ランペイジ巨獣大乱闘

 

動物巨大化パニック

映画には各種様々なジャンルがあって、それぞれがそれぞれに美しい。

中でも、エンタメ映画におけるサービス精神は崇高だ。と思うのです。

こういう映画を観て、あー面白かった!

自分がそう思える人間で本当に得をしている、と、映画人に心から感謝したい。

 

という前置きは、役にも立たないのでポイーしていただいて。

何が言いたいのかといえば。

このゴリラは最高だ、ということだ。

 

宇宙から始まるパニックストーリーである。

その後に繰り広げられるアクションが非常に盛り上がるので忘れがちだけれども、冒頭の宇宙シーンが良い。

ツカミが完璧。

おお、おおお、これは大変な事態になるやつ!ということが、秒で分かる。

導入として大正解。

 

ある失敗実験により、動物が巨大化するのである。

どんどん大きくなるのである。

ポスターにあるように、数種類のアニマルが大暴れ。

まさに、巨獣大乱闘。

この邦題、そのものズバリで最高ではないか。

 

 

心あるCG映画

おそらく、多くの方が予想する通りの流れかもしれない。

そうなったら大変だと思っていると、そうなる。

メチャクチャになりそう!と危惧していると、想像以上にメッチャクチャになる。

 

けれど、一つの部分で予想が裏切られた。

それが、ハートの部分だ。

当方、その肝心な部分で寝た。

起きてみたら、そのくだりを省略しているためにモヤモヤで終わった。

だから、もう一度観たのです。

 

すると、ああ、なんということでしょう。

面白いでやんの。

不思議なことに、同じようなシーンで眠気が忍び寄って来たのだけれど。

乗り越えてみたら、相当に痛快でやんの。

 

ハートである。

ジ~ンである。

動物愛護精神ばんざい!

 

登場する動物たちは、そこにいるかのよう。

都会の描写は、ほとんどがCGだ。

この技術力…明らかに我々は映画新時代を享受している。ありがとうゴリラ!

 

 

技術面と感情面

CG製作は視覚効果VFXチーム、WETA(ウェタ)デジタルだ。

『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのピーター・ジャクソン監督が作った会社。

猿の惑星』シリーズやアメコミ映画などなど、新次元を見せてくれて感謝あるのみ。

 

ゴリラのジョージを演じたのは、中の人アクターのジェイソン・ライルズ

アルビノ(色素欠乏症)のゴリラを演じるにあたり、数か月、ゴリラを学んだ成果!

この人の愛嬌の滲み出しが目に焼きついて、ゴリラ萌え。

 

ゴリラ博士役のドウェイン・ジョンソン(ロック様)はゴリラと並ぶと、人間そのもの。(語弊あり

字幕と吹き替え版(楠大典)両方で鑑賞した結果、全く違和感がなくて驚く。

 

研究者役のナオミ・ハリスが、表情豊か!

近頃のハリウッドは公平キャスティング運動につき、ヒロインが白人でないことが多い。

オカゲで、魅力的な女優を多く目に出来ている。ばんざい!

 

大人気ドラマ『ウォーキング・デッド』シリーズのニーガン役で当方の心を折りまくったジェフリー・ディーン・モーガンが登場。

どんなに酷いことになるかとブルってしまった。


ブラッド・ペイトン監督は、『カリフォルニア・ダウン』で組んだドウェイン・ジョンソンと再タッグ。

ストーリーも遺伝子説明も、大体で進む。それでいい。それで正解。

ビル群での大乱闘も大迫力。

シン・ゴジラ』を思わせるシーンもあったりして。

まさか、巨獣映画で笑ったり涙ぐむとは思わなかった。親指を立てて、監督を称えたい。

 

 

 

映画 スクリーン(英語字幕版/日本語吹替版)(TOHOフリーパスポート)

 

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『ランペイジ 巨獣大乱闘』
Rampage
2018年・アメリカ
監督:ブラッド・ペイトン
原作:ライアン・イングル
脚本:ライアン・イングル 他
出演キャスト:ドウェイン・ジョンソン、ナオミ・ハリス、マリン・アッカーマン、ジェイク・レイシー、ジョー・マンガニエロ、ジェフリー・ディーン・モーガン、ジェイソン・ライルズ(ジョージ役)
日本語吹替版キャスト:楠大典、本田貴子、深見梨加、高木渉、三宅健太、岩本規夫

 

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