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今朝は現在映画「奇跡のリンゴ」が上映されていますが、主人公木村秋則さんのお話です。
りんご農家・木村秋則さんからの提言。
実は、以前見たことがある戦時中の新聞に、こんな言葉があったんです。
「足りない、足りない、工夫が足りない」って。
私はいつも、この言葉が頭にこびりついて離れないんです。
結局、自分のやったことが間違っているから(リンゴの木の)葉っぱが落ちるん
ですよ。
間違っているから虫が集まるんですよ。
それを見て、女房が悪い、天気が悪いって、ほかに責任を転嫁する人がいま
はあまりにも多いと思うんです。
そうじゃなくて、自分が悪いんだと。
自分が勉強不足なんだ、観察不足なんだ、ということなんです。
誰も気づかないところを見る目、キャッチする力が大事になってくるんです。
同じものを見ても、表を見るのか、裏を見るのか、それとも横を見るのか、そ
の見方によってみんな捉え方が違うと思うんです。
3か月も4か月も見続けてやっと分かることがほとんどです。
自然というのは、それくらい長いサイクルで動いているんじゃないかなと思う。
だけど、今日やったから今日結果を出すのが現代社会です。
まるで時間に押し流されるように結果を求めようとしているのがいまの社会じ
ゃないかなと思います。
自然は、きっと笑っているかもしれないです。
人間は一体何をやってるんだと。
せかせか動いてこんなに自然からかけ離れた社会をつくってしまって。
もう少しのんびりしなさいよ、余裕を持って自然を見つめてみなさい、自然の摂
理に帰りなさいって、自然は私たちに話し掛けていると思う。
常識の中には間違っているものも多いんじゃないかと私は思います。
私は、周りから変わり者とされているけれども、逆に自分の間違いに気づかな
いでいる人もすごく多いと思うんです。
学問栄えて国滅びるっていうけれども、いまの社会の混乱ぶりがそれをよく表
しているんじゃないでしょうか。
リンゴが教えてくれたこと ・・・・・
自然には何一つ無駄なものはない。
私は自然が喜ぶようにお世話をしているだけです―。
絶対不可能と言われたリンゴの無農薬・無肥料栽培を成功させ、一躍時の人
になった農業家が、「奇跡のリンゴ」が実るまでの苦難の歴史、独自の自然
観、コメや野菜への展開を語るとともに、農薬と肥料に依存する農のあり方に
警鐘を鳴らす。
「日経プレミアシリーズ 46」(新書) より。
映画「奇跡のリンゴ」オススメです。