大乗非仏説を信じる人は、スリランカ等に伝わった南伝仏教を尊敬しているようだ。また、学者も南伝仏教に大乗教がないことも、大乗経否定の大きな原因になっているようだ。南伝がない事は大きな問題には感じないが・・。
誰が伝えたのかによるだけだろう。大乗教を排除できる人物が伝えただけだと考える。世の中ではよくある話で、声の大きな人の意見が残る。それが真実でなくてもそうなっていく。また、南伝した人が大乗経を明かさなかったとも考えられる。遠い昔のことだから、どうとでもとれそうだ。しかし、大乗仏教としては、北伝を主体としているようだ。大乗経典である法華経等を伝えた鳩摩羅什は、師匠・須梨耶蘇摩に「法華経は東北に縁あり」と北伝を勧められている。
凡智でははかれない釈尊の智慧が存在していたなどは、学者には受け入れられない事とは思う。