まいど、北田です。
前回に引き続き、今回も投資詐欺に関連したお話です。
覚えていますか、
前回お伝えした巨大詐欺。
まだの方は、こちら
【世界最大の投資詐欺】
この詐欺を一言でいうと、
「資産運用している振りをしてお金を集め続けた。30年間も。」
ただそれだけ。だから仕組みは簡単。
新しい投資家から預かった資金を、古い投資家の配当として支払う。
新しい投資家が増え続ける限りは破綻しない、
自転車操業ファンド!?
しかし、サブプライムショックにより各金融機関が出金要請。
その額、6000億円。
マドフはこの金額を用意出来なかったため、詐欺事件として明るみにでた。
このような自転車操業の事を、
通称【ポンジ・スキーム】と呼ぶ。
日本語訳をすると
「ねずみ講=無限連鎖講」に近い感じ。
*厳密には少し違う。
由来は、
約100年前の天才詐欺師「チャールズ・ポンジ」から来ている。
*ポンジがどんな詐欺をしたか興味がある方は、
Google先生へ伺うこと。
あれから100年経った今でも、巷にはあの手この手と形を変えた「ポンジ・スキーム」が横行してるんです。
僕の所には、色々と投資・運用の提案や相談が来ますが、2~3割くらいはポンジ・スキームです。
で、今回はあなたに「ポンジ・スキーム」を見抜くポイントを伝授します。
それは、、、、
1、高利回りである(30%/年~)
→内に秘めた欲望を煽る。
2、少額から投資可能(数万~数十万)
→これくらいならいいか。と一歩目のハードルが極端に低い。
3、毎月配当(1~10%/月)
→毎月振り込み、じわじわと信用をつける。
4、紹介料が高い(1~5%/月)
→信用が付いた頃に友人紹介の話をして、周りの人を巻き込ませる。
5、信託されていない(イレギュラーな契約)
→間に関係者が何人もいて複雑な契約。なのに何故か、元本保証とを謳う。
以上。
上記、5つのポイントに合致したら、ほぼ100%「ポンジ・スキーム」と思っても間違いありません。
僕が昔にお世話になったやつは、上記3つに該当したポンジ・スキームでした。。。。
そして日本で有名になった詐欺話も、ほとんどポンジ・スキームです。
エビも、和牛も、円天も、植林も、、、、etc
投資詐欺は、
架空の話で金を集め、架空の配当を出し、架空の実績を作る。
で、更に架空の話に尾ひれがつく。
あとは、破滅へ向かって広がってゆくだけ。
結局、欲に目がくらんで、
【預ける】から持ち逃げされるんです。
だから損得ではなく、
【自分に必要なものを選択し、それによる経験を重視すること。】
そして、
唯一、詐欺に遭わない方法は、
【預けない】事です。
そしたら、絶対に無くならない。
無くなりようがない。
厳密には、
【信託されている】所へ預けるということ。
ちゃんと信託されていれば、運用により「減る」ことあっても「無くなる」ことはない。
これは経験した人でないと分からないかも知れません。
だから今は、頭の端にでも置いておいて下さい。
将来、きっと役に立ちますから。
もし友人などから、ポンジらしき話を聞いたら、
「そんなにウマイ話なら、ア○ムやレ○クで借りて自分でやれば??」
と、言いましょう。