マザーテレサのお話 | 北風家のおやじのブログ

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【日本海に沈む夕日】




今日はマザーテレサのお話です。



ある日のことです。

一人の男性がマザー・テレサを訪ねて来て、言いました。

「ヒンズー教徒の家族がいるのですが、その家には8人ほどの子どもがいて、 長い間、何も口にしていないのです。」

マザーはとりあえず、夕食のために用意してあった米を持って、その家族のところに出かけていきました。

そこには、栄養失調でやつれはてているために目が飛び出して見え、お腹が異様にふくらんでいる小さな子どもたちがいました。

お腹を空かせている子どもを見ることほど、母親にとってつらいことはありません。

母親はマザーに手を合わせて感謝しました。

マザーは、さっそく米を炊いて子どもたちに食べさてやるのかと思いましたが、母親はその米を二つに分け、そのうちの一つを持って出かけてしまったのです。

しばらくして彼女が帰って来たときに、マザーは尋ねました。

「どこへ行かれたのですか?
何をしに行かれたのですか?」

するとその母親は答えました。

「あの人たちもお腹を空かせているんです。」

あの人たち?

それは、隣に住むイスラム教徒の家族のことだったのです。

そこにも同じくらいの子どもがいて、いつもお腹を空かせていました。

そのことを彼女は知っていたのです。

彼女は自分の子どもが極限までお腹を空かせているにもかかわらず、他のかわいそうな人にも分け与えたのです。

自分の痛みとなるまで、分け与えたのです。

その家族はとても貧しかったのですが、与える喜び、そして分かち合う喜びに満ちていました。

母親のしたことの意味が分かったのでしょう。

どの子どもの顔にも、きらきらと笑顔が輝いていました。

私たちが互いに愛し合うこと。

自分から先に愛すること。

自分が傷つくまで愛すること。

その素晴らしい価値を、マザー・テレサはこの母親に教えられ、強く励まされたのでした。

マザー・テレサも、まわりの人から愛することを学んできたのです。

『マザー・テレサ 愛の花束』

中井俊已著
PHP研究所より



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