(尋常性疣贅)です
さて、そんなウイルス性のイボを栄養している血管、これにロングパルスヤグレーザーを照射して破壊してみました。
9歳の小児の小指にあるイボです。
よーく拡大してみると黒い血管がみえます。
ロングパルスヤグレーザーを照射しました。
直後は血管に一致して、赤くなり、よく反応しているのがわかります。
すぐにカサブタができました。
10日後にはカサブタが黒くなっています。
3週間経過したころ、手を洗っていたらポロっとカサブタがとれたそうです‼️
綺麗に治りましたね
尋常性疣贅は非常に再発しやすく、中途半端な治療をすると、そこを契機に周辺へウイルスがばらまかれ、また新しい病変が増えるだけ!、、、なかなかやっかいなんです。
炭酸ガスレーザーをするにしても、メスやカミソリで角化著しいイボを削る時は、その点に気をつけながらおこないます。
このように、ロングパルスヤグレーザーを使ってウイルス性のイボを一回でとりました!
こちらの治療は五ミリ以下のイボにたいして一個5000円です。
サイズに応じてお値段がかわります。
また、レーザーの痛みを懸念されるかたには、局所麻酔や麻酔テープを貼ってから行うこともできます。
今月は4/14日曜日診療しています!