全く心が動かない…おかしい…
最低映画として有名な作品だ。
不自然な色合いだけが気になる……しまった…!
総天然色版はのちにカラー彩色されたものだった。
本来はコチラ↓なのだった。
先にカラー版から観てしまった自分のばかばかーである。
モノクロ版で観るとカラー版の500倍良い! ぜひモノクロから。
トンデモSFには夢がある
あらすじは、宇宙人の襲来だ。
未確認飛行物体=UFOの目撃が相次いだ。
時を同じくして、墓場では死者が蘇る。
モノクロの陰影でワクワクが増えるから不思議。
当たり前なのですが、映画というものは映像効果を想定して作られている。
色味がないからこそ漂う不気味さ。
スモークの効果。
時代を感じるクラッシック映像なのにUFOストーリー。
SF+ホラーだが、全員がたどたどしい。
死者が独特な蘇り方。
クセあるのみ。
宇宙人の目的は?という疑問さえ浮かばない。
モノクロの効能をもってしても、さすが、最低評価を総なめしただけはあると唸っていたのだけれど。
ある瞬間、突然、胸がジーンとした。
キャスト&スタッフ
怪奇女優で名を馳せたヴァンパイラことメイラ・ヌルミの腰の細さ! 50センチくらい。まさに怪奇。
元プロレスラーのトー・ジョンソンがデカい。ゾンビ史上イチのガタイだろう。
ミスター吸血鬼のベラ・ルゴシがマントを開くだけで満点。同じシーンばかり使われており不自然に映ったが、撮影期間中にルゴシ氏が亡くなられたことによる工夫であった模様。哀しい。
カラーになると宇宙人のコスチュームも文化祭に見えてしまうが、宇宙人役のダドリー・マンラブが忘れがたい。地球人丸出し俳優である。
監督・脚本・製作エドワード・D・ウッド・Jr.(エド・ウッド)は、今では情熱の映画バカとして愛されている。最高傑作と自認した本作は買い手がつかず、失意の底にあったという。製作の裏側はティム・バートン監督の『エド・ウッド』にきっと詳しい。未見の当方もゼヒ観たいです。
低予算セットの中心で宇宙人が叫ぶ
特撮は創意工夫。
資料映像も使い回しているのではないか。
俳優女優の棒立ち率が高い。
中にはカンペを読んでいる猛者もいる。
墓場やUFOもハンドメイド感でいっぱいだ。
超常現象に満ちており、まるで雑誌『ムー』読者に向けられたよう。
ばかばかー!と叫ぶ宇宙人。
地球人と宇宙人の戦いは、まるで小学生。
1959年の映画である。
そんな時代にコレを…と、呆然となる。
が、核心が分かると同時に、愛が生まれてしまった。
目頭がちょっと熱くなる。
殊に日本人の当方にはぐっと来た。
もう最低だなんて呼べない。
そうか、この映画はそれを伝えたかったのだな。
こんなにもはっきりとテーマを伝えてくれる優しさ。
ティム・バートン監督がのちにエド・ウッド監督を映画化したのは、ワクワクをくれた感謝からだったろう。
星の数ほどある最低映画の中で、エド・ウッド作品にファンが付いている理由。
きっと観たら分かります。(保証はゼロです)
1959年製作/79分/G/アメリカ
原題:Plan 9 from Outer Space
総天然色版:2020年
監督・脚本・製作・編集:エドワード・D・ウッド・Jr./撮影:ウィリアム・C・トンプソン/音楽:ゴードン・ザーラー/出演:ベラ・ルゴシ、トー・ジョンソン、ヴァンパイア、クリスウェル、グレゴリー・ウォルコット、ジョン・ブリッケンジ、ジョアンナ・リー、ダドリー・マンラブ、モナ・マッキノン
※読んでいただいてありがとうございます。情報に誤りがありましたらご一報いただけたら幸いです。
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