インターネット上にある戒壇の大御本尊なる写真を検証してみた。
たて13.2×よこ6の比率だ。
「富士大石寺明細誌」によると
「縦四尺七寸五分(144cm)、横二尺一寸五分(65cm)」
ほぼ同じ比率だ。
つまり、本物を撮影したとしたら、正面から撮影されたものと推定できる。
しかし、鶴丸が下の方でかぶる。
御開扉で約40度ぐらいに見上げても鶴丸はそれほどかぶる感じはしない。
10度と言えば拳を縦てにまっすぐ出した時の角度だ。4つ重ねると約40度になる。
勿論、御開扉でそのような行為をしたのではない。
鶴丸がかぶるには45度程度は必要だ。
45度とすると縦の長さは約三分の二になる。
つまり、私が見た写真は奉安堂の写真とは考えにくい。
合成か、別の場所で写したものだろう。