大乗非仏説⑬ 大乗教はバラモン教の影響をうけている | kitani1のブログ

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 「大乗教はバラモン教の影響を受けた事は、仏教学会では常識」という人がいた。確かに、大日経はあやしいなあと思ったりもするけれど・・。こんな事を常識とする学者は、学者を止めた方がよい。学者に向いていない。

「バラモンの経典に、法華経に説かれる一念三千ってある?」って聞けばよい。
もちろん、あるわけない。


 バラモン教の影響等という学者は、論じることを知らない人物だ。
 確かに、枝葉末節では似ていても不思議では無い。あらゆる宗教は、探せばどこか似ている。また、ほとんどの思想・道徳・宗教は「善を勧め、悪を止め、そうすれば、幸せになる」と説く。また、当時の人にわかりやすい譬えを使えば、似てくる。悩む人を激励するとき「闇が深ければ深いほど暁は近い(たしかパウロ)」など、どの宗派でも使えそうだ。真の力ある宗教なら正しいとも言える。本質から迫らず、枝葉末節ばかり読むとそういった間違いを犯す。


 逆にバラモン教へ取り入れた仏教の考えはあると思う。仏教からのバラモン教への初期の批判とバラモン教の内容とを研究すれば、分かってくるかもしれない。


 以前にキリスト教徒で「般若経を読んでいたら聖書がよく分かるようになった」と言っている人がいた。仏教教義を盗んでいるだけなのだが、本人はよく分かっていないようだ。聖書にないことを般若経で補完しているだけだ。あるいは小乗経に「中諦」の考えがないにも関わらず、「因縁」を説くからあるとするようなものだ。小乗経の「因縁」は基本「滅」を示すためにあり、「空」の概念に含まれると言えそうだ。


 学を志すなら、先ず、本質をとらえること目標にしてほしい。