大正父ちゃんの教え「自由勉強」 | 貴照良日

貴照良日

鑑定歴32年。当初は、熊本中心地のカフェで鑑定。下通り,上通り,新市街に交通センター(現:サクラマチ)のcafeで待ち合わせをして鑑定していた時代。熊本を拠点とし、国内外の方のリモート鑑定も行ってます。鑑定50,000人以上になり、その独自流の統計から「貴照鑑定」を確立

以前にも、ブログに書いたことがあったのですが、、

 

私が小学生になった時に、初めて「宿題」というものを与えられました。

 

「宿題」

 

どういう意味でしょう?

 

日本の学校教育における「宿題」

文部科学省 学習指導要領
総合的な学習の時間<目標> 横断的・総合的な学習や探究的な学習を通して,自ら課題を見付け,自ら学び,自ら考え,主体的に判断し,よりよく問題を解決する資質や能力を育成するとともに,学び方やものの考え方を身に付け,問題の解決や探究活動に主体的,創造的,協同的に取り組む態度を育て,自己の生き方を考えることができるようにする

 

私の父「大正父ちゃん」

我が家で「宿題」をすることを、「禁止」でした。

 

私は、大正とうちゃんに聞きました。

 

「お父ちゃん、学校では宿題をしてきなさいと言って、

漢字を100文字書かなくっちゃいけないんだって!」

 

すると、大正父ちゃんは

 

「バカな話だなぁ~~!学校の勉強は、学校だけでいいんだよ。

学校から帰ってきたら、学校では学べないことを学ばなくっちゃいけないんだから・・宿題は学校で終わらせてから帰ってこい!!」

 

ということで、我が家では、宿題は家では禁止でした。

 

勉強は学校でしっかり勉強してくればいい。

学校以外でもたくさんの勉強があるのに・・といつも語っておりました。

 

危険なものや、対応の仕方。

大工さんの仕事も、電気配線の事も・・・

砂場では、身体の安定の取り方・・立つときの足の幅など・・

我が息子にも、私幼少の時と同じような教育をしてくれてました。

 

また、母親になった時の為に・・

料理を作れと言うことで、

小学校1年生から、晩御飯は私が担当です。

 

朝は、小学校1年生から家族のお洗濯をしてからでないと

学校に行かせてもらえませんでした。朝の掃除も担当でした。

 

毎日、晩御飯を作るのに・・

夕方帰って来てから、どうやって??何を??作ればよいのか?

宿題の時間なんてありません。メニューをどうやって考えて、仕入れをするのか?

自分で考えなくっちゃいけなかった、小学校1年生。

 

学校以外の勉強が毎日のようにありました。

今、こうやっていろいろなことを考える習慣を作ってくれたのも

 

この「大正父ちゃん」が毎日教えてくれたことが基本になってると思います。

 

そのローラースケートでは、「友達」をつくることも教えてくれました。

「仲間と過ごす」ことも教えてくれました。「仲間の大切さ」も教えてくれました。

そうそう、小学校のクラスの友達は、何人でもこのスケート場に連れてきてよくって

クラスの半数以上のクラスメイトを呼んだこともありました。(支払いは大正父ちゃん)
 

なので、小学校のクラス会に行くと「大正父ちゃん」の話題になります。

 

毎日、大正父ちゃんと遊んで、自由があって・・

その自由から工夫を学び、その自由から夢を持ち始めました。

 

そして、

 

その夢を叶えるために・・・

 

「勉強が必要である」ということに気付いたのが小学校4年生でした。

 

なので、小学校3年生まで・・

勉強も、宿題も・・私には関係ないものと思っておりましたが、

 

小学校4年生から、勉強をして学校に行って、いろいろなことを学びたい!!

 

けど、宿題は禁止のお父ちゃんの教え

 

テスト勉強も自宅では禁止

 

お父ちゃん、宿題もテスト勉強もしないと中学卒業したら高校にいけなくなるよ

 

大正父ちゃんは、

 

「高校に入るためだったら、勉強はするな!!」

 

「勉強は必要と思わなきゃ、お前の頭には入らない。

テストの点を取ったって、理解していなければ、何の意味もない。

頭をよくしたいなら、たくさん考えろ!疑問に気付け!自分から何故?を考えろ!」

 

これが、大正父ちゃんの「教育論」です。

 

つまり・・・

学校に行くために勉強したり、成績を取るのではなく、

勉強していろいろなことを学び、考える力をつけるために勉強することで、その勉強ができるようになれば、学校に行けるということだと、大人になって思いました。

なので、

 

私が母になった時にも、

息子に「宿題した?」「テスト勉強は」と聞いたり、させたりしたことはありません。

 

私も息子も、小学校までの成績はよろしくありませんでした。

 

しかし、中学校2年生くらいから、自分の将来に悩み・・

「このままじゃ・・ヤバい」と親子同じ時期に同じような悩みを持ちました。

 

そう・・

 

勉強や宿題は、文部科学省 学習指導要領にも書かれているように

自ら課題を見付け,自ら学び,自ら考え,主体的に判断し・・・」

と書かれ・・最後にある「自己の生き方を考えることができるようにする」

 

自ら・・・自己の生き方を考えることができるようにするためには、

 

親や先生から強制されて「勉強」「宿題」をするのではなく、

自ら、目的をもつことで、自らがその選択をすること。

 

立派になるとは、

学歴や・高収入を得ることなのでしょうか?

 

私は、相談を受ける仕事をしてきて

感じてきたことが沢山あります。

 

お金持ちさんは、お金を失う怖さや相続の悩みが他者より相談が多く、

学歴を高くお持ちの方は、職業に拘り過ぎて、仕事についても出生できないことに悩み

名のある会社に入り、役職につくことで、業績を上げることで頭がいっぱい。

良い会社に入っても、立派な役職についても・・・

 

最後に残るのは、

家族だったり、

友人だったり、

動物家族だったり・・・

 

大正父ちゃんはとっても厳しい父でした。

けど、

 

いつもそばにいてくれた「大正父ちゃん」

いつも、先の先まで考えてくれていた「大正父ちゃん」

 

家の故障があれば、

家に帰ってくると・・もう修理してある。

 

本当に自由に生きた「大正父ちゃん」

いつも「自然体」だった「大正父ちゃん」

 

その「大正父ちゃん」から教わった・・

 

人生とは・・・

 

私が貴照を「卒業」と書いた理由が・・ここにあります。

 

大切な人を

大切な仲間を

大切な自由な時間を

 

しっかりと、守りたくなったんです。

 

大正父ちゃんのように・・・

 

次は、大正父ちゃんの命日 8月25日に

ブログを書きますね。