幼い時に
父と沢山遊んだ。
思春期になると
その父との距離がとっても遠くなった。
当時、父に嫌われていると感じるほど
目と目が合えば・・
俺の前から消えろ!と言われ・・
父が1階に下りてくれば、
私は2階へ
父が2階へあがってくれば、
私は1階へ
とにかく、同じ空気を吸うことを
許されないような環境でした。
どうにか・・父に好かれたい。
そんな思いで毎日・・毎日を過ごしていました。
13歳から34~35歳くらいまで・・
殆ど会話をしたことがない生活でした。
小学生までの父はいつも・・いつも・・
一緒だったのに・・・
13歳からは、食事も一緒の時間にすることも許されなくなり・・
父との距離が・・孤独を感じるようになりました。
このころ、血のつながりがないから・・
結局はこうやって距離がでてくるのかな~~って・・
なので、実の父に会いたくもなったり・・
でも・・・
私は相談を受けるお仕事をしてきて・・
気付かせてもらったことがあるんです。
私の父のような立場の方の・・
本当の気持ちを・・・
私が子どものまんまだったら・・
ずっと楽しく話せたんだけど・・
私が子供から大人になってきて・・
未来がかかっているから・・
親として
私の背中を押す役割をまっとうしてくれていたんだと言うことを・・・
私の自立のために・・
動物たちの世界と同じように・・・
それは、
私に息子が生まれたときに父から一言!!
「小さい時は沢山遊んでやれ!!
塾なんか行かせるよりも、いろいろと教えてやれ!
中学生になったら・・・
出来るだけ自分から離して自分で考えさせろ!!」って
子どもの不安や失敗に・・
手や口を出さずに見守るって・・とっても大変。
わが子を育てて、見守っている自分は・・
自分との戦いでした。
守るはすぐにできるけど・・
見守るは親の私が絶えなくてはならない。
何事にも前向きに私は乗り越えれてきたのは・・
幼い時に、父がずっとそばにいて・・
どんなことでも乗り越えられる道や方法があることを
教えてくれた経験・・・だと思う。
口を利いて貰えなかった時には気付かなかったけど
今・・
あのころとは全く違うベットの上の父は・・
私と口を利かなかったあの頃・・13歳~の私のことを
話もしていないのに・・知っていた。
いろいろな出来事があったことを・・
語ったことがないのに、知っていた。
中学校の時に付き合ってきた彼氏さんのことも・・
学生時代のアルバイト先のことも・・
就職のことも・・
働いていた会社の上司や仕事の内容も・・・
私は話してきていないのに・・
知っていた。そして・・詳しく覚えていた。
先日、そんな思いで話で時間があっという間。
親なんだな~~!
距離・・
必要に応じた距離・・
大人になった私が・・今度は
父との距離の管理をしなければ・・
父は、迷惑をかけまいと距離を取ろうとする・・
けど、
私は父を最後まで見守りたいので・・
その距離を・・・
管理したいと思います。
娘