こんばんは!
海洋生命科学部3年テディです🐻
学校が始まってはや1ヶ月経ちました。
今日は前回(6/14)に告知したように「学芸員」についてお話します。
まずみなさん「学芸員」って知っていますか?
学芸員というのは、博物館や図書館なで専門的職員やその職に就くために必要な資格で、国家資格です。
この資格が取得できる学部は、北里大学において海洋生命科学部だけです🐡
簡単にいうと、海洋生命科学部生が学芸員取得する目的は、水族館で働くために取得してほしい資格だからです。
さて、それではどのような勉強をしているかについてお話します。
学芸員の授業は2年生から始まります。
授業は、普通の座学の授業の他に、実際に博物館に行く授業があります。
座学の授業では、「博物館とは何か、教育とはなにか」という基本から勉強します。
この他に動物園や水族館などの「生きた生き物を閉鎖空間で展示することの必要性」なども多方面で考えていきます。
博物館見学では、2年時に平塚市にある博物館や相模原市の科学館、横浜市にある動物園など計4か所に行きました。
見学授業のあとにはレポートがあり、植物や虫、動物などの保管方法についてを学んだことを書きました。
この授業では、実際に現役の学芸員さんからお話を聞くことができる他、展示物を保管している倉庫を実際に見ることができ、貴重な時間でした。
そして3年生になった今年は、前期に「博物館経営論」や「生涯学習概論」、「博物館展示論」などを勉強しました。
展示論の授業では、水族館プロデューサーの中村元先生がお越しくださり、直接指導してくださいます。
この先生をみなさんご存じですか??
この方は、数々の有名水族館で大ヒット展示(クラゲやペンギンなど)を制作している方です。きっと検索すればみなさん、メディアなどで1度くらいは見かけたことがあるはず…
そんな素晴らしい教育カリキュラムがこの北里大学海洋生命科学部で受講することができます。
ここで「国家資格なのに楽そうじゃん!」と少しでも思ったそこのあなた!!!
そんなことないんです。学芸員は1回のレポートがとにかく重く、最終的に学芸員の資格を取得できる人は初回受講者の約1/4にまで減ってしまうんです。具体的に言うと、初回は80人ほどいたのに最後は20人もいません。過去の履歴を見ると12人程です。
2年生のときに課されたレポートでは約3万字書き、3年生の某授業では半分の受講生が落とされます。
それくらいレポートの評価がシビアです。
楽しいことがある反面、大変な面もありますが、何かを得ようとするためには必ず努力や苦労はつきものです。
簡単に得られることもありますが、苦労して得たことの方が何百倍も価値があると私は思っています。
私は友人6人で受講しており、「絶対に全員で学芸員の資格を取得して卒業しよう!」という信念のもと、辛いことがあっても皆で励ましあっています。また、キャンナビも同期全員が学芸員取得を目指して日々努力しています。
今年は、新型コロナウイルス感染症や入試制度変更など変化が多い年ではありますが、受験生全員が同じ状況です。
残された時間1分1秒を大切に、悔いのない受験生活を送ってください。
春に皆さんとこのキャンパスで会えることを願っています🌸
※雪の降る寒い中、動物園見学での1枚📷