こんにちは!連日、酷暑ですね
みなさまバテていませんですか?
さて、先日、両側の耳瘻孔の摘出をうけた患者様、1週間経過し、抜糸にいらっしゃいました❗️
術前です
抜糸直後です
右側の耳瘻孔は感染を繰り返していたので、無事、摘出術をおこなえてよかったですね!
手術を予定していたのに、また感染してしまって見送る、、、なんて場合もありますから、、、!
左側です。
左がわは盲端になっていて短い瘻孔でした。
今回は貴重な両側の耳瘻孔のお写真を提供していただきありがとうございます。
耳瘻孔は耳介の発生過程にできる疾患です。
放っておいても治ることはないので、乳幼児の頃に、こども病院や総合病院で摘出されたりします。(形成外科または耳鼻科でおこなわれます)
かといって、なにごともなく生涯を過ごすこともありますので絶対、摘出しなきゃだめ❗️というわけではないのですが、、、
瘻孔から臭いカスがでたり、感染を繰り返すこともあるので、気になる方はご相談にいらしてください
感染している場合は感染をコントロールするために、抗生剤内服や切開排膿をすることがあります。
感染がおちついて1か月経過したのちであれば摘出術を計画できます。
摘出術の前に血液検査をさせていただきます。
術後次の日に再診、処置をさせていただきます。
血抜きの管(ドレーン)が入っている期間は通院していただきます。
問題なければ術後1週間後に抜糸です。
抜糸までの期間、プールや温泉、海水浴は控えていただきますが、シャワー浴は行えます。
抜糸が終わりましたら基本的には日常生活は普段通りになります。
(あえていうならば、色素沈着予防に、日焼けに注意してください)
耳瘻孔の摘出術は健康保険で行っています。事前に術前検査にいらしていただきます。
(術前検査の結果は3か月以内であれば利用できます。3ヶ月以上経過してしまった場合は再度血液検査をお願いする場合があります。)
このほかにも できものが気になる、けがをした、けがの痕が気になる、やけどをした、、、などなど 形成外科一般、診療も行っております
【皮膚腫瘍切除術 注意事項】
傷跡、瘢痕拘縮、赤み、血腫形成、感染、麻酔のアレルギーなどの可能性があります