本日もたくさんの患者様に暑い中お越しいただきありがとうございます。
まぶたのたるみとり手術を受けられる方の中には、加齢による眼瞼下垂を併発している方が多いです。
というか、大なれ小なれほとんどの方がたるみを併発しています。
なので眼瞼下垂の手術を行う際には、余分な皮膚も必要なぶん、切除できるので、眼瞼下垂手術のなかに、上眼瞼たるみとり手術もふくまれているようなものです。
(余分な皮膚がない方もいますが。)
ですが、とにかくとにかく、、、余剰皮膚や脂肪量が多いかたもいらっしゃります。
そんな場合、先に眉下切開による上眼瞼たるみとり手術を先に行ってから、眼瞼下垂の手術を行う場合もあります。
こちら、とにかく上眼瞼のたるみが強い患者様です。
上眼瞼のたるみはたいてい、外側から進行してきます。
最終的にはヤギの目のように?!外側から垂れ下がり、視野は狭くなります。
ここまでたるみが強いと、いきなり眼瞼下垂の手術でバチッと決めようとすると、綺麗な二重ラインにならなかったり、不自然な目になったり、、、。
まず、眉下切開による上眼瞼たるみとり手術を行うことに
デザインです。
最大幅10ミリ幅で皮膚や皮下組織を切除してゆきます。
外側をしっかり皮膚切除をしないといけませんね!
最後に縫合して終わりです。
術直後です
さすがに10mm幅で切除するとパッチリした華やかな目元になりますね!
ただ、まだまだ余剰皮膚もありますし、加齢による眼瞼下垂もあります。
第二弾としては、年末くらい?に両側眼瞼下垂(挙筋前転)術を行いましょうか?!
と 2段階で手術の計画をしております。
もちろん患者様がご満足していただけるなら
今回の眉下切開のみでも十分です!
術前の上方視です。
術直後の上方視です
いかに楽に視野を確保できるようになったかわかりますね
額のシワも術直後に減ったのがわかりますか⁉️
1週間後に抜糸になります。
また来週に経過をアップしますね!
このように、眉下切開を先に行ってから、眼瞼下垂の計画を行う場合もあれば、
眼瞼下垂の手術をしてから、眉下切開を行う場合もあります。
余剰皮膚の具合によりますし、下垂の程度にもよりますのでご相談ください。
過去に眼科さんにて眼瞼下垂手術をされた既往がある患者様に、眉下切開のみを行った記事です。
より、極みを求めるならこちらの患者様にもいずれ眼瞼下垂の手術をしていただくほうがよいでしょうね


【上眼瞼たるみとり手術・眉下切開術の注意点】
二重ラインの左右差や消失、腫れ、内出血、傷跡、創部周囲の違和感、感覚鈍麻などの可能性あります。
眼球の乾燥、違和感、眼脂の増加、眼瞼痙攣の可能性があります。
眉毛の生え方が変わる、眉毛の形が変わる、隠れていた眼瞼下垂が目立つようになることがあります。
眉下切開のみではたるみ取りが不十分になる場合は二重ライン上でのたるみ取り手術を追加で
行う場合もあります。