本書の特徴<13大メソッド>
本書は、当研究会により、特定社労士、弁護士、大学教授などの協力を経て、1年の歳月を経て作成されました。
【内容面】においては、「紛争解決手続代理業務試験」の合格者である特定社労士と、「司法試験」の合格者である弁護士のお力添え、さらには、(司法試験員を含め)各種資格試験の委員を務められた労働法の教授・名誉教授のお力添えをいただいております。
また、それらの方々は実務家教員、大学教員という経験豊富な「教えるプロ」でもあります。
「教えるプロ」でもある先生方と共に、議論を重ねて、教育学的な見地から実践的なカリキュラムを組んでおります。
【作業面】においては、「きたで社労士事務所」(本書は、当研究会の共同代表でもある特定社労士で<受験界ナンバー1>の北出塾長に統括プロデュースしていただいております)のみなさんにスタッフに作業を手伝っていただいたほか、プロである「りずさん」「ケミカルさん」に校正作業を担当していただきました。
目指したのは「この本だけは読んでおかなくてはならない」「この本を読んでおけば大丈夫」と言っても過言ではない、そんな一冊です。
本書は、合理的に学習を進めて、合格を勝ち取るための<いろいろな工夫>を施しています。
本編を読み進めていく前に、ぜひ、本書の特徴を知っておいてください。
<メソッド1>
■「この本一冊」で、試験範囲を3周まわせる!!
本書では、チャプターを【体系マスター講座】【基礎マスター講座】【応用マスター講座】の3つに分けて、「この本一冊」で、試験範囲を3周まわせるようになっています。
■【体系マスター講座】で、まず全体像を把握できる!!
「まず、森を見よ」とという言葉があります。
効率重視で受験勉強を展開していくため、全体構造編として【体系マスター講座】を設けています。
【体系マスター講座】では、試験範囲の全体像をつかめるように学習します。
ここでは、まず<1周目>として、簡単に全体像を見渡した後、第1回本試験で出題された過去問(体系問題)を検討してはじめから「ゴール」を意識した学習が出来るようにしています。
<メソッド3>
■【基礎マスター講座】で、基礎をマスターできる!!
【基礎マスター講座】では、比較的簡単な論点を「でる順」に学習します。
ここでは、<2周目>として、基本的な論点を一通り学んでいくと同時に、比較的簡単な本試験過去問(基本問題)を検討していきます。
<メソッド4>
■【応用マスター講座】で、応用をマスターできる!!
【応用マスター講座】では、徐々に難しい論点を「でる順」に学習していきます。
ここでは、<3周目>として、総合的な本試験過去問(応用問題・総合問題)を検討していきます。
<メソッド5>
■「でる順」に、重要なところから学習をしていける!!
合格に必要最小限の範囲を探りながら、効率重視で受験勉強を展開していくため、試験に頻出の分野を「でる順」に学習していける構成を採っています。
<メソッド6>
■条文ごと、論点ごと、の構成でスイスイ読み進められる!!
みなさんが受験されるのは代理権が認められている法律実務家の登用試験です。
本書では、<条文ごとに>、テーマを設定して読み進めることができる構成にしています。
条文に始まり条文に立ち返る。この基本姿勢を身につけてください。条文に関して、まずは本書の範囲を習得することに全力を尽くしてください。不安な方は、余裕があれば、補充していけばよいだけです。
さらに、合格のためには「法的三段論法」を用いて事案を解決する力(事実を法律にあてはめて事案を解決する力)を身につけることが必要になります。
その力を合理的に身につけていただくため、本書では、<論点ごとに>、テーマを設定して読み進めることができる構成にしています。
受験生は、「法律に依拠して紛争を解決できる能力が備わっていること」を、最終的に本試験の当日に答案でアピールできるようになっている必要があります。
そのために本書は、合格に必要な能力を身につけるという「ゴールから逆算」して、<条文ごとに>、<論点ごとに>、カリキュラムを組んでいます。
<メソッド7>
■実践的な論点解説講義がついている!!
本書に掲載されている論点解説講義は、実践的なものとしています。
<倫理問題>についての条文の引用やあてはめの仕方、問題文の設例の読み方を本書の論点解説講義で学んでください。
<メソッド8>
■論証パターンが掲載されている!!
本書は、「合格というゴールからの発想」を意識しました。
また、【論証パターン集(論証ブロック集)】を特定社労士試験の受験界では初めて取り入れています。
特定社労士の本試験について考察を加えると、<質>的には、(現時点では)司法試験レベルの水準までは求められていません。まさに、簡単な裁判やあっせん手続きの仕方を理解していれば合格できる水準です。さらに、頻出論点は限られています。頻出論点を中心に「でる順」に構成したのは、そのためです。
<量>的には、試験には文字数制限があるので、短く上手にまとめなければなりません。
そこで、本書には、文字数制限のある答案用紙に短く上手に論述できるように、論点ごとに論述例として、「論証パターン」(論点ブロック)を多数掲載してあります。
<メソッド9>
■問題演習(過去問演習)が豊富にできる!!
本書では、初期の段階から問題演習をして実践力を強化していきます。
問題演習の素材は、第1回~第10回の本試験過去問の中から良問をセレクトしました。
まずは、本書を読み込んで、本試験のレベルを体感してください。
そのうえで、第11回~最新回の本試験過去問にチャレンジしたい方は、本書の姉妹編である「過去問LIVE解説講義🉀」(特定社労士受験研究会)をお薦めします。
複数の参考答案を比較検討したい方には、「究極の過去問題集」(北出茂著)もお薦めです。
<メソッド10>
■【解説講義】によって、答案を書く力を引き上げる!!
本書では、初期の段階から問題演習をして実践力を強化していきますが、【過去問にチャレンジ】のコーナーでは、【解説講義】によって、皆さんの答案を書く力を引き上げていきます。
<メソッド11>
■【ソクラテスメソッド】によって、考える力を強化する!!
本書における問題演習では、ゼミ方式で、【ソクラテスメソッド(問答法)】を取り入れています。これは、「対策本」としては受験界初の試みです。
過去問を検討するゼミナールでは、実際の過去問を題材に、「考え方」を提示することにより、いかなる問題にも対応できるような実力を養成していきます。
1つの問題に対し結論の異なる複数の解答例が用意されていますので、幅広い検討が可能です。
<メソッド12>
■【論述指導】【答案添削】で、一気に合格レベルまで引き上げる!!
【過去問にチャレンジ】のコーナーでは、【論述指導】【答案添削】によって、一気に皆さんの実力を引き上げていく試みが盛りだくさんです。
本書の最大の特徴として、【論述指導】を行い、「優秀答案」と「検討答案」・「残念答案」とを比較検討し、答案添削していきます。
論述指導ゼミナールでは、ただ単に参考答案を掲載するだけではなく、複数の「優秀答案」と「残念答案」を掲載し、【答案添削】をしていきます。
これにより、どこが良い点で、どこが悪い点かを一緒に考えていけるような構成になっています。同じようにみえる答案のどこで優劣がつくのか、その差異を意識しながら学習してください。
「残念答案」は、受講生がゼミナールに参加する際に宿題として書いてきた答案を題材にしております。初学者や法学未修者が間違えやすいポイントを浮かび上がらせるためです。
多くの受験生が間違えやすいポイントを克服していくことによって、合格が一気に近づいてきます。
みなさんの実力を一気に合格レベルまで引き上げていきます。
<メソッド13>
■内容の正確性・レベルの高さ
本書を読み進める中で、その内容の正確性・レベルの高さを実感していただければと思います。
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