北野輝一 陰陽師の独り言 -3ページ目

ダ・ヴィンチ・コード

キリスト教が世界的な宗教に発展する道筋をつけたのは、

ローマ帝国皇帝コンスタンティヌスです。

彼は肥大する帝国の分裂を防ぐため、キリスト教を利用しようと考えました。

帝国の肥大化により、軍の構成が多国籍軍になっていたため、

愛国心という機軸では軍の統制がとれず、統一した宗教を持つことで帝国軍の統制を図ろうとしたのです。

紀元312年、「ミラノ勅令」により、宗教の自由が認められました。

これだけなら他の宗教とキリスト教は同等になっただけですが、

コンスタンティヌスの本音は次の勅令文に著されています。

「これまでキリスト教の弾圧政治によって没収され競売に付された教会資産は、

国費によりそれを国が買い戻し、教会に返還される」

暫く後、キリスト教聖職者の免税、兵役免除などの優遇処置も実行されました。

「紀元325年・ニーケア公会議」

起源325年、皇帝コンスタンティヌスはニーケアにキリスト教司教達を招聘しました。

目的はキリスト教の教理統一です。

当時のキリスト教には「アリウス派」と「アタナシウス派」が存在し、

キリスト教の教理に関し、宗教論争が行われていました。

論争の主題は「イエスは神と同等か」という問題です。

司教アリウスの考え方は、生まれそして死んでいったキリストは神ではない、と言うものです。

キリスト教の基本教理は「三位一体」であり、父と子イエスと聖霊は同一のものであると言う考え方です。

アタナシウス派によりアリウスは「異端者」とされ追放されてしまいます。

ところがアリウスは追放された各地で次々と共鳴者を得る事になるのです。

そしてニーケア公会議が召集された頃には、ローマ帝国を二分するほどの教理論争にと問題は拡大していました。

皇帝コンスタンティヌスは心情的にアリウスを支持していたようですが、

三位一体説を支持しなければローマ帝国は分裂の危機を迎えます。

皇帝コンスタンティヌスはアリウスを正式に追放し、協会保守派を守りました。

しかし、この論争に終止符が打たれ、新約聖書(三位一体)という形で

キリスト教の教理が統一されるまで、ニーケア公会議から数世紀を必要としたのです。

北野 追記・ニーケア公会議はキリストが死んで300年ほど後の話です。

現代の日本に置き換えると、江戸時代中期の問題に関して論争が行われたと考えてください。

キリストに関する資料もかなり真実に近い物が残されていたはずです。

それだからこそキリスト教徒の多くがキリストは神ではないと考えたのではないでしょうか。

彼ら、キリスト教徒の異端者が残した文献や資料を、アタナシウス(派保守派)が魔女裁判などで燃やし尽くした後、新約聖書を初めて編纂する事ができたのだと私は思います。ダ・ヴィンチ・コードの聖杯伝説も、アリウスを信じる多くの信者達のロマンが生み出した物語なのですから。




不倫と倫理

不倫の文字に含まれる「倫」はまさしく倫理の倫です。

不倫は倫理上、よろしくないと、規定しているのでしょう。

不倫に関しての相談で、既にSEXをして、ある程度の交際が続いている段階で

「自分のしていることは間違っているのでは?」と感じ、愛しているのにもかかわらず

相手に別れを告げてしまう奥様の相談を多く受けます。

挙句の果てに、ご主人に告白してしまう奥様もかなりいるようです。

私は不倫を肯定も否定もしません。良い不倫と悪い不倫があると思っているだけです。

不倫に倫理観を持ち込むのなら、是非、パンツを脱ぐ前にしていただきたいし、

自分の気持ちを楽にしたいだけで、ご主人に告白するような残酷な事は、

離婚後にしていただきたいと思っています。

不倫は「秘かに長く」が原則です。

子持ちで不倫の場合、夫婦で見る景色(価値観)が変わるまで、貴方には彼が必要だと思います。

結婚後の10年・20年、そして30年、その時々で貴方が守ろうとするものは変化するでしょう。

50歳になった貴方が、守りたいと思うようになるものを、30代で捨てないでくさい。

愛情の無いご主人に対して暫くは「生かさず殺さず」でお願いしたいと思います。




パパと二度目の別れ

子供を連れて離婚した場合、生活苦や寂しさ、将来の不安から

新しい男性を探そうとする事は女性の本能だと思います。

離婚後、新しい彼ができるのも自然な理だと思いますが、

そんな時、「絶対にしてはいけない」事が一つあります。

新しい彼と結婚するまでは、自分たちの家に彼を呼ばないでください。

同棲など論外です。

離婚は交通事故と同じで、どちらかが一方的に悪いというケースは稀にしかありません。

貴方にも当然、何らかの責任はあると考えてください。

どちらにしても貴方は結婚下手である事を忘れてはいけません。

そんな貴方が新しい彼とスムーズに再婚できる可能性は非常に少ないのです。

彼が家に出入りした場合、12歳以下の子供たちは自分の意思に係わらず、

その男性をパパと思い込むようになってしまいます。

子供たちは既に一回、大切なパパを失っています。

一回の離婚でもトラウマになる場合が多いのに、

二回の別れは子供にとって残酷すぎると思いませんか?

新しい彼ができたら、家の外でデートを重ねてください。

彼の愛が確信に変わったら、遊園地にでも出かけてください。

そしてゆっくりと子供と彼を環境に順応させるのです。

結果的にそれが貴方の幸せにも通じる道なのですから。