その名のイメージとはだいぶ違った「ドラキュラ」が出てくるので、ご注意を。
ドラキュラというよりもモンスターであり、クリーチャー。
暴れまわる様相はもう、極悪。
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ドラキュラの印象を覆すキモ怖モンスター
あらすじは、船の旅である。
ルーマニア発のロンドン行き。
港を出航する船に載せられた、いわくありげな50個の木箱。
船の出航後まもなく、船内で惨劇が巻き起こる。
誰が、何が、災いをもたらしているのか。
予告編で大登場する前提なので触れてしまうのですけれど、犯人は怪物である。
いわゆる吸血鬼ドラキュラとはちょっと違う。
イケメンでもなければ紳士でもなく、エロくもない。
うへえ……と、なる系である。
状態によっては、ゲエェェである。
一生お目にかかりたくないタイプ。
しかも、かなり目立つ。
船員とドラキュラ・ニュータイプの戦いになるのだろうか。
現場は大海原の帆船だ。
スペースに限りがある。
となれば、みんな大好きエイリアン風なのだろうと予測したが、そうでもない。
吸血鬼ならではの雰囲気がある。
船員は嵐に対処するだけでも大変だというのに、モンスターも、である。
気の毒の極みだ。
キャスト&スタッフ
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主役の医師役コーリー・ホーキンズが賢そう。あちこちでお見かけするような……って、『ウォーキング・デッド6』のドレッド・メガネかー! なるほど、良い。
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船長役のリーアム・カニンガムが上手い。佇まいがどこからどう見ても、船長。
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船長の孫役ウッディ・ノーマンの可愛さよ!
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紅一点のアシュリン・フランシオーシは英語・イタリア語・アイルランド語が話せてフランス語とスペイン語もイケる女優とのこと。その語学力、サッカー元日本代表GK川島永嗣に近い。勇ましさも、近い。
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ヴォイチェク航海士が印象深いのだけれど、デビッド・ダストマルチャンだったのか! 『ザ・スーサイド・スクワッド "極″悪党、集結』の水玉ドット男じゃないですか! この人、いつか何かを受賞しそう。
いちおう墨を入れておきましたけれども、予告にも登場するドラキュラ画像↓
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演じるハビエル・ボテットは『MAMA』のママ役でも最高だった。素晴らしい!
ブラム・ストーカーの原作『ドラキュラ 第七章デメテル号船長の航海日誌』を映画化。ザッと読んでみましたところ、確かに本作は記述に忠実な気配。
アンドレ・ウーヴレダル監督は天才の一人。少人数キャストの秀逸さ、中高年を撮らせたらピカイチ。『トロール・ハンター』『ジェーン・ドゥの解剖』は傑作で『スケアリー・ストーリーズ 怖い本』も良作。才能を買われてノルウェーからハリウッドに渡ったものの、特色が薄れてきているような……と、ド素人ババア(当方)が言ってます。
怖さとエンタメを共存させたい
本作は製作にドリームワークス、アンブリン、ユニバーサル・スタジオといったスピルバーグ系の大勢力が顔を揃えていた。
その後ろ盾もあって、大幅にエンタメ化している。
けれど、ウーヴレダル監督の初期作品が好きな者には寂しさもあるというのは、観客のワガママでしょうか。
そう思うと、です。
ユニバーサル・スタジオの巨額予算を得て、スタジオの口出し期を経てもなお、独自の傑作を産み続けたスピルバーグ監督の凄さも実感だ。
実は本作、予告編が良い。
1本の作品のよう。
かなり犯人が露出してくれちゃってる。
チラ見せを超えてくる。
サービス満点である。
そのためか、クライマックスで驚けなかったのも惜しまれた。
血液量は多め。
ご遺体の様相は、さすがのセンス。
そして哀しみに満ちる時間も、格別だ。
私事ながら最近とても感激した、あるアニメのシーンにも似ていて胸熱に。
そもそも、その元ネタも吸血鬼なのだけれど。
さて、本作は続編の余地も残してくれちゃっている。
シリーズ化したら盛り上がる予感がある。
ならば次回は、ゾクゾクの怖さも注入希望でございます。
2023年製作/119分/PG12/アメリカ
原題:The Last Voyage of the Demeter
監督:アンドレ・ウーヴレダル/原作:ブラム・ストーカー/原案・脚本:ブラギ・シャット・Jr./脚本:ステファン・ルツォビツキー、ザック・オルケウィッツ/撮影:トム・スターン/美術:エドワード・トーマス/衣装:カルロ・ポッジョーリ/編集:パトリック・ラースガード/音楽:ベアー・マクレアリー/視覚効果監修:デビッド・リンゲンフェルサー/出演:コーリー・ホーキンズ、アシュリン・フランシオーシ、デビッド・ダストマルチャン、ハビエル・ボテット、ウッディ・ノーマン、ジョン・ジョン・ブリオネス、ステファン・カピチッチ、ニコライ・ニコラエフ、マルティン・フルルンド、クリス・ウォーリー、リーアム・カニンガム
※読んでいただいてありがとうございます。情報に誤りがありましたらご一報いただけたら幸いです。
スクリーン
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