大正父ちゃんの教え「おこづかい」 | 貴照良日

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鑑定歴32年。当初は、熊本中心地のカフェで鑑定。下通り,上通り,新市街に交通センター(現:サクラマチ)のcafeで待ち合わせをして鑑定していた時代。熊本を拠点とし、国内外の方のリモート鑑定も行ってます。鑑定50,000人以上になり、その独自流の統計から「貴照鑑定」を確立

皆さんは、お子様の幼少期ですが・・

 

「おこづかい」をどうされていらっしゃるでしょうか?

貴照鑑定で

「お金を正しく貯める」

「お金を貢ぐ」

「お金を無駄に使う」

「お金で勝負が大好き」

 

それぞれの性質にあった「お金の管理のお勉強」

子どもの時に必要ですね。

 

最初からお金の管理が出来るはずがない。

 

大正とうちゃんは、

 

私が小学校に入る時から「おこづかい」を持たせろ

母に言っていたそうで・・

 

小学生ですと

どのくらいのお小遣いが一般的なのでしょうか?

実は、大正父ちゃん

 

アイスキャンディーを(今は、こんな言い方しないですよね~~笑)

毎日1本買える金額をお小遣いとして渡せ!

と言っていたそうです。

 

当時のアイス1本の値段は

記憶では10円だったような記憶です。

 

なので、お小遣いは10円からスタート

 

そのあとアイスが値上がりして30円

「なんで~~!値段が上がったら買えないじゃん!私のお小遣いで!」

なので、大正父ちゃんに・・

「アイスが買えない!」と訴えると

その日から、お小遣いが10円から30円になって

嬉しくなったことも記憶にあります!笑
 

 

ホームランバー

 

毎日このアイスを買ってもいいし・・・

ちょっと我慢して、

5日間我慢すると30円×5日=150円の物が買える。

 

小学生の時、お財布と計算しながら

何を買おう!って楽しみになって・・・

 

ずっと我慢して、20日間我慢すると

600円のものが買えるんです。

 

当時の実家のお店でコーヒーの価格が60円だったのを

記憶しております。

下記を参照して考えると

1969年だと600円は映画館で映画を見る金額です。

今の時代では映画館・・・1800円ですね。

 

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当時の価格

1963年

大卒初任給(公務員)15.700円 高卒初任給(公務員)11.000円
牛乳:16円 かけそば:40円 ラーメン:50円 喫茶店(コーヒー):60円
銭湯:23円 週刊誌:40円 新聞購読料:450円 映画館:250円

1964年

大卒初任給(公務員)17.100円 高卒初任給(公務員)12.400円
牛乳:18円 かけそば:50円 ラーメン:60円 喫茶店(コーヒー):70円
銭湯:23円 週刊誌:50円 新聞購読料:450円 映画館:300円

1965年

大卒初任給(公務員)19.610円 高卒初任給(公務員)14.440円
牛乳:20円 かけそば:50円 ラーメン:70円 喫茶店(コーヒー):80円
銭湯:28円 週刊誌:50円 新聞購読料:450円 ※10月改訂 新料金580円 映画館:350円

1966年

大卒初任給(公務員)21.600円 高卒初任給(公務員)16.100円
牛乳:20円 かけそば:50円 ラーメン:70円 喫茶店(コーヒー):80円
銭湯:28円 週刊誌:50円 新聞購読料:580円 映画館:400円

1967年

大卒初任給(公務員)23.300円 高卒初任給(公務員)17.300円
牛乳:21円 かけそば:60円 ラーメン:70円 喫茶店(コーヒー):80円
銭湯:28円 週刊誌:60円 新聞購読料:580円 映画館:450円

1968年

大卒初任給(公務員)25.302円 高卒初任給(公務員)18.468円
牛乳:21円 かけそば:70円 ラーメン:75円 喫茶店(コーヒー):80円
銭湯:32円 週刊誌:60円 新聞購読料:580円 ※11月改訂 新料金660円 映画館:500円

1969年

大卒初任給(公務員)27.906円 高卒初任給(公務員)20.204円
牛乳:23円 かけそば:80円 ラーメン:90円 喫茶店(コーヒー):100円
銭湯:35円 週刊誌:70円 新聞購読料:660円 ※11月改訂 新料金750円 映画館:600円

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ご近所さんから、「低学年の子供にお金を持たせすぎ」と

注意もいただいたことも覚えておりますが、

 

大正父ちゃん

「自分で管理することを覚えろ」と。

 

ある日、ずっと我慢して

3000円をお財布に入れて・・・

お友達に自慢していたら・・

 

どこかで「落としてしまった」んです。ガーン泣

 

その時のショックも覚えております。

落とした場所を何度も探して・・大泣き大泣き

 

大正父ちゃん

「自分が悪いんだろう」と一言。

 

私は、落とすぐらいだったら

使っとけばよかった!っと思い、

今度は、毎日30円のアイスを買っていると

 

同じものばっかりで、やっぱり面白くない。

 

時には、お友達におごってあげたのに、

今度は逆に「おごってもらえる」かと思ったら、

お友達は自分だけ。

 

ここでも「損した!」って思って、

お友達に買うのはやめよう!って思ったのも覚えています。

 

幼少時期は、この「ショック療法」の方が

勉強になりますよね~~

 

いろいろとショックがあったから

頭を使うようになったような気がします!

 

大きくなってからだと

お勉強する金額が高くなる。

 

幼稚園~低学年のときだったので、

300円とか500円でとっても勉強になっていました。

 

そのあと、

小学校3年生のころから、

年に2回「お洋服代」をもらうことになりました。

 

春夏・・3000円

秋冬・・3000円

 

バーゲン時期にお金をもらっていたので

(チャーミングセールは楽しかった~~)

出来るだけ安いものを見つけて沢山買うと

偏った買い物で・・・後悔えーんえーん

 

次は、母親と相談して買うものを決めて

買いにいったら・・・

三之谷商店街の叶屋のおばさんが(お洋服屋さん)

これがいいんじゃない?って出してくれたのが

私から見たら「おばさんぽくって」・・・でも

子どもの私は、ハイ!と言って買ってしまった。ゲッソリゲッソリ

 

そこでも「後悔」

 

やぱり、自分の好きなものを買いたいから

知っている定員さんじゃなく、

知らないお店に行こう!って本郷町の商店街へ

 

こうやって・・私は幼稚園時代から

小学校6年生までの間に、「お金について」

ショックや後悔をしながらお勉強させられました。

 

子どもの時に、

ほしいものを見て「買ってもらえるまで駄々をこねる」のは

 

「ほしいものを手に入れる方法を教えてもらえないから」で・・

私は、ほしいものを手に入れるためには?ということを

 

子どもの時に、いろいろな場面で教えてもらってたと思います。

 

「必要になったら言いなさい!」って

お小遣いをあげないでいると・・

 

ほしいといっても買ってもらえないなら・・

手段がわからないから

「盗む」ことをしてしまうかも!

 

私の息子の時には、

どうしても欲しい「トーマスの電車セット」を買うために

上通りの肥後玩具店さんに「予約をしてクリスマスに買います」って

いうことを教え・・・

 

毎週「僕の予約したトーマス・ちゃんとあるかな?」って

確認しに行って、数か月まって購入しました。

 

もちろん、本人のお小遣いだけでは買えないので

待てば・・お母さんが足りない分をクリスマスプレゼントとして

出してあげるよ!って言って・・

 

待つと、お得だし・・手に入るということを学ぶのが狙い!

 

これは、大人になって働いてしっかりお金を貯めてから買うという

習慣を身に付けてもらいたかったんです。

 

ということで、

 

先日のご相談者さまへ

 

上記は、子供だけでなく、

結婚して夫のお小遣いを厳しくし過ぎると・・

お金を手に入れるために借金を覚えてしまうかもですね。

 

必要になったら言って!

その時にあげるから!っていう奥様!

 

ご自身も姑さんが・・お給料を管理することになって(貯金も管理されたとして)

「お嫁さん・・必要になったら私(姑)に言ってくれたら

必要に応じてお金を渡すから・・いつでも言ってね!」って

言われて、必要になったらすぐに言えるでしょうか?

言えないから、実家の親に頼んで借りたりするかもですね。

 

お子様の時代の「お小遣い」は

とってもお勉強になると思います。