働き方改革とは何か ~破壊された雇用と「改革」に至る歴史~ (働き方ブックス) | 北出茂 大阪・枚方の社労士の働き方ブログ 【三方良し】ブログ

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法律家20年、開業10年のコンサル。働き方、資格、法律などについて語ります。(補助 えみ+あり+まい)

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働き方改革とは何か ~破壊された雇用と「改革」に至る歴史~ (働き方ブックス) Kindle版

北出 茂  (著)  形式: Kindle版

   

 

 本書では「働き方改革」の関連法案についてお話しさせていただきます。
 本書の初版は2019年10月に発行され、幸いにして、多くの読者を得ることができました。
 今回の改訂版(2022年4月発行)では、第二部 「働き方改革」関連法と今後の課題 についての記述を大幅に増補させていただきました。これにより、より実践的な内容になったと自負しております。
 筆者は、「過労死防止大阪センター」事務局長として、NPO法人「働き方ASU‐NET」の常任理事として、として、雇用の問題に関わってきました。
 「過労死防止法」という法律の立法制定者(発案者)の一人でもあり、「働き方改革関連法」に関して政策提言をしてきたグループの一員でもあります。厚生労働省委託事業に関しても協力をしてイベントを開催してきました。
 森岡孝二先生との共著でもある「過労死のない社会を」(岩波書店)、中田進さんとの共著でもある「これでは、お先まっ暗!」(学習の友社)も、ぜひ読んでみてください。
 本書では、「働き方改革」に至るまでの働き方の歴史について述べるとともに、日本人の働き方について、ルポをしています。そして、「働き方改革」の問題点・疑問点について、現場の視点から迫っていきます。テーマは、破壊された雇用と「働き方改革」に至る歴史、そして、これからの課題、です。
 第Ⅰ部(第1章~第6章)では「働き方改革」に至るまでの働き方の歴史について述べます。
 第Ⅱ部(第7章~第15章)では「働き方改革」関連法について検討し、今後の課題について考えていきます。
 第Ⅲ部(第16章~第18章)では「破壊される雇用法制」と題して「働き方改革」の功罪について掘り下げていきます。
 第Ⅳ部(第19章)では、筆者が参加させていただいた労働問題の国際会議での講演録を掲載させていただきました。

 全体では、全Ⅳ部、全19章というかなりのボリュームを持つ本書ではあります。が、各章ごとにテーマを設定してコンパクトに解りやすく読み進めていけるように工夫をしています。
 本書が働き方の問題について一緒に考えていくための一助となれば、筆者にとって望外の幸せです。

 

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