今朝は鍵山秀三郎さんが月刊「致知」に紹介されましたお話です。
“もっと、もっと、もっと”
際限なく求めて欲しがって生きるのは、「請求書の人生」であると、知人の有吉説志様から教えていただきました。
有吉様は、幼い頃お祖母さんから、寺社にお参りした時は「ありがとうございます」と請求書ではなしに領収書のお参りをしなさい、と教えられたそうです。
求めるばかりではなく、今与えられているものに感謝の心を持つ「領収書の人生」です。
日本には領収書の生き方をしている方が大勢おられますが、そういう方は世間から注目されることはありません。
請求書の生き方をする人が派手で目立つのに比べて、領収書の生き方をする人は地味で人目につかないところが共通しているからです。
誰からも注目されず、光の当たらないところで、いつ報われるか分らないことにも、心を込めて取り組んでおられるそのお姿からは卑しさは微塵も感じられません。
他人に頼ったり、求めたりすることなく、人の役に立つことだけを念頭において、一途に歩み続けるお姿は、人を惹き付ける豊かな魅力を備えています。
鍵山秀三郎さん
月刊「致知」より。
あなたにすべての善きことが雪崩のごとく起きます
